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【IVS LaunchPad 2022】5位になったのでエントリーから終わってからまで振り返ってみる!

株式会社ジェイタマズの小池桃太郎です。

2022年7月6日~8日に沖縄県那覇市でIVS2022 NAHAが開催されました。
IVSと言えば、IVS LaunchPadですが、スタートアップのM-1大会と言われるだけあって、ものすごいスタートアップが出場し、色々と反響がありました。

ジェイタマズはありがたいことにIVS2022 LaunchPad NAHAに出場させていただき、5位に入賞することができました。
本当にありがとうございます。
ということで、今後IVSに出られる方の為に、今回の経験を少しでも共有できればと思っています。

ピッチ大会に出る意味はあるのか?

ピッチ大会には出るべきなのか?

「ピッチ大会には出るべきなのか?」はよくスタートアップで語られている話題ですが、個人的には「自社の方針次第」だと思っています。
それでも、ジェイタマズは「OPTEMOでピッチ大会へ積極的に出る」という方針で考えていたので、ピッチ大会にエントリーしました。
結果的に、B Dash Camp、TechCrunch、IVS LaunchPadのファイナリストに選出いただきました(スタートアップ4大大会の内、3つ出ることができました)。
残るICCについては、機を見て出れるよう頑張ろうと思っています。

他にも、Chatwork Collab Pitch(Chatwork社主催のピッチイベント)やUPGRADE with TOKYO(東京都主催)のファイナリストにも選出いただきました。

なぜジェイタマズはピッチへ積極的に出ていたかというと、理由は3つあります。

1.ピボットしたからこそ、手応えと改善を知るため

ジェイタマズは2020年7月創業ですが、最初の1年間は別事業をしていました。新卒採用に関する事業を行っており、現在のOPTEMOへピボットしたのは2021年8月でした。ピボットしたOPTEMOですが、インサイドセールスの現場へのヒアリングや実際にお客様へ提案したりしながら「手応え」をつかんでいました。現場に刺さるということはわかる一方、ピボットしたからこそ「将来性も含めた手応え」をつかみたいと思っていました。
ピボットしてプロダクト自体も日に日にブラッシュアップされていきましたが、改善のためには「声」をたくさん聞く必要がありました。
ということでピッチ大会へエントリーし、VCや様々なお客様と話をする中で手応えと改善を図ろうと考えました。

B Dash Campへ出場させていただきましたが、反響が非常に大きく、かつ潜在的な課題や改善、プロダクトの方向性も解像度を上げることができました。ピッチ大会には様々な起業家、ユーザーとなる顧客企業、投資家が参加しており、そこでの反響や声を聞くことでプロダクトとしてブラッシュアップすることができています。
そういった意味で、ジェイタマズはピッチ大会へ出て行こうという考えでした。

2.認知と信用のため

(特に大型のピッチイベントは)ピッチ大会に出ると認知と信用を獲得することができます。B Dash CampやTechCrunch、IVSなど主要大会へ出場すると、認知度を得ることができます。スタートアップの大会だからこそ、スタートアップ界隈には非常に効果的で、大企業にとってはあまり知られていないケースもありますが、それでも「2020年創業のベンチャー企業」だけでなく、「こういった大会に出場したベンチャー企業」となると、信用を得やすいなと思っています。実際、色々な大会へ出場させていただいた後は、最初の商談も色々スムーズになっているなと実感しています。
ステルスで進める方向性の場合はピッチ大会に出ないかもしれませんが、ジェイタマズは「新しいWEB体験」を社会実装する必要があるビジネスとなるため、ガンガン行った方が得策かなと思っています。
B Dash Camp、TechCrunch、IVSの後はやっぱり問い合わせも多く、「IVSで見て良いなと思っていたんです」というお声をいただくことが多いです。

ちなみに、社内のメンバーのためにもピッチ大会は効果的かなと思います。私自身もそうですが、家族や友人は「ジェイタマズってなんの会社?大丈夫?」の想いを解消することがなかなか難しいです。でも、ピッチ大会に出て、その事実ができると、理解してもらいやすいです。

ピッチ大会によってはピッチ動画をYoutubeなどに公開してくれますが、すごく嬉しいです。そこで理解を深めていただくことも多く、個人的にはピッチ大会がアーカイブとして残るのは非常に有難いです。

