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春がくる、僕はいきたい

春が来ると行きたくなる場所があるのです。それも、かなり強烈に。

その場所とは、・・京都。

あのCMのBGMが、聞こえてきそうです。まさに、私のお気に入り

なぜ春になると行きたくなるのかというと、それは“旅の記録”シリーズの始まりに書いた、友人との旅で見た圧倒的な桜の景色が忘れられなかったから。

もしお時間が許せば、どうか、まずはその記事を読んでください。

あの旅以来、僕は春になると京都に行きたくなるのです。実際に、転職してからは結婚するまで、毎年のように行っていました。

京都に行ったら泊まる宿は、いつも同じところにしています。名だたるホテルや旅館を擁する京都で、僕が選んでいるのは「清水ユースホステル」。・・そう、ユースホステルです。

旅好きの方なら、すぐにわかると思いますが、世界中にネットワークのあるユースホステル。京都にもいくつかありますが、清水ユースは立地が最高なのです。(個人の感想です)

ざっくりした場所としては、清水坂の途中。坂から少し入った路地の裏にあり、とても静かなのです。建物はオーナーの実家であった町屋をリノベーションしており、雰囲気よし。ってか、最高です。

僕がいちばん好きなポイントは、清水寺に近い、ということです。たぶん徒歩1分とかだと思います。

泊まる理由は、翌朝にあります。

早起きして、清水寺に直行できるのです。清水寺は、かなり早くから開いているので、起きて顔洗って、さっと参拝できるのです。

澄んだ空気が迎えてくれる、静謐な場所。
足元の木の感触と、眼前に広がる山の景色に、今ここの自分を感じる。
誰もいない、清水の舞台に、行ったことがありますか。
~ ♪ BGM ♪ ~

・・なんてね。

景色もいいし、とても静かだし、街が目覚めていく感じが眺められます。

ただし、音羽の滝には「必ず」先客がいて、沢山のポリボトルに水を汲んでいます。・・それは、まぁいいのです(笑)

清水寺を後にして、三年坂を下っていくと、前田珈琲というカフェがあって(斜向かいに、イノダコーヒーがあったような・・)、そこでいつも朝食を食べています。

1日の旅の予定を立てたり、食べたいものを探索したりする時間をのんびり過ごせます。・・という朝を過ごすために、僕はいつも同じ宿なのです。

東日本大震災があった年も、世間では自粛ムードではありましたが、京都に行きました。いく先々で挨拶のように確認されたのは「避難されている方ですか?」でした。

何度も同じことを聞かれて分かったのは、観光客かどうかの確認でした。きっと観光だけれど、避難者だったら申し訳ない・・そんな気持ちが、避難者「でない」ことを確認する、そのための言葉になったのでしょう。

「いいえ」と、答えるとホッとしたように表情が緩み、「どちらからですか?」と会話が進みました。

さきのユースホステルのオーナーが、震災のその日に来ていた外国人旅行者の動揺を教えてくれました。東京に行くプランも何もキャンセルして、関空から母国へ帰ったと言うのです。

命がなければ、旅もできませんからね。

この話を書きながら、避難が一時ではなく、ずっとずっと続いている方も多くいるのかも知れないと、気がつきました。旅先にも、観光ではない、ほんとうの意味の旅を続けている人がいるのかも知れません・・。

サムネイルは今春の景色。空の青と、桜の濃いピンクが映えますね・・さすがinfocus📷さん!ありがとうございます。

#旅 #ひとり旅 #京都 #清水寺 #定番

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