欧州のラテンの盟主が 人波に揉まれ 柄にもなく騒がしい夏です。
大西洋の向こうで企まれたと思われる 空っぽの三文寸劇や 派手なカオスの濁流が この土地を代表する芳醇な果実であるかのように 無垢で心優しい人たちに受け取られてしまったなら、盟主様 さぞや無念なことでしょう。
最後の最後に 伝家の宝刀 Hymne à l'amour が盟主様の自尊心を救っただろうな と感じましたが
それでも 依然 気落ちしてるように思えたんで
僭越ながら 盟主様の土地に育った柔らかい果実を 思い出のなかから引っ張り出してみました。
学生時代に フランス語専攻の友人経由でやってきた アンテナのこの曲は
ボサノバ風味なのに 母屋を取られる様子なし。
異文化を楽しみつつも それに与さず するりと受け流す
そんなプライド高い普段着の姿を もっとアピールして欲しかったんじゃないのかなぁ なんて
複雑かもしれない胸の内 遠くから お察しします。
< Lyrics / 歌詞 (by Genius.com) >
< DeepL翻訳 >
貧しい魚
哀れな南洋の魚
寒流にもまれる
胡椒とサフランの味
至福
バミューダの三角形に迷い込んだ
白いペチコートを着た賢い少女の
それは動物、奇妙な鳥
南洋からハイジャックされた
香水のような吐息で
バニラとジャスミン
南洋から来た奇妙な鳥
あなたの瞳の氷に捕らわれて
賢明な少女は、南海の太陽に照らされることなく
彼女の血を温めた
銀の鱗の鼓動を聴け
彼は王国のカリフだった
寒流が彼を捕らえている
彼は動物で、奇妙な鳥だ
南の海からハイジャックされた
香水のような吐息で
バニラとジャスミンが混ざり合った
南洋から来た奇妙な鳥
あなたの瞳の氷に捕らわれて
それは動物、奇妙な鳥
南洋からハイジャックされた
香る吐息で
バニラとジャスミンが混ざり合った
賢い娘よ、彼はあなたの難破船について知りたがっている
彼はあなたの海岸を知りたがっている
浜辺の木陰で、千の声がうめく場所を。
そうすれば一緒に休める
海の心が彷徨う場所
それは動物、奇妙な鳥
南の海からハイジャックされた
香ばしい吐息が
バニラとジャスミンが混ざり合った
南の海から来た奇妙な鳥
あなたの目の氷に捕らわれて
あなたの瞳の氷に捕らわれて...
<おまけ>
以下の記事 非常に勉強になりました: