見出し画像

体験入部と通常業務の融合(週報)

PM体験入部3週目。緩急のある、かつ、ぎゅっと濃縮された週だった。

すばやく、だけどじっくりと文言を考えた

開発スケジュール的に、スピーディーに進める必要のある文言タスクがあった。これは体験入部業ではなく通常のライティングタスク。とはいえ、体験入部中にPMのZoomに参加している時、PMがバックログ(開発要件がまとまっているアプリ)にきた開発チームからの質問事項に返信する流れで提出文言も見てくれて、その場でじっくりフィードバックをくれた。この1年、フィードバックはコメントで返ってくることが多かった(その前のリアル出社時代は、席に呼ばれて口頭で聞くことが多かった)。

コメントでも理由を添えて丁寧に返信をくれることが多いけど、改めてPM Zoomに参加してみると、あれこれつぶやいた中から厳選されてコメントになるんだなとわかる。体験入部中の今、ニュアンス含めてもれなくフィードバックを聞けるのは文言担当としてすごくありがたい。厳選されない生の声にこそ、自分の成長につながる本音があったりするからだ。体験入部とライター業務の親和性が高く、融合している。

検討した文言はPGに依頼して何度も画面に当てはめてもらい、動く画面を見ながら細かく微修正し、何度もPMと相談した。

製品に入る言葉にゴールはないんだと思う。だけど時間は有限だ。
「今回はここまで」
「これはもう少し練ろう」
「これはユーザーが目にする機会がほとんどないからこのくらいでOK」

そんな風に、優先度と強弱をつけて決めていくしかない。これはいつでも同じ。

今回は、それなりに重要度が高めな「いくらでもよくする余地があるし、もう少しいろいろ考えよう」という文言だった。考え方を整理し、誤解のないような表現をPMと一緒に慎重に選びながら練り直していった。
途中、ユーザーに与える表現の難しさをとことん教えてもらい、「勉強になりました」と思わず言ったら、「本当に勉強になった人はそうは言わない」と返されたことが堪えた。浅はかな、表面的な返答だったと、今でも思っている。これについては、Twitterで教えてもらったこの答えに真意が詰まっているように思った。
https://twitter.com/kbysy3/status/1359719330586402819?s=20

そんなやりとりもありつつ、練りに練ったおかげで金曜にはなかなか満足度の高い文言ができあがった。来週、最終確認してもらうのが楽しみ。

PGさん、何度も何度もすばやく画面に当てはめてくれてありがとう!(いつも感謝)。

アップデート情報の作成方法が変わった

3月版のアップデート情報を作っている真っ最中である。
今月から最初にPMがドラフトを作って、それをライターが整えていく流れに変わった。初稿を書けないことが最初はショックだった。率直に言うと「仕事を取られた」と感じてしまった。

この感情について、PMとのZoomで「ショックだった」と思わずつぶやいた。「え、なんで?」と言われ、そこからアップデート情報というものについて、PMとしばし話をした。体験入部中で、Zoomでほぼ常時接続しているからこそできた「雑談」だった。

会話中に思い出したのだけど、よく考えたら、私がアップデート情報を作り始めた時はそもそもPMの書いたドラフト文があったのだった。社内向けにPMがアップデート資料を書いていて、それがあったから私が外部向け資料を書き始められたのだ。
いつの間にか、時間の都合もあってPMは社内向けのアップデート資料を作らなくなった。資料の執筆にはかなり時間をとるため、意図的に書かなくなったことを最近初めて聞いた。

開発したものをどう届けるか。
これは、今のkintone開発の流れだと、PMが伝えるのが一番適している。それはわかっている。でも、仕事を取られたとどうしてもマイナスに感じてしまう自分もいた。
「すごく難しいことなんですよ」「役割分担ですよ」とPMから言われた。
「僕たちは外野を守るから、ライターは内野を守る。そういうこと。全部の球は取れないですよ。外野はまかせて」
なんでだか、こんな野球のたとえがふいにしっくりきた。
「あ、すごく腑に落ちた気がする!」
「え、ほんとに?」となぜか驚かれた。

どんな優れた野球選手でも、外野も内野も全部守ることはできない。
「フライは外野に任せるのがいいですね。任せます」
と意気揚々と答えたら、冷静に「内野フライはとってね」と返され、少し失敗してしまった(笑)。

「僕たちができないことがある。それがヘルプ。ヘルプは物量もあるし、PMでは書けない。PMができないこともあるんですよ。ライターは、そこをがんばってほしい」

kintoneヘルプよりアップデート情報が優れたものだなんて、すごい勘違いだったと、はっとした。

「別に、PMが初案を書くだけで、一緒に作り上げていくのは変わらないよ」
と、別のPMは言ってくれた。なんで落ち込むの?とでもいう調子で。その人の、そういうフラットな視点に私はよく救われている。

今週はみんなでアップデート資料をレビューする時間があった。PMが初稿を書き、私が整えたものだ。
整える中で、キャプチャーを取ったり構成案を練ったり、考えるところ、改善する部分はいろいろあるなと思えた。自分の観点が生かせる部分は、まだまだある。おかれた環境でどうアウトプットを高めていけるか、考えていける余地が十分ある。そんな風に前向きな気持ちになり、やる気がわいてきた。

「資料のレビュー予定を夕方に入れた」とZoomで話した時、「じゃ、今見る」と自然発生的にレビューが始まったのが「いいな」と思えた。このくらいの柔軟さで、適当なタイミングで、ドキュメントレビューをしてもらうのが理想だったから、嬉しかった。
レビュー時間は今まで同様1時間半くらいかかったけど、今までより高度なレビューができたと思う。レビュー終了後、みな満足感があった。

体験入部は、楽しくもあるが必死でもある。
今週2回ほど、「大石さんもやってみる?」と、あるタスクについて言われた。そのことがひそかに嬉しかった。大したことじゃなくても、見学だけでなく「一緒にやってみる」ことが嬉しい。これを少しでも増やしていきたい。

日常生活

今は週1出社でそれ以外は在宅の日々を送っている。
私はオフィス大好きで、ずっと週3~4出社を貫いてきた。そのほうが、心身共にコンディションよく過ごせるからだけど、寒さにめっぽう弱く、とうとう「寒いから外に出たくない」が勝ってしまう時期になった...。
しかし、週1の出社日はすごく嬉しいしリフレッシュできる。

また、家にいる日はラジオ体操を日課とするようにした。
忙しくて1日1回しかできない日もあるが、ゆるくほそぼそと続けていきたい。

去年受けた健康診断にひっかかり、2週間前に精密検査を受けた。その結果が今日出て、「何も問題なし」と言われたことで、超晴れやかな気持ちになった。健康って本当に大事。よく寝て、自分の時間の使い道をよーく考えながら来週も過ごしたい。



この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?