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短所が長所になるって、こういうことだよね

何度も書きたくなるくらい、楽しい時間でした。それは、”100文字の世界”の話。(ちょっと長いです)

「100文字で書かれた記事」

noteは言わずもがな、様々な発表形態があるものの、文章に限って言えば、そこそこ書いている記事が多い気がします。それは字数にして1,000文字くらい。

ひとつのことをしっかり観察して、考察して、自らの考えをまとめるには、そのくらいの文字数が必要だし、読み手としてもいくばくかの過程は欲しいものです。

逆に、つぶやきのような機能をつかって、Twitterのような投稿も出来るようにはなっていますが、普段文章を書いて投稿する人の多くは、つぶやきは選択肢としては格下のように考えているのではないかと思うのです。決してそんなことないのですが、自分の投稿に関しては、じっさい僕もそう思っています。

すでに、企画としては終了してしまいましたが、僕はこの企画の開催期間、毎日のように投稿を重ねていました。

その数9。

文字数にして900文字(タイトルは除く)は、ひとつの記事だとしたら、一般的です。

短い文章・・は、noteにとっては短所なのかも知れません。でも、短いことが決められているとき、堂々と投稿できることに気がつきました。

それは、普段から不安にさえなっている長さとの決別であり、短さとの出会いでした。

短くていい、ではなく、短いがいい。

自分でもまとめておきたい気持ちもあるし、誰かに読んでもらいたい気持ちもあります。

ただ、投稿の中にリンクを引用すると、読みにくいのです。ながーい記事になりますが、ひとつひとつコピペしてみます。投稿順にどうぞ。

「なんて言うの?」

3歳でも、いや、うちの子だからこそ、

お礼するときは、かならず言葉にしてほしい。

ほら、レジのお姉さんからお菓子を渡してもらったよね。

ほら、なんて言うの?

ね、ちゃんと言えるよね?

うれしいときは?


おかえり!

「まよい」

僕は、ガラスケースの前に立って、

逡巡していた。

そんなに好きなら、ちゃんと言えばいい。

声に出さなきゃ伝わらない。

さっきから

真剣に僕を見つめてくれている君に伝えたい。


あの、

モンブラン、ひとつお願いします。

「ちこく」

ここの花は、少し遅いかな。

君を待ちながら、桜をひとりで眺める。

僕と違って、朝が弱い君。

待ち合わせ場所で待つのは、いつも僕。

スマホが鳴る。

ごめん!ちょっと遅れる!


満開の花に会えるのは、もう少し遅れそう。

「歓迎光臨」

2歳児と横浜中華街へ

子連れ、おすすめ、で検索してトップ

キッズルーム、おむつ替えスペース完備

親切な店員さんと、子ども用食器も有

多くの親子連れで賑う店内

完璧だ

この店を選んで良かった

なに食べたい?


おみそしる

「あいさつは、相手を察するために」

役割から、その人に。

退職者の挨拶は、素が出るから好き。

仕事から離れ、その人が組織をどんなものとして捉えていたか垣間見える。

後輩への感謝だったり、仕事への冗談だったり。

やり切った表情は、やっぱり明るい。

「かわいい哲学者」

パパー!
チューリップのおうた、うたってあげよっか?

いいねー、お願いします。

(♪みなさんもご一緒に)

さいた さいた 

チューリップのはなが

ならんだ ならんだ 

あか しろ きいろ

どのはなみても

きれいだが


が?

「リアルクローズ」

このふくがいいー!

 あれ?お父さん、保育園で誰か着てたの見たよ。

だって、すきないろなんだもん、かってよー!

 お友達と、かぶっちゃうけど、本当にいい?

おとうさん、ふくは、かぶるものじゃないよ!きるものだよ!

「記念写真」

僕と妻、下の子がこちらを向いている。

左右が歪んで、ピントも少し甘い。

4人家族なのに、上の子がいない、1枚の写真。

もちろん、みんなその場にいた。

  おっきなカメラでとりたい!


写真には、撮った人は、写らない。

「待っていると伝えたい」

忙しいから、顔を出せないのかも。

作品はよく知ってるけど、顔も本名も知らない。

鮮やかで軽やかな旅の描写。

待っている人は、きっと僕以外にもいる。

ひょっとしたら、”100文字”で会えるかなと思っていたんだ。

*  *  *  *  *

タイトルは数えずに、本文だけで100文字。我ながら、いろいろ書けました。ふっと思い出した記憶を書いたり、景色を見ながら考えたり。

子の名言という視点と、創作したものと。どうしてもモンブランのことは書きたかったので、創作しました。

最後の作品は、主催者のおひとりへ向けて。たぶんお互いに知っているだろうと思って、あるクリエイターさんのことを書きました。僕を師匠と呼んでくれたその方が、この頃更新がないから心配しています。心配というか、創作への期待というか。

企画に参加するだけでなく、みなさんの作品も、素晴らしくて。noteの記事は、読み始めてから長さが分かるものが多いので、時間が心配ですが、100字と決まっているなら、安心して読めます。というか、安心するほどの時間がかかりません。

それぞれの視点、温度、そして結末は、作り手の個性だよなぁと思います。短いからこそ、濃い個性が感じられるものが多くて、面白いなぁと心の中で呟いてしまいます。

マガジンを貼り付けておきます。僕も、まだまだ読んでない作品が・・。

素敵な企画を、ありがとうございました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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