資金計画6つの係数
「FPの資格試験の中で日常生活に役に立つ知識ベスト5を上げなさい」
と、もし聞かれたら、必ず入ってくる知識の1つが6つの係数です。
この係数を知っているだけで、色んな利率の計算が簡単にできるようになります。
最後にCFPの問題を貼っておきますので、興味のある方は係数を用いてチャレンジしてみてください。
1、終価係数
現在の金額を複利で運用した場合の一定期間後の金額を求める場合に用いる係数。
例えば、
100万円を年利2%で10年運用したときの最終的な金額は?
を求めることができる係数です。
こちらのサイトで計算できます。
2、現価係数
一定期間後に一定金額に達成するために、必要な元本を求める場合に用いる係数
例えば、
年利2%で10年後に200万円を用意するためには、元本がいくら必要?
を求めることができる係数です。
3、年金終価係数
毎年一定額を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める場合に用いる係数
例えば、
年利2%で毎年40万円を20年間積み立てた場合の金額はいくらか?
を求めることができる係数です。
つみたてNISAの20年後の金額を知りたい方はこれを参考に計算できます。
ただ、年利が何%で動くかは読めませんので、あくまで過去の実績がそのままいったとしたら、で考えてみてください!
4、減債基金係数
一定期間後に一定金額を用意するための毎月の積立額を計算するための係数
例えば、
年利2%で5年後に100万用意するためには、毎年いくらの積立が必要か
を求められるようになります。
5、資本回収係数
現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算するための係数
例えば、
1,000万円を年利2%で運用しながら20年間で取り崩した場合の受け取り金額はいくらか?
を求められるようになります。
6、年金原価係数
将来の一定期間にわたって、一定額を受け取るために必要な元本を計算するための係数
例えば、
20年間にわたって60万ずつ受け取りたい。年利2%で運用しながら受け取る場合に、必要な元本はいくらか?
を求められるようになります。
まとめ
FP業をする際には、これらの数字を駆使して必要な金額の目安や老後の資金を計算していきます。
因みに、それぞれの係数が分かるとこんな問題を解けるようになります。
複数の係数を組み合わせて解いていくことになります。
ここまでくるとかなり専門的です。
もっとFPがプロの仕事と認知されるように、こういった発信もしていきたいと思います!
興味のある方は、ご自身でもぜひ計算してみたり、専門家に依頼したいと思ったら、TwitterのDMでお待ちしています!
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