志望理由は己の中から掘り返せ
自己紹介noteで終わらなかった。
よかった。
どの趣味もあまり続かないことに定評がある百山だが、今日は比較的穏やかな一日で、夕食に思い付きで作った鯖ペペロンチーノもどきがそこそこ美味しかったのでご機嫌なのであった。
あまりリアルでは話せないが語りたいことが渦巻いているものの、それをアウトプットして形を整えるのは、なかなかに骨が折れる。
こと就職活動や転職活動においては、アウトプットが求められる。
一番厄介なのが、志望理由。
なぜなら、一回作れば使い回しが効く自己PRと違って、奴らは企業ごとに考えなければならない。
就活生時代は履歴書やエントリシートを前にして、2時間唸っていたこともあった。
前回のnoteの通り、落ちに落ちていた私は大スランプに陥っていて、受験企業のHPを3周しても何も生まれてはこなかった。
しかし、この度の転職活動での志望理由に費やした時間は平均30分。実に75%の効率化である。報奨金をくれ。
実は、志望理由を書くのはそんなに難しいことではないのだ。
だって、「その仕事やってみたいな」って思った理由を書けばいいだけなんだもの。
あっ、やめて。石を投げないで。
でも、端的に言えばそういうことなのだ。
求人サイトの案件に片っ端から応募してる人はあまりいないのではないだろうか。(もしあなたがそういう人だったら、また別の大きな問題があるので、ひとまずこの記事は閉じていいです)
応募しなかった求人と応募した求人。
①何が違うのかを考えてみる。
ブルーカラーかホワイトカラーか。大企業か中小企業か。固定休かシフト休か。営業か事務か。
②なんで他方ではなくて、こちらがいいのかを考えてみる。
③何に興味を持ったのか考えてみる。
業界か。商材か。業務内容か。企業理念か。福利厚生か。
④なんで興味を持ったのか考えてみる。
……あれ、もう書けそうじゃない??
「私は②の理由から、①の仕事を志望しております。今回御社の求人を拝見し、④の点で③に興味を持ちました。ぜひこの業務に挑戦させていただきたく思います。」
ほら、それっぽいものができた。
あとは、この文章をイイカンジに整えれば完成である。ネットで見ず知らずの他人の志望理由を丸パクするより、よっぽど熱意を込めて話せそうじゃないか。
「それなりの条件で働けりゃ何でもいいよ〜」って内心思っている人も、無意識のうちに選択をしている。自分の内なる声に耳を傾けて、それを言語化すればいいのだ。それは立派な応募理由なのだから。
言語化する方法は門外漢のため、適切な専門家を訪ねていただきたい。
ちなみに、面接官の立場からすれば
ぶっちゃけ志望理由の内容はあんまり重視していない。(個人の感想)
みんな一生懸命考えてるのにすまねえ。
なぜなら、他所の人が弊社のことを真に理解できているとは思ってないからだ。特に新卒の志望理由はみんな打ち合わせしてるのかと聞きたくなるぐらい似たようなことを言う。
じゃあなぜ志望理由を聞くのかというと、
あなたが何に興味を持って、何を大事に考えているのかを知る手がかりを得たいからだ。
志望理由には別に正解も不正解もない。もし勘違いしてるようなことがあれば、「うちの会社はこうなんだけど大丈夫?」ってすり合わせる。だから安心してぶつけてきてほしい。
ただし。
・条件の話しかしない人
・「なんとなく」「スカウトが来たので」とか言う人
・そもそも見当違いなことを言ってる人
はあかんで!!??
これは内容の話のようでそれ以前の問題。同じスペックなら仕事に情熱持ってやってくれそうな人の方が万倍いいし、やる気を疑うし、なぜか志望理由にはその人の理解力が如実に映し出されるのである。
思い出してほしい。面接官も人だということを。
「俺のどこが好き?」って聞いて
「金」とか「別にないけど、最初に告ってきたから付き合ってる」とか「数学強くて研究者なところ♡(俺は文系)」とか言われたら
萎えるやろ!!??
応募するのも人。選考するのも人。そういうことである。
以上。皆様もよい就活転職活動ライフを。
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