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パティシエが考えるコピーライティングについて ~コンテストのPR文の書き方~前編

最近こんな本を読みました。

広告についての基本的な考えから応用まで書かれていて、面白さのあまりすぐに読み終わりました。

2種類のコピー

まず、学んだのはカテゴリーコピーと商品コピーについて。 

カテゴリーコピーとは、「水」「コーヒー」「タブレット」などの広い範囲のものを紹介すること。ここを紹介しても意味ありません。

商品コピーとは、「南アルプスの天然水」「セブンカフェのコーヒー」「Apple社のiPad」といった商品の具体的な情報、競合商品との違いがわかる紹介のこと。

モノとヒトとの新しい関係に気づかせてあげる言葉。
価値が最大化されるように商品を「定義付け」するもの。

まずタグラインを決める

キャッチフレーズとタグラインの違いも分かりやすく書かれていました。

タグラインとはモノトヒトとの関係を創る、企業や商品の価値を最大化する

キャッチフレーズとはターゲットの関心をキャッチすること、タグラインに関心を持たせるために興味を引くためのコピーのこと。

広告コピーを考えるには

商品の具体的な情報、競合商品との違い(USP▶ユニークセーリングプロポジション、競合優位性)を考えること。
商品を買ってくれる可能性があるターゲットを考えること。

タルト1グランプリに活かす

タルト1グランプリというパティシエのコンテストが毎年行われています。

シンプルに言うと、日本の素材を活かして美味しいタルトを作った人の勝ちというもの。

予選としてタルトの写真とレシピ、それに加えてタルトのPR文の提出が必要です。
予選を通れば初めて試食してもらえる。

なので味は抜群に美味しくても写真だったり、PR文が全然魅力的でなければ予選を通過することができません。

この記事では前述の本を読んで学んだことを活かして、「タルト1グランプリのPR文をしっかり考える」について書いていこうと思っています。

そこで「タルト」という広い範囲を指すカテゴリーコピーではなく、「私が考えるこのタルト」という個に注目した広告コピーを考えていきます。
 
また、タグラインとしてタルトの分かりやすい特徴を、キャッチフレーズとして目に止まるような文言を考えたいと思っています。

まずは、広告コピーの考え方である競合商品との違いを見つけないといけません。
なのでライバル(競合商品)を歴代のグランプリのタルトと設定して、「私が考えるこのタルト」のUSPを見つけたいと思います。


歴代のタルトはこちら⬇

と言いたい所ですが、長くなりそうなのでこの続きは後編で!







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