日本と欧米の筋トレ文化の違い
筋トレ好きが高じて、みなさんにも筋トレの良さを伝えたいので、今日から数日は筋トレについての記事を書いていこうと思う。私の簡単な筋トレ履歴書は途中ブランクはあったものの、ジムでのトレーニング歴約4年。有酸素運動は苦手なのでウェイトトレーニングがメイン。食べることが好きなのと、食に対して罪悪感を持たないために筋トレをしている永年の増量期だが、ここ最近はボディコンテストにも興味が出始めたので、日本帰国後は減量に挑戦してみようかなと考え中。
本日の投稿は日本と欧米の筋トレ文化の違い。日本のフィットネス人口は人口の約3%。他国と比べて、圧倒的に低い。ちなみに私の住むカナダは約15%。この数値は「お金を払って、ジムに契約している人」の割合なので、自重トレやランニング・ウォーキングなど日頃から運動をしている人は換算されていない。そのため実際のフィットネス人口は多少異なるが、私はジムで筋トレをする人に視点を置きたいのでこの数値を参考にする。日本にも海外にもフィットネスセンターはたくさんあるのにも関わらず、なぜこんなに差があるのか。私の思う筋トレ、鍛える文化の違いを述べていく。
健康意識
日本は国からの医療保険制度が充実していたり、古来からの健康的な食文化もあることから健康寿命が長い。病気になれば、すぐに病院へ行って治療ができる。日頃からの食生活も和食・一汁三菜などに沿った食事を摂れば、比較的健康的な食事と言えるだろう。また、日本は自転車や徒歩といった日常生活の中で身体を動かす習慣あるので、特別に運動時間を組み込まなければいけないほど運動不足ではない。反面、欧米では日本とは全て真逆の文化と言ってもいい。医療制度は充実しておらず、少しでも病気にかかれば大きな出費になる。食文化も肉や旬に沿わない一部の偏った野菜のみ、サラダなどの体を冷やす食べ物も多く、日本のような体に優しい食文化ではない。加えて良質なたんぱく質、栄養も持つ魚を嫌う人も多い。そして土地の広さから車社会のため、歩くことも自転車に乗ることもほぼなく、1日の運動量は非常に低い。運動不足の回避、病気にかからないためなど日本人より人一倍健康には気をつけなければいけない環境で暮らしている。そういった理由から1日のどこかに運動をする時間を設けなければいけないので、フィットネス人口が多いのではないかと考えた。
仕事・時間の使い方
日本と欧米の働き方は非常に異なる。端的に言えば、日本人にはジムに行く時間がない。朝から晩まで働き詰め、残業ないし会食等で帰宅は夜中になることも頻繁だ。義務ではないが、日本人特有の同調的な性格から「やらざるを得ない」という所から自分の時間よりも仕事や付き合いの時間を優先してしまうことが多い。しかし欧米人の働き方は日本とは全く異なる。年棒制によるトータルでの評価を求められることから、毎日の勤務時間は決められてない。また個人のスキルがあればあるほど、お金も時間にもゆとりができ、その分自分の時間に充てることができる。そして個々で自分への優先度が高く、公私混同しないので他人と比較することもなく、自分の人生やライフスタイルの向上にフォーカスしている。そのため、自分磨きといった点で体を鍛えるためにジムに通っている人が多い。
手頃さ
日本でジムに通うとなると、1ヶ月あたりの出費が平均7000円程。しかし、欧米では1ヶ月約2000円〜でジムを使うことができる。この差は非常に大きい。なぜなら日本人は節約思考かつ普段から徒歩や自転車などで欧米人よりも運動していることから「大金払ってまで行くほどではないだろう」と考える人も多い。海外では街中をウォーキングするだけでも危険に遭うエリアもあることから、安全面を買うためにジムを利用している人も多いだろう。そして、欧米ではサプリメントショップが至る所にあり、普段利用する近所のスーパーでも必ずサプリメントコーナーがあるのだ。また常駐で専門家がいるので、いつでもどこでもサプリメントの相談ができる。日本では基本的にネット通販でしか買えないことが多く、そして店頭に置いているサプリメントは個人的にあまりオススメしない(D○Cとか・・・)。また健康的な食文化を持つことから、サプリメントの必要性を感じない人も多い。もちろん生の食べ物から摂ることが最適だが、現代の体格や生活では食べ物のみで全てを補えないのでサプリメント摂取の推奨をしたいところだが、まだまだ浸透はしていない。=安価で通えるジムがあったり、外出すればすぐにサプリメントが買える環境にある欧米よりも日本は手頃ではなく、ハードルが高い。
以上のことから、元々健康的に過ごすことができる日本人だからこそジムに行く必要がないため、フィットネス人口も低いのかなと感じた。そして日本独自のライフスタイルによって、欧米と比べて健康意識も薄い気がした。日本は健康寿命が世界1とは言えども、世界有数の農薬などの化学物質・加工食品などの添加物使用により人間の体内汚染は進行している。かつ少子高齢化などによる、老老介護や介護関連の人手不足も問題視されている。今一度自分の健康を見直し、今だけの元気ではなく一生涯の元気を得るために、欧米人のように1日の何処かに運動を取り入れ、より健康的な食事や足りない栄養はサプリメントで補うなど自分の体を労ってほしい。
桃田さん。より
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