【雑記】他人の靴を履く

資料が立て続けに増えると、ブログが書けない村上です。

＠鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
＆資産バランスプロジェクト

さて、最近の移動時間は
「他人の靴を履く」ブレイディみかこ著
を読んでいました。
多様性を考える、多様性の社会になる昨今
とても参考になる話だと思いました！

内容にはなるべく触れず、少しお話してみたいと
思います。
最終的には、経営者にエンパシーは必要かという話まで！

早速いってみましょー

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

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あらすじと買うキッカケ

私の世界とは違う世界がある。
世界は広い。きっとこことは違う世界がある。
いまとは違うオルタナティヴな世界は
あるだろうと信じられるからこそ、
どれだけ状況が過酷であろうと、
そこから脱することは可能だと思えるのだ。
（中略）
想像力が「違う世界」の存在を信じることを
可能にし、それが人の「根元にある楽天性」に
なるとすれば、エンパシーはやはり個人が
自分のために身に着けておくべき能力であり、
生き延びるためのスキルだ。
-本文より-

本の表紙の裏にある、この言葉で
買う事を決めました。

そう、コンサルでも少し気になっていた
「相手を思いやる」ということ。
これが随分人によって違うなぁと・・・

もしや、この本に答えがあるかもしれない
と考えた次第です。

シンパシーとエンパシー

よく聞くような、聞かないようなこの言葉。
著者のブレイディみかこさんは英英辞典で
調べてみたようです。

シンパシー　・誰かをかわいそうだと思う感情。
　　　　　　・同じような意見や関心を持っている人々の間の友情や理解。

エンパシー　・他者の感情や経験などを理解する能力。

なるほど。

エンパシーって能力なんですね！

そして、問題はシンパシー。
同じような意見や関心を持っていないと成り立たない。

能力であるエンパシーは、
能力というだけあって高めることが出来そう！

もうちょっと具体的に

会社で友人が失敗をして。

「自分だったらつらいなぁ」
と思って声をかけることは、
シンパシーですね。

「友人は努力を積み重ねてきたから、
今回は特にツライだろうな」
と思って声をかけることは、
エンパシー。

エンパシーには、「自分だったら」という
考えはいれません。
相手の価値観や人生観に寄り添って、
相手の目線から「何を考えているのか」
「何を感じているのか」を考えることが大切な模様。

ふと思ったのが、昔の彼女に
「俺だったらこういう誕生日が嬉しいだろうな！」
と思うことはシンパシーだったんですね💦

これだけでも、買った価値がある(笑)

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

そして、エンパシーとは共感力のこと。

エンパシーは経営者に必要か？

まず、シンパシーは経営者には
必要ないと考えています。

「自分だったら、こうするな～」
は大体期待外れに終わります。

次に、エンパシー。
これは、日常に必要で決定には必要がない。
先に必要だと思う部分から行きましょう。

相手はどう思うか？
を知ることは、伝え方で重要です。
何より、部下から提供される情報量が
多くなります。
日常的にエンパシーが高い人には
話しやすいものです。

しかし・・・エンパシーが決定に影響を
与えるならば別となります。
例えば、
「Aさんは半年にわたってこの事業を推進している。
しかし、〇か月以上赤字が継続したので撤退する。」
では、いざ撤退をAさんに伝えるには
エンパシーが高い方が良いと思います。

けれど、事業の撤退をAさんをおもんばかって
先延ばしすることはオススメできません。

それは、「Aさんをおもんばかった」と言う理由の
決定の怠慢かもしれませんね。

エンパシーは日常に必要

むしろ、日常でエンパシーは大変必要だと感じています。

例えば、教え魔にはエンパシーを
高めて頂きたいですね。
教え魔は「自分が教えたい」というワガママか、
「自分だったら嬉しい」というシンパシー
の可能性が高いからです。

また、ビジネスでも成果に関わらず
相手がどういう価値観であり、
どういう経験をし、
今どんな感情かをしることは
日常の生活として必要でしょう。

自分は給料が上がることが嬉しくとも、
相手はそれより早く帰ることに価値観を
持っているかもしれません💦

知っているからこそ、
アナタの価値観を理解しています。
しかし、会社として必要だからこういう決断をしたのです。
と伝えることができるのです。

最後に

ふと思ったのですが、
私達は子供のときに

「自分が嫌な事はしない」
「みんなと同じように行動しなさい」
と教わりすぎたのかもしれません。

「相手が嫌な事はしない」
「みなと同じような行動はしない」
であったら、少し多様性が理解できる社会
だったかもしれません。

どちらにせよ、ビジネスでも日常でも
大変勉強になる一冊です！

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

ということで、また(●´ω｀●)

-iheartdogs.com-

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