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『異邦人』。

昔から感じていることなのだが、私はどうも周りと合わない。
ずっと周囲の人との隔たりを感じて生きてきた。
それは凄く孤独だし、孤独は好きでもあると同時に辛いことでもある。
みんなに共感できないし、共感してもらえないことが多い。

そうするといつも私が変なんだなと思うんだけど、私からするとみんなの方が変なのだ。でもきっと少数な方が変ということになる。

昨日カミュの『異邦人』を読み終えた。
主人公の彼は日々を淡々と生きている。
どんなことにも無感情のようにも見える。
ただ心理描写はとても美しく、決して何も感じてないわけではない。
でもそれがどこか人とズレていたり、感覚を共感してもらえない故に、最終的にはある事件を起こし死刑になってしまう。

私は物事を大袈裟に捉えたりするのが苦手だし、みんなが盛り上がっていることに盛り上がれない。お葬式でも泣かない。
冷淡なのかもしれない。でも人のことを愛しているし、大事にしたいと思っている。でもそれと同時に、自分と他人との距離を感じる。

人によっても感覚が全く違うから、捉え方も全く異なる。

とりあえず『異邦人』がとてもとても面白かった。


今日はお昼なので、こんにちは。














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