スラムドッグ＄ミリオネア的仕事論～創傷処理とデブリードマンの質問から～
スラムドッグ＄ミリオネアという2009年のアカデミー賞を受賞している映画があります。
日本でもお馴染みのTVのクイズ番組に出場し、史上最高額まであと1問と迫った青年。彼のスラムで育った過酷にして波瀾万丈の生い立ちを、クイズ番組に巧みに織り込みながら、スリリングかつ躍動感いっぱいに描いていく。
スラム出身の青年ジャマールが、普通では絶対に解けない難解な四択のクイズを次々に正解していく映画です。
彼が正解できた理由は、出された問題が偶然にも少年が過去にくぐってきた修羅場で経験済だったから、という話。
ダニーボイル監督なので、映像が良くも悪くもスタイリッシュで、スピード感があってテンポが良い映画です。
余談ですが、トレインスポッティングも超おしゃれで面白い。チビTに憧れました。
スラムドック＄ミリオネアは、仕事と大きな共通点があります。
仕事で受ける質問は、ミリオネアのクイズと同じです。
正確に答えられなければ、そこで仕事はおしまい。
後から調べることも出来ますが、その場で応えられるに越したことはありません。
実際に、色んな質問をお客様から頂きます。
今日頂いた質問は、
「手術給付金の対象外って何がありますか？創傷処理とデブリードマンって何ですか？」
という質問。
正解は、
創傷処理は、目の上を切ったりしたときに縫合する手術のように、切り傷を縫合する手術。
デブリードマンは、床ずれなどで壊死した細胞や傷口の異物を取り除く手術。
もちろん答えることができましたが、それは以前同じ質問をもらっていたからでした。
ただ当時は上手に答えられず「とにかく創傷処理とデブリードマンというのがあって・・・」と曖昧な説明をしてしまいました。
とても情けない思いから調べたのを覚えています。
過去に聞かれたことや自分で調べていて引っかかったことがあった時に、ひと手間かけて調べておくか調べておかないかで、将来の結果が大きく変わります。
こんなことは仕事をする中で非常に多いです。
仕事歴が長くなれば長くなるほど、即答できることが増えていく必要があると思っています。
過去の自分のおかげでパシッと答えられた時に、いつもスラムドッグミリオネアを思い出して、面談のあとにあの音楽が流れるのです。
何がヒントになるか分からないので、色んなことに興味を持ち続け、仕事をしていきたいものです。
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