IVSのピッチ

TechCrunch Tokyo 2021のピッチ

Chatwork Collab Pitchのピッチ
https://vimeo.com/704018048/ce4620ed8c#t=21m23s


3.投資家・起業家とのリレーション構築・維持のため

大きいピッチ大会の場合、色々な投資家と話をすることができます。特にIVSでは5位に入賞することができたため、色々な投資家の方からご連絡いただくことが多いです。本当に有難いです。VCやCVCとの接点を作るためには色々苦労がありますが、ピッチ大会を通じて最初の接点ができると、ファイナンスの際に動きやすくなります。そういった意味でピッチ大会は非常に大きい存在だなと感じています。
スタートアップであれば資本政策があると思いますが、そのタイミングに合わせてピッチ大会をチャンスの場にするのは効果的だなと感じています。
また、既に接点がある投資家とのリレーションを維持するためにもいいと思っています。
IVSでも色々な投資家とお話させていただきましたが、ネットワーキングなどでも以前お話した投資家の方とじっくり話すことができて、本当に有難い時間となりました。

もう1つ、起業家との関係構築のためにもいいなと思っています。小池自身はスタートアップと関係ないキャリアからスタートアップを立ち上げたため、「スタートアップ界隈の知り合い」が本当にいませんでした。。。
でも、B Dash Camp、TechCrunch、IVSと出場させていただくことで、多くの仲間ができました。(すごく嬉しい!)
ピッチ大会当日はライバルですが、ピッチ大会が終わればお互いに切磋琢磨する同士という感覚を(勝手に)持っています。むしろ、ジェイタマズは大体のピッチ大会で「一番アーリー側」であることが多いため、みんなに追いつけるように頑張ろうとモチベーションが上がります。
ファイナリスト同士で飲みに行ったり、個別で一緒に飲みに行ったり、別の大会同士の仲間で一緒に飲みに行ったり、、、本当にありがとうございます。
スタートアップ仲間ができると、色々な情報がタイムリーに入ってくるので、色々と勉強させてもらっています。今までは調べる方法がGoogle先生しかいませんでしたが、今は色々な相談相手がいるので、生の情報を入手できる環境はありがたいと感じています。

IVS LaunchPadで5位に入賞するまでにやったこと

IVS LaunchPadへ出場するまで

IVS2022にジェイタマズは出場させていただきましたが、正直”早い”と感じていました。今回のIVSの次か、次の次に出場できるよう頑張ろうと思っていましたが、想像以上に早く出場できました。
IVS2021 Nasuをyoutubeで見ていたので、「このレベルの人達、ヤバっ!」と思っていました。優勝したSHEさんや全ての方のピッチをめちゃくちゃ見ました。そこからピッチを分解して、逆算すると、「我々にはまだ早い」と感じていました。
それでも、Headlineの林さんに「エントリーしましょう!」と背中を押していただき、エントリーさせていただきました。
流れ的には

  1. 書類審査

  2. ピッチ審査①

  3. ピッチ審査②

でした。
書類審査はGoogleフォームでしたが、色々と入力する項目があります。このあたりはこれまでのピッチ大会の時に使っていた項目をうまく使いながら登録しました。

ピッチ審査①ですが、審査というよりは「ピッチのアドバイス会」に近いなという印象でした。プロダクト自体へのQAや見せ方、こういう部分を変えたほうが良いなど色々とアドバイスをいただきました。
「さすがに通らないかなぁ」と思っていた分、いただいたアドバイスは本当に有難いです。実際、審査会でいただいたアドバイスによって、プレゼンの仕方自体がブラッシュアップできたと思っています。
特に、IVSは「デモ重視」という傾向があるため、デモ画面をどう見せれば伝わるのか、アドバイスに感謝です。

そこからピッチ審査②が後日開催されましたが、それまでの日々の方がハラハラしていました。笑
というのも、私のスタンスは、「いただいたアドバイスはまず実践してみる」なので、全部を反映させるのがとにかく大変でした。笑
特に大変だったのが、「デモ画面で実際のお客様のWEBサイトを使って説明する」でした。というのも、WEBサイトを借りるというのが非常に大変!!
ユーザベースさんにWEBサイトをお借りしましたが、本当に、本当に感謝です!!!千葉CEO、そして嶋田風さん、本当にありがとうございます!!
ユーザベースさんなしでは出場すら叶わなかったなと感じています。

ということでピッチ審査②では90%のアドバイスを反映させていたため、ピッチ審査②も「こういう風に見せたらより良くなる」という伝え方の細かい部分などをディスカッションさせていただきました。すごく有難いです。

さて、出場が決まると、プレイベントの開催、SNSでの告知、煽り動画の撮影、ピッチを出場者同士がアドバイスする会がありました。
そうして当日を迎えることになりますが、今振り返ると下記を準備していた方がいいかなと思っています。

