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【初心者向け】ペットの地震予知~主人の命を助ける5種類の動物たち

■はじめに

この記事は、主にペットを飼っている方々で、地震前兆現象について詳しい知識がなくても理解できるように、初心者向けに執筆している。

私は、地震前兆現象の研究家として、探求三昧ブログやTOCANAや書籍などで執筆しているが、地震の前兆現象の中で、特に地震の前に動物たちが見せる異常行動について力を入れて研究している。

このnoteでは、それらのうちで、特にみなさんの身近にいるペットを中心として、動物によってどのような行動を取るのかを紹介する。

主に初心者向けとして書くために、地震前兆研究家やライターとして活動していてる私が書くものをいつも読んでくださる方々にとっては、そんなこと既に知っていたということが多くなるかもしれない。

有料コンテンツの購入を検討される方は、その点に注意してください。
また、ここで取り上げているイヌ、ネコ、ハムスター、リス、ウサギの動物については、より詳しい記事をペットごとに個別に書いていく予定だ。

■このnoteで取り上げる動物たち

このnote では、日本で飼っている人が多い、身近にいるペット…イヌ、ネコ、ハムスター、リス、ウサギに絞って紹介する。

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【写真】地震予知ハムスター「ちび子」生後1カ月頃に購入

■なぜ動物は騒ぐのか?

まず、個々の動物種について解説する前に、そもそも動物がなぜ地震の前触れを感知できるのか?
それは、日本でこの分野の先駆者だった大阪大学名誉教授の故・池谷元伺氏の説が参考になる。

地震発生前には、地下で起こる岩石破壊によって、電磁波が発生します。
それが地上に伝わり、電磁波に敏感な動物たちがそれを感知して、異常な行動を取るのだと考えられています。

動物のそのような行動を研究する、麻布大学獣医学部の太田光明教授が、ある実験を行った。
イヌが地震前の電磁波に反応するかどうかを確かめるため、これまで約300匹に対して電磁波を使った実験を行った。

その結果、すべてのイヌのうちの10匹中1匹の割合で、電磁波に対する感受性があるらしいという結果が出た。

やはり、地震の前に発生する電磁波を感じ取って、何かしら異常な行動を取るイヌが、少ないけれども存在するらしいことがわかってきたのだ。

■『前兆証言1519!』

1995年の阪神・淡路大震災の時には、地震発生前に様々な前兆現象が発生していた。
それを、弘原海(わだつみ)清という科学者がマスコミを通じて呼びかけた結果、1500件もの投書が寄せられた。

それらの情報は、後に『前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分』という書籍としてまとられている。

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それらの報告のうち、分類された1711件で、「獣類」に分けられた報告が、2割ほどの324件あった。
それほど、動物が示した前兆現象の行動は多かったのだ。

その「獣類」のうち、イヌは35%の113件、ネコは25%の81件となり、やはりイヌとネコは人間の身近にいるだけに、何かしら異常な行動をとっていたペットがよく目についたのだ。

以下に、5種類のペットたちが大地震の発生前に見せた異常行動を、動物ごとに紹介する。

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