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【号外】金利上昇と株安は投機筋のポジション調整で絶好の買い場になる

 4月に入り、日本株市場は、米国の金利上昇や中東問題による米国株安の影響を受け下落に転じた。
 イランによるイスラエル攻撃は、大使館空爆の報復にとどまりそうだが、イスラエルも報復を示唆しており、中東問題を懸念する向きはあるものの、過度に意識する必要はないだろう。イスラエルもイランも全面戦争は避けるとしているからだ。
 ウクライナ問題や中東問題は、米国の政治覇権の終焉を示すイベントであることを意識しないといけない。それは、世界の破滅の入り口ではなく、新たな時代の幕開けである。アメリカを中心としたグローバリズムが終わり、各国が良い意味での自国優先の政治を行う時代に変化してきているということだ。新自由主義的政治・経済システムにより、国内政治が荒廃していた1990年代以降の時代が終わりを告げたということであり、それは政治・経済のリスクが高まっているのではなく、社会が正常化する動きなのである。
 よって中東問題をネタにした投機の売りの持続性は全くないだろう。




【中東問題の本質】

 この中東問題を新たな戦争の火種だとか、第三次世界大戦が起こるとか言っている連中もいるようだ。小学生レベルの歴史認識もないと、このような妄想を抱くのだろうか?
 そもそも二度の世界大戦に繋がったのは何故なのか?瞬時に答えることができるだろうか?

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