  • エントリーフォームへの項目準備
    →あとで準備しようと思うと、結構てこずりました

  • ピッチ用の動画編集ができる環境
    →動画を細かく修正することもあるので、外注している場合は要注意
    →画面のレコーディングはCyberlink Screen Recorderを使って、動画はAdobe Premiere Proを使っていました。

  • SNSで告知できるよう、SNSアカウントを育てておく
    →SNSが弱いと告知しても弱いです笑。小池は今でもSNSが弱いですが、もっとやっておけばよかったと思っています(TwitterとFacebook)

  • 煽り動画のための場所(借りることできます)
    →ジェイタマズはオフィスの背景が・・・・

IVSイベント当日

IVSはウェルカムパーティー含めて3日間でした。LaunchPadは最終日のラストに開催されるため、それまでは正直、全く心が落ち着きませんでした笑
実際の会場で念入りなリハーサルをさせていただけるため、会場の雰囲気や実際のピッチのイメージはかなりつかむことができました。

リハーサルでの出場者の様子です。これが満席と思うと凄いな・・・

改めて、IVSを運営してくださった皆さんには本当に感謝です。めちゃくちゃすごいイベントでした。

LaunchPadまでのIVSの過ごし方は人それぞれですが、小心者の小池はホテルでいっぱい練習していました。6分の規定で、時間を過ぎるとビタっと切られてしまうため、「5回連続で5分57秒ピッタリ」となるまで練習していました(ブザーが鳴る前に終わりたかったので、3秒早めに終えようと思っていました)。それでも当日は緊張しすぎて、だいぶ早く終わっちゃいました(反省です)。

IVS当日もそうですが、終わった後のネットワーキングも含めて色々とあいさつさせていただきました。色々な出会いがあり本当に有難いです。
ボッチでふらふらしていた小池に声をかけてくださり、一緒に色々話をさせてもらったkivaの野尻さんに感謝です。

ということで、IVS当日で用意しておくべきは下記だなと思っています。

  • 名刺はいっぱい持っていった方がいい

  • とにかく練習、とにかく練習

  • ピッチのスライドを動画にして、スマホに動画をいれておく
    →会場ではPCを持ってフラフラしにくいので、スマホに6分の動画を入れておけば、スマホを見ながらブツブツ言って練習できます

  • とにかく練習、やり切った思っても練習


IVSのあと

IVSの後は多くのお問い合わせをいただくことができます。本当に感謝です。それでも、IVSの会場でご挨拶させていただいた方にはちゃんと連絡をしたほうが絶対良いです。
小池は船井流の親身法で育ったこともあり、サンクスメールを1人1人変えて送っていますが、ちゃんとやることが大事だなと思っています(さすがに手紙を全員に送ることはできませんでした。)

スタートアップの起業家であれば大丈夫だと思いますが、facebookやTwitterのアカウントはちゃんとしておいた方がいいと思っています。
ファイナンスを予定している場合は、ファイナンス関連の資料は送れる準備をしておいた方がいいと思っています。みんなやっていると思いますが、コピペすれば全ての資料を送れる状況にしておいて損はないです。

個人的には、起業家仲間になりたいので、ファイナリスト同士で仲良くなる機会は終わった後に連絡したほうが良いと思っています。
今度、ノボルバさんがIVSお疲れ様会を兼ねた交流会をしてくれるということで、東京にいるファイナリストとまた会えるの楽しみです。
あと、3大会連続でピッチ大会が一緒だったパートナーサクセスの永田さんと今度ご一緒させていただくのも楽しみです!(やっとご一緒したいということができた!)


IVSを振り返って

IVSはすごく良いイベントです!

個人的にはIVSに出て、本当に良かったです。関わってくださった全ての方へ感謝です。
既存のお客様からも「IVSで5位おめでとうございます!」とおっしゃっていただくことも多く、大変ありがたいです。
もっとお客様へ貢献できるよう頑張り、良い会社を作っていきたいと思っています!
7月から1人、8月から1人、それぞれ新しいメンバーがジョインしたジェイタマズです。入っていただいたメンバーには本当に感謝です。
まだまだこれから、ガンガン爆速で行きたいと思います。
「日本の商習慣を変える」へこれからもチャレンジし続けます!

引き続きご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ジェイタマズは積極的に採用しています!!

ジェイタマズでは全方位で採用に力を入れています!エンジニアはもちろんですが、ビジネスサイドも募集しています!
話を聞いてみるだけでもOKなので、カジュアルに是非お話させていただけると嬉しいです!

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