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フランスからコロナの現状報告(3/26)

今日のコロナ報告。29155人の症状が報告され、13904人が入院しています。3375人の重症の方達が集中治療を受けていて、34%は60歳未満です。そして今日は16歳の少女がコロナで亡くなり、前日と比べたら365人の死者が出ていて、合計で1696人の方が亡くなられています。

何だか、とりあえずここフランスにいていろいろ思うところがあり書き始めたことではありますが、数字で可視化するととても重い数字ですよね。

本当に人って、自分ごとにならないとリアルに感じることは出来ないものだと思うんです。別に批判的な意味はまるでなくて、どんな人だって喉元にナイフを突きつけられて血が出ていないと氏の恐怖を感じられないと思うんです。

人っていうか、今の日本の人たちですね。これって、私が好きな伊坂幸太郎さんとかも小説の中でよく書かれていて、だから危機感をもて!とそんな話ではないんです。ただそういうものだよね、っていう理解ですね。

なので、今の日本の人たちが漠然と他の国を見ていてやばいと分かっているにもかかわらず普通の生活を過ごす。っていうのは当たり前だと思うんです。

私もきっと今日本にいたら確実にそうなっていた自信があります。

ただ、今私はフランスにいてニュースでは毎日のようにコロナで死んでしまう人や人で溢れている病院の動画を見ている。これはたまたまかもしれませんが、もしかしたら明日は自分に降りかかってきてしまうかもしれない未来を見ているようで心穏やかにはいられないわけですよね。

スペインやイタリアでもどんどん人が亡くなっている。

特に今マドリードでは医療機が足りず政府も物を派遣してくれずに死なせてしまう患者がたくさんいると泣きながら訴える医師の方がいる。そして、イタリアでも頼むから家にいてくれと訴える市長や医師たちで溢れている。

ここまでされて無責任に家を出ているおバカさんは何を考えているのかと思わずにもいられません。

何故かフランスでは世界中のSOSをニュースで発信している気がして、今まで見たこともない国のニュースも見ることが出来るんです。これも日本では得ることのできない物の一つかもしれませんね。

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今日は本当に天気が良かったんです。

今フランスでは夜の8時になるとみんなベランダから拍手して医療従事者に敬意を示すんですが、ここからは誰も出てきている様子が見れなくて音しか聞こえないんです。少し寂しいですよね。

ちなみに、今のフランスはピークを4月5日〜8日ごろだと予想しているようです。

そして、今日はパリの警察官が亡くなられたようです。彼は先週から入院していたようですが、ついに亡くなられた感じですね。何というか、警察官の方達は完全に最前線で働いているので、感染する確率も多いでしょうね。

本当に一刻も早くこの事態が収束することを願いばかりです。

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