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どうか今のあなたを愛してあげてください。

Q.学生時代のいじめの後遺症について。

ご相談者:20代/男性

はじめまして。現在20代後半のものです。
youtubeの方で動画を拝見させていただき、ご連絡いたしました。

私は中学高校時代のいじめの経験からうつ病、社会不安障害を患い、仕事については辞めてを繰り返す生活をしています。大人になった今でも自信が持てずにいじめのトラウマを思い出しては治療を続けています。

経緯:小さい頃は活発で小学生までは外で遊ぶのが大好きな性格でした。ただ、集団行動に苦手な所もあり、一対一の人付き合いが多く、泣き虫な所もあり繊細な性格だったと思います。
中学生にあがってからサッカー部に所属していたのですが、部活内で3年間いじめにあっていました。内容は暴力、暴言の数々です。
明確に書くと、容姿に対する誹謗中傷(顔が大きい、気持ち悪い)、ボールの的にされる、髪を抜かれる、髪を掴まれて地面にたたきつけられる、掃除用ロッカーに閉じ込められる、黒板けしクリーナーで制服を汚される、顔が気持ち悪いからと顔にテーピングをぐるぐる巻きにされる、金銭の要求、トイレに連れ込まれ、水をかけられる、デッキブラシをこすり付けられる、指を踏まれ骨折、体をつねられる、お前は馬鹿だから努力しても無駄、部活の遠征中に重い荷物を持たされる、等、暴力的な事から学校の掲示板に悪口を書かれる等の誹謗中傷にもあっていました。
高校時代も似たようなイジメにあい、それから同世代が怖くなってしまいました。当時は逃げる選択をせず、頑張って耐えていれば報われると思い必死に学校に通いました。親にも相談できませんでした。今思うと恐怖に負けた自分が情けないです。昔のようにやんちゃで人を笑わせるひょうきんな性格だったのが段々と笑顔がなくなっていったのが自分でもわかってくるようになりました。

ただただ恐怖心に怯えながらいじめ加害者を見返してやろうという思いがあり、勉強で見返そうと思ってもうつ病だったみたいで全然成績が上がらず、自分のやりたい事でもない大学に進学。
大学生活は楽しく過ごしたいと思い、自分なりに積極的に友人を作ったのですが、心が開けない無意識に怖さがあり、自分を取り繕っている感じがして自然に過ごせない感じがしていました。
そんな生活をして一人暮らしをしていたら体調が悪くなり、近くの精神科に通い、20歳でうつ病が発覚しました。どんなに頑張って努力しても無駄な感じがして辛いです。自己肯定感が沸かない感じがあり生きづらいです。

現在の状況;現在は仕事にはついておらず、月に一度トラウマ専門(EMDR)のカウンセリング、通院をしています。それ以外は引きこもりがちな生活を送っていますが最近は就労支援に通おうかと検討しています。ただ、仕事は続かないのが不安です。

今後の思い;少しずつですが社会と繋がり、自信をもって生きれたらなとおもってます。今は同世代に不安を感じ、集団行動が怖いのでそういった人付き合いに対する不安がなくなればいいなと思っています。
あと、学生時代に容姿を馬鹿にされてから醜形恐怖症に悩まされ自分の姿が気持ち悪く見えてしまうので、そういった醜形恐怖を克服し、堂々とした生活を送れたらと思っています。
<悩み辞典>

A.大切なのは、あなたのこれからの長い人生ですから。

こんにちは。いじめ被害で裁判勝訴、
PTSDサバイバー
(回復者)の百世です。

本当にたいへんな目にあってこられましたね
いじめの状況を読ませていただいただけで、胸がえぐられるようです。

あなたにいじめをした人たちは、呪われますよ!
神様は必ず見ています。
たとえ彼らが幸せそうに見えても、こんなことした時点で犯罪者ですから。


さて。大切なのは、あなたの人生です。
PTSDの苦しさ、体がいうことをきかない症状は、私も知っています。

でも、これからの長い人生を
いじめに苦しむことに使っては、もったいない。


幸せになりましょう。
見返さなくていいんです。
見返そうと思うと、彼らと比較したり、世間体のいい結果を追ってしまいます。

幸せはそんなところにはありません。
勝手に、幸せになりましょう!

日々の小さなこと、風が気持ちよかったとか、
小さな花が道に咲いてたとか、今日は散歩ができたとか。

自分の足りないところを責めてはいけません。
それは、自分に対するダメ出しです。

コンビニに買い物に行くだけでも、
「夜の外出ができた。次は別のコンビニに寄ってみようかな」と、
自分を認めてあげてください。


私は父親の虐待があって、年上の男性が苦手です。
父親と似た人がいると、緊張してこわばる自分がわかるほど。

でも、「苦手を克服」しようと思っても、限界があると思うんですよ。
体の反応はどうしようもないですもん。

だから、年上の人たちとは基本、接しないことにしました。
私は年下の人たちとつきあっていけばいい。

つまり、苦手じゃないものの方に目を向ける。
そっちが「自分の範疇」で「得意」だって、勝手に自分で限定したんです。

その方がラクだし、気持ちいいでしょう?
自分に肯定的になれるから。
ムリな苦手克服なんてしなくていいんです。

たとえば、太っているからとダイエットする人も多いのですが、
デブ専というと言葉が悪いですけれど、
太った人が好きという人は、一定数、必ずいますよね。

だから、そこをターゲットにしようと決めると、
もっと伸び伸び自分の体を愛せて楽しいと思いません?

「タデ食う虫も好きずき」って言葉があって、
タデという苦い葉を好む虫がいるように、
人の好みはそれぞれだという諺です。

世の中には、「俺様で威張っている男がキライ!」
という女子はた〜〜〜くさんいます。

あなたのように、マジメで、
自分に自信がもてないタイプがそそる!という、
ちょっとSだったり、仕事できる系女子、
また逆に、オタク女子は以外に多いんですよ。

しかも、元々はひょうきんだったのでしたら、
親しくなれば人を喜ばすことも得意なのではないかしら。

あなたの個性、特性、イジメで望まずに身についてしまったものですら、
何かしら、あなたの力になる可能性があります。

どうか今のあなたを愛してあげてください。

そして仕事をしなくても、料理を作ったり、部屋を片付けたり、
生活を楽しんでください。

それから、あなたのことを知らない場所に遊びに行ってみましょう。
meet upとかシェア会とか。
新しい人たちとの出会いや発見がいっぱいあります。

何でも試してみましょう。
うまくいかなくても、やってみることに価値があります。

だいたい、何でもできるオールマイティなスーパーマンなんて、
ほとんどこの世にいませんよ(笑)。

どんどん行動して、どんどん未来を新しくして、
勝手に幸せになりましょうね!

PTSDについては、
・どうしてそういった症状が現れるのか
・PTSDとトラウマの違いとは
回復への4つのステップ
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