なんでも相談室は、こちらです
先週は、自分の次郎好きを自覚して、暑苦しい投稿をしてしまいました。5選と言っておきながら、書きながらあれもこれもと思い出しては、10選にすれば良かったと思ったりして。やりすぎか(笑)
毎週木曜日に書いている、読んだ本のこと(通称”書もつ”シリーズ)は、ほかのエッセイとは目的を画しており、僕は「この本読んでみて、面白いから」という思いで書いています。
それには、いくつか動機がありまして・・。
以前いた職場には、人生で本を3冊しか読んだことがない、という若者がいたりして、本という定義を改めて疑ってしまうほどの衝撃を受けました。
就活のグループ面接で、最近読んで感銘を受けた本という質問に、「ハリーポッターの・・」と隣の人が答えていて面接官と顔を見合わせてしまったり(ハリーポッターの物語はとても素晴らしいし読み甲斐があるのですが、就活じゃないよね・・と)。
そうそう、本を読むことが、特別なことじゃないよ、とも思うのです。読まなくてもいいし。
さて、先週なかなかに書き込んでしまったので、今回はいつもと違って、子ども向けの本を。
でも、これが侮れない。というか、大人にだっておすすめなのです。ずっと紹介したかった、とても優れた作品です。
こころのふしぎ なぜ? どうして?
なんで「いただきます」って言うの?
こんなことを子どもから聞かれたら、どう答えますか。
この本には、そのヒントが書かれています。実際には答えが書いてあるのですが、それをきっかけにして、親子で考えるというのもやってみたいです。
子どもが疑問に思う、あんなことやこんなことを、とても優しい(易しい)言葉で説明してくれています。
心のこと、家族のこと、・・確かに子どもの時って、「なんで?」と思ってたなぁ・・なんて懐かしくなってしまうくらいに多岐にわたる解説。
近所で行われた古本市で、たまたま見つけた本でしたが、まだまだ子どもが赤ちゃんだったので、予習という建前で読みましたが、とても勉強になりました。
例えば、上の子は正義感が強くて「○○しちゃダメなんだよー」と言うことがあります。それは、家族や友達だけでなく、見知らぬ人にも言ってしまいそうな時がしばしばありました。
そんな時、その本に書かれているのは、「何かダメなことをしている人がいても、決して声に出して注意してはいけない」ということでした。
それはとても偉い行為かも知れないけれど、相手が暴力に訴える人ならば、怖い思いや怪我をするかも知れない。
あるいは、本当にダメなことをしているかは分からない(実は体調が悪くて、優先席に座っているとか)こともある、という解説でした。
なるほど、小さな子どもにもわかりやすいし、視野を広げることのきっかけにもなって、大人用本棚に常駐している数少ない本です。
リンクを貼るためにネットで検索したら、続編があるとのこと・・読みたい。
子どもの疑問に答えるラジオ番組の印象が強くて、相談室というタイトルにしました。幼い子のなんで?という表情がかわいいですね。infocusさんありがとうございました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd