兵士の墓(A Soldier's Grave,Francis Ledwidge)私訳
兵士の墓
さうして風なき真夜中、優しき腕は
ゆつくり彼を運び死への傾斜に降ろす
戦場の、死にゆく嘆きの、苦痛を訴える呼吸の
恐ろしき警報をもう二度と聞かぬやう
花のための柔き大地に
せめて安らかにとわれらは墓を掘る
やがて訪れた春がこの墓を愛らしく飾り
雲雀は巣を作り露で濡らすだらう
原文(A soldier's grave)
Then in the lull of midnight, gentle arms
Lifted him slowly down the