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選択と抽選のゲーム

選択と抽選のゲーム。

「麻雀ってどんなゲーム?」

この問いに本質的な言葉を用意するとすれば、選択と抽選のゲームというに表現が一番しっくりきます。(選択と抽選は鈴木たろうプロの言葉です)

自分が出来るのは
向かうのか、下りるのか、何切るか、何鳴くか、リーチするかしないか。
選択だけ

最善の選択して、抽選を受ける。そんなゲームです。

今日は、麻雀愛を仕事への共通点と絡めて書いていきます。

ずっと麻雀のことは書きたいと思っていて、きっかけはこんなツイートから

人生を麻雀に例えたツイート。

麻雀の面白いところの1つは、理不尽で不条理なところだったりします。
抽選の確率は誰にでも平等ですが、どの出目が出るかは常にランダム。

先日、子供麻雀のインタビューでも子供の雀士が麻雀の好きなところを「理不尽なところ」と答えてスタジオで大絶賛されていました。

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ところで、僕は多井隆晴というプロが好きです。
雀力(麻雀の力)でいったらトップクラス中のトップクラス。
もし宇宙人が地球に攻めてきて地球の滅亡をかけて麻雀で勝負をすることになったとしたら地球人代表になるのはきっと多井プロ。多井プロが宇宙人に負けても「多井プロなら仕方ない」と諦めがつくぐらい強いプロ。

そんな多井プロでも毎回勝てないのが麻雀です。

配牌が悪かったり、相手に大きな手が入っていたり、親の大三元に打ってしまったり。毎回トップを取れるわけではありません。

牌効率や牌理のような基礎は当たり前に完璧で、
対人戦術や人読み山読み、ありとあらゆる手を尽くして準備して、
最善の選択をミスなくこなし続けても抽選に負けることが多々あります。

しかも1戦だけでなく連続でラスを引いてしまうことも。

ただ、多井プロはトータルで見ると勝ち越している。
しかも大事なところで勝つ。

これが麻雀における『強さ』です。

仕事と非常に似ていると感じます。

コントロールできるのは選択だけ。

その結果、誰に会えるかどんな仕事が出来るかは全部抽選です。

痺れます。

間違った選択でも確率の偏りに乗って偶然大きな成果になることもあれば、
正しい選択でも確率の偏りから全く成果が出ないこともあります。

ただ、トータルで勝ち続けるためには正しい選択をする必要があります。

「人事を尽くして天命を待つ」好きな言葉です。

ただ1つ麻雀と仕事で大きく違う点は、

小坂さんも書いていましたが、仕事の抽選回数は決まっていないこと

麻雀は限られた自摸の中で勝負をしなければなりませんが(そこが面白さではあるが)、仕事の選択は起きている時間ならいくらでも可能。

どんなに酷い配牌が配られても、やることを明確にして役満に仕上げることはできます。(ぐちゃぐちゃの配牌から役満に仕上げた近藤プロ)

短期的にはどうにかなっても、運だけではいつか負けます。

麻雀も仕事も一緒だと思っています。

成果がすぐに出なくても、トータルで勝ち越す。

僕は特性的にも出自的にも、十三不塔に近いバラバラの配牌が配られていますが、

勉強して実力付けていきます!

選択の質を高めて抽選を受け続けた先に、素晴らしい未来があることを信じています。

この本、めちゃくちゃ面白いです。麻雀打つ人はぜひ。

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