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マラソンの差し入れ考

今週末は、東京マラソン2024が開催されます。出場される皆さん、楽しんできてください。

東京マラソンの醍醐味は、秋葉原や浅草、両国など都内各所を走れること、ゴールが東京駅(付近)など、東京の街を感じられるコースです。

僕は、毎年きちんと申し込みはしていますが、なかなか当選できず、普段のランニングにも力が入りません(言い訳)。

幸いなことに、数年前に当選して走ったこともありました。当時は、都内各地の景色を(苦しみながら)眺めたり、招待選手の速さを間近で観ることができたり、魅力的な差し入れに出会うことになりました。

長い道のり、給水ポイントや給食ポイントがあって、そこには、バナナや梅干し、ゼリー飲料、小さいパン(Yマザキパンの4個入りのアレ)が山積みでした。

さらにあのマラソンを走ったことがある人なら、きっと共感してくれるはず、とにかく沿道の応援がすごい。どこを走っても人がいます。沿道に応援がいるのを当たり前のように感じるかも知れませんが、コース全てに応援する人が立っているのは、ほかの大会ではほとんどないのではないかと思います。

つねに「がんばれー」と言ってくれる人がいて、それは自分に向けてないかも知れないけれど、そんなこと関係ないくらいにその声援の量は膨大です。仮装して走っている人なら「お、マリオがんばれー」などと呼ばれていて楽しそうです。

スタートは都庁前、レインコートやウェアが脱ぎ捨てられていた

そんな沿道からの応援は、声だけではありませんでした。非公式の給食や給水があったりするのです(かの感染症が流行り出す前のことです)。

飴やチョコなどがトレイに載せられて沿道から差し出されているのを手に取って、元気を出すようなことが何度もありました。沿道にあるお店の商品を配っている場所もありました。おせんべいやおまんじゅうなど、お菓子もあれば、コーヒーやワインとチーズなど、マラソンに!?とツッコミたくなるものも。

初めのうちは緊張もあって、あまり沿道を気にする余裕がないのですが、時間が経つと声援を楽しめるというか、わずかな時間でも声を交わすことの楽しさに目覚めて、気になるものがあれば手に取っていました。

苦しい30キロの手前で、カツサンドの”のぼり”を発見し、モグモグ食べながら走ったこともありました。大体、品川が35キロ地点くらいで、そのあたりは食べ物ではなく、エアサロンパスのようなスプレーを持ってる人がとても多くいました。

ランナー受付時、協賛企業のブースを回るともらえる品々

走っている人は、身体は暖かいので、温かいものよりは、冷たいものか常温で食べられるものがよくて、応援する場所がコースの何キロあたりなのかを知っておくと、いいかも知れません。

ペットボトルは持って走るには重く、道路に捨てると危ないです。バームクーヘンやどら焼きは甘くて美味しいのですが、口の中の水分が嘘みたいになくなります。ただでさえ水分が不足しているのに、酸素まで不足してしまう危険すらあります(笑)。さっと飲み切れる、食べ切れるものが良さそう。

飴やチョコは、個包装の形式によっては「両手で剥いて、口に入れる」作業が大変だったりします。汗で滑ったり、かじかんで動かなかったりして、開かないこともあります。包んであるタイプ(両端を持って引っ張って開けるやつ)がいいと思います。

意外と立ち止まって写真が撮れない

また、走っている人は、沿道の人の顔をじっくりと見られないので、特定の人を応援するなら、大きめの紙に名前を書いて掲げるのがおすすめ。

ランナーではないのに、沿道で仮装して目立っている人や、さっきも見たこの人!とコースのあちこちで遭遇する人もいました。沿道にカラフルな着物の集団いるなぁ・・と通り過ぎたら、笑点メンバーだったりしたことも(笑)

ゼッケン番号から走っている位置を調べることは可能ですが、それも正確ではないので、家族とかの場合には事前に「○○にいるね」と確認すると(距離が遠ければ遠いほど)励みになるものかも知れません。僕の場合には、終盤の”品川”に、妻と子と両親が応援に来てくれました。

沿道からの差し入れ・・塩分タブレットや、花粉症用の飴、そんなのもいいかなぁと思いますが、個人的にはコーラの炭酸を抜いたものが、とても美味しかった記憶があります。

ランナーも応援も、長丁場ですね。
どちらも楽しく頑張ってください。

賑やかで明るいサムネイル、infocusさんありがとうございます。実際には苦しいマラソンですが、スタートくらいはこのくらいの明るさで行きたいものです(笑)


#東京マラソン #応援 #思い出


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