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看護師だけど病棟で働きたくない理由~本当に患者さんと関われていたのか~

こんにちは、こんばんは、ももパンダ🐼です。

「看護師」というと、病院で働いているイメージというものがとても強いと思います。

私もまず働く場所といえば病院のイメージでした。

ただ、看護師として何箇所かで働いてきましたが、もう病棟には戻りたくありません。

なんだかすごくネガティブな話に聞こえてきているかもしれませんが、決して不満や愚痴をダラダラと書くつもりはありません。

「病棟で働くのが看護師」というイメージを捨てることができたのは転職したからであり、「看護師だからって病棟で働かなくても良いんだよ」ってお話です。

はじめに

上で書いたように、転職を経験して看護師が働く場所は病院だけではないということについて話すと過去の記事と同じような内容になります。
↓こちらですね。

また人間関係だなんだというのも過去に書いてますので、もう少し看護の関わりのところで考えることがあるので書いていきます。
正直なところ病棟時代にはあまり考えたことがなかったのですが、最近になって気がついたことでした。

本当に患者さんと「関われていたのか」

サブタイトルにも書かせてもらいましたがコレです。
私が働いていたのは7対1の急性期病棟です。
そこでやるべきことは確かに私のイメージする「関わり」ではないかもしれません。

結果として働いてみて分かったことは、私がしたかった「関わり」はコレではなかったということです。

学生時代、一人の患者さんを受け持たせてもらい、生活歴や過去の話など、じっくり、ゆっくり関わらせてもらったことを思い出します。

また自分が医療職を志したらきっかけは整骨院です。
施術してもらいながらいろんな話をしていました。

そんなイメージとは全く違います。

ただ確かにやっていることは「看護」です。

認知症の患者さんがたくさんいて、夜中に叫んでるなんてことは病棟経験がある方なら分かると思います。
当時は「うるさいなぁ」「またなんか言ってるよ」「はいはい、後でね」くらいにしか正直考えてなかったです。
というか、言い訳になるでしょうがそんなに1人に構う時間がありませんでした。
ゆっくり話を聞いてあげたとした時、確実に残業になります。もちろん残業代は出ません。
私も人間ですから生活が大事ですので。

認知症の方々に限らず、もっとゆっくり話を聞いてあげれたらと思うことはたくさんあります。

では急性期ではなく、慢性期に病棟や精神科病院に行けばと考えますが、結局のところ大きく変わりません。
慢性期にいけば7対1ではなくなり、一人当たりの受け持ちは多くなります。

もう夜勤もやりたくないですし、病棟という括りにいるのも嫌ですし、心電図モニターの音、エリーゼのためにを1日中聞くのも嫌なので、やはりもう私に病棟という選択肢はないですね。

転職してみて

さて実際に転職してみてですが、美容クリニックについては、多少その「関わり」というものがありましたが、ちょっと違いましたね。
私の思う「関わり」というより、世間話みたいなところが多いイメージです。

そんな中で精神科の訪問看護はずばり私の思う「関わり」だったと思います。
きちんと一人当たりの時間が確保されており、悩みや相談ができる。
その人の話をしっかり聞くことができる。
「もっと自分に知識があればなぁ」とか、「自分の頭にもっと気の利いた言葉ないのかよ」と悔しくなることもありますが、またそれもやりがいを感じるところです。

病棟時代の「なんか騒いでるなぁ」と認知症の患者さんを受け流してたあの頃。

「なんでこの人は今こんなこと言ったんだろう?」「なんかすごく今言い辛そうだったな」と一瞬一瞬を切り取って考える今。

やはり私の思う「関わり」は今です。

もちろん病棟看護師を大変素敵な仕事ですし、それがないと訪問看護も存在しないので、病棟で働き続けている方々には頭が上がりませんが、私は今後もこの道を進むと思います。

夜勤しないと給料下がるというかもしれませんが、正直そんなに変わりません。まぁ選ぶ病院にもよりますが。

私は多少給料が下がっても、自分のやりたいことをやる方がQOLは上がると思っているタイプです。

おわりに

それなら初めからそういうところに就職してたら良かったじゃん!
と思う方もいるかもしれませんが、やはり実際働いてみてわかるところかなと。
正直学生に病棟業務の詳しいことはわかりません。
実習で見る看護師さんたちはバタバタしてますが、それが何をしているかは知りません。
もっと看護師の就職活動に有益な情報があると良いなと日々思います。

現在病棟で働いていて「なんか違うなぁ」と思っている方は、病院から飛び出してみることも一つの選択肢かもしれません。


今回は以上です。
長々と失礼しました。
また宜しくお願いします🤲

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