find me 短編小説

 美花は下校中、怪人を見てしまった。

 神奈川県の髭海市は山を中心として静かでとてもうるさい。バイクが昼夜問わず走っている。バイクはお父さんも乗ってるから嫌いじゃなかったけどこんだけうるさいと流石に鬱陶しい。バイクばっかのこの街で怪人はライダーに激写された。激写された怪人は背は小学四年生の私とあまり変わらない。百四十センチくらいの小さな体だけど皮膚はティラノザウルスのようで顔面はブルドックだった。気持ち悪いけどなんにも危害を与えないからライダーになめられていた。ライダー達は三人組で昔は悪かったけど、今は頑張ってるいい親父です感がある日焼けした人達だった。ライダーは仮面ライダーじゃなくてバイクにのるライダーだ。綺麗事と理想論ではなくロマンチストなライダーだ。バイクに乗って男のロマンだとかいう自分が大好きなライダーさん。顔面ブルドックの怪人は「辞めてください」と怯えながらも相手をイラつかせないように平謝りしていた。怪人なのに腰が低くかった事がロマンチスターの自尊心を喜ばした。そして、ただ写真を撮られるだけからもっと酷くなっていった。ライダー達は怪人をいじめだした。ブルドックの顔面を思いっきり殴っていた。三人から殴られた顔は緑色に腫れていた。一人がそろそろ行くかと言ってバイクに乗って何処かに走って行った。怪人は泣いていて助けを求めているけど仮面ライダーやってこないし来たとしても助けない。この子はヒーローをまっていて小学生の私は安全な所から見ている一般人c。

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