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おしゃべりという名の雑談力

こんにちは、もなかです。

わたしは広告の制作ディレクターを6年、広告の営業を9年勤めています。

ディレクター時代は取材をして記事を書き、営業職の現在はクライアントのニーズを探り企画を提案するという仕事です。

どちらも雑談を通して情報収集をすることが重要。

最近では「ビジネスマンは雑談力を磨け」と言われるようになりましたが、わたしも良い仕事をするには雑談力が大きな影響力を発揮していると感じます。

で、ここで気になったのが、女性がする雑談は「おしゃべり」と言われてしまうこと。

たしかに、うるさいと捉えられる会話もあります。

でも長時間をラリーを続けられる雑談力、会話をしなら情報交換をするコミュニケーション力はビジネスで生かせるスキルなのでは?と思うのです。

今回は「おしゃべり」とされている雑談力を、どうしたら仕事で生かせるのかについて考えていきます。

仕事中のおしゃべりがNGとされる理由

  • 業務に関係のない話が長時間続くから

  • 業務の手が止まるから

  • 話し声が耳障りで、他の人の邪魔になるから

社内で静かにデスクワークをしたい人にとっては、おしゃべりしている人が鬱陶しく感じますよね。

たしかにうるさいんです…。
わたしも喋りすぎているときは注意されます(誠意を込めて反省&謝罪します)。

ですが、それでも積極的におしゃべりを多用しています。

耳障りなほどにうるさくしていまうのは問題ですが、おしゃべり自体が問題ではないと考えているからです。

おしゃべりが仕事にいい影響をあたえる時

部署が違うから話したことがない…という人いませんか?

しかし横のつながりがあることのメリットは大きいです。

わたしが感じているメリットをご紹介します。

  • 新規案件のチーム体制がすばやく整う

  • 営業部ではできないような誌面サンプルの制作など、営業資料作成に協力してもらえる

  • 制作サイド視点の意見や情報がもらえる

  • 制作つながりのクライアントを営業に連携してもらえる

  • 本音の意見をぶつけやすい

個人の力では入手できない情報や、一人では手に負えない作業も、日ごろからコミュニケーションをとっていることによって難なく進められるようになります。

営業と制作は相容れないとはよく言いますが、そんなことはありません。

立場の違いによって意見が対立することはありますが、互いの人柄や考え方を理解しあっていると、相手の意見を突っぱねることなく冷静な議論をすることができます。

得意分野が異なる人と仲間になれるといった感覚です。

これは自分の仕事の幅を広げるのに大きな力となります。

おしゃべりが良好なコミュニケーションに変わる条件

女性だけで会話していると「おしゃべり」と言われてしまうことが多い。

ですが、ここに男性が加わることで話す内容に変化が生まれ、一遍してコミュニケーションと言われるようになります。

一昔前に「女子会男子」という言葉が流行りましたが、まさにこの効果なのかなと思います。

※女子会男子…女子会に一人混じっている男子のこと

女子会男子のメリットは男性視点の意見が入ること。

会話の行き詰まりやマウンティング対決を緩和してくれたり、時には疑問や意見によって新しい会話が生まれたりすることが、生産性のある充実した時間を作り出してくれます。

職場でも同じではないでしょうか。

女性だけでは気の使いあいで本音が語れない空気だったところに、男性が加わることで生産的な話し合いに変化します。

そして「おしゃべり」にあった耳障りな会話は、立派な情報交換の場に変わります。

社内の多様性を進めるはじめの一歩

女性の雑談力を「おしゃべり」として片づけるにいはもったいない。

これまで企業は男性中心で進めてきた結果、雑談力が磨かれず社内コミュニケーションがおろそかになり、今さら雑談力の重要性が説かれた書籍がたくさん出版されているのだと思います。

「おしゃべり」と称されて軽視されてきた女性の雑談力と結束力を企業に取り入れていくことで、会話による生産力がUPするのではないでしょうか。

女子高の団結力、ママ友の情報網など、マイナスな方向に発揮されるととても厄介ですが、プラスに働いたときの強さは計り知れません。

ここから学べることはとても多いはずです。

雑談力は書籍でも学べますが、相槌・共感・寄り添った意見・配慮を駆使した永遠に続くおしゃべりから雑談の本質を見て取れると思います

雑談のマナー

社内でもおしゃべり賛成派の発言をしてきましたが、最低限のマナーを守る必要はあります。

  1. 声のボリュームを気をつける

  2. 長時間話さない

  3. 悪口・陰口はNG

  4. 声かけるときは相手の状況確認と意思確認

社内には集中して業務に取り組んでいる人がいることを忘れてはいけません。

声をかけるにしても、集中して作業しているかどうか様子を見ることと、「今少し話してもいいですか?」と聞くことは心がけるようにしましょう。
(わたしも肝に銘じます)

おわりに

一昔前の会社といえば、漫画「サザエさん」に出てくる波平さんのような方を中心に回っていました。

波平さんというと、寡黙で余計なことはしゃべらず、子供たちがおしゃべりしていると「静かにしなさい!」と叱るキャラクターです。

しかし現代では雑談力は重要とされ、コミュニケーションの中からイノベーションが生まれると言われています。

企業で働く女性も増えました。

これまでとは違う新しい働き方、新しく評価されるスキルへと変化が進んでいくのだろうと考える日々です。

わたしはこのおしゃべりスキルを磨いて、仕事に生かしていこうと思います。

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