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【看護師】卒後2年目で転職した話|きっかけから転職活動内容まで

こんにちは。もうすぐ看護師3年目に突入するももなすです。

つい先日、新人時代から勤めていた病院の最終出勤が終わりました。
4月からは新しい職場に転職します。

今回のnoteは、そんな私の転職のきっかけや転職活動の内容を綴ろうと思います。
このnoteを読むことで、私と同じように経験年数浅めで転職活動をされている方に何かしらの影響を与えられたらと思っています。

1:私の転職活動のきっかけ

【注意】ここでは私の転職活動のきっかけを綴ります。めっちゃ長くなるので転職活動の流れが知りたい方は2へスクロール!


私が転職活動をしようと思ったきっかけは、多様な背景の心不全患者を支援できる知識と経験をもっと増やしたいと思ったことです。

新卒で地方の総合病院に入職後、私は循環器内科の病棟に配属されました。
患者の層としては心不全ステージB・Cの患者が主であり、外科などの積極的治療を望まないステージDの患者もいます。
その中でACSに対するカテーテル治療後や、心不全に対する薬物療法など基本的な循環器看護を経験させてもらいました。

しかし、中には療養指導をしたにも関わらずすぐに心不全が増悪し何度も入退院を繰り返す患者も多く、最終的に増悪し看取った方もおられました。

受け持ちの高齢心不全患者に生活指導をしている際に、
「わしはもう長くない。やからわしの生きたいように生きて、食べたいものを食べて、したいことをして死にたい。先生や看護師さんの言うてることも分かるけどな。」
と苦い顔をしながら言われたこともありました。

また、勤務先ではできない心臓血管外科治療を受けるために、不安を抱えながらも他院へ転院する患者も何人か見送りました。

そのような経験をする中で、看護師1年目が終わる頃には私の中に多様な生活背景・疾患・思いを抱える心不全患者を、その人が納得のいく形で支えられる力がもっと欲しいという思いが芽生えました。

その思いを現実にすべく手段として掲げたのが、将来的に心不全看護認定看護師を取得することです。

下記に認定看護師と心不全看護認定看護師の詳細を共有します。

認定看護師:特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。

日本看護協会HPより(資格認定制度

心不全認定看護師の知識と技術
・心不全症状のモニタリングと評価、重症化予防
・療養生活行動支援及び地域へつなぐための生活調整
・症状緩和のためのマネジメント
・身体所見から病態を判断し、持続点滴中の薬剤(カテコラミン、ナトリウム、カリウム又はクロール、降圧剤、糖質輸液又は電解 質輸液、利尿剤)の投与量の調整を安全・確実にできる知識・技術

日本看護協会HPより(資格認定制度

このように認定看護師となる過程で自分自身の知識を深めていけることはもちろん、患者・患者家族・周りのスタッフにも働きかけができるようになり、看護の質を上げることができます。

また、今後のキャリアとしてはマネジメント側に回るよりも、プレイヤーとしてベッドサイドで働きたいという思いがあったので、長期的に臨床実践に還元できる認定看護師は私の思いと一致すると考えました。

心不全認定看護師になるには勤め先の循環器内科の経験でも問題はなかったのですが、超急性期の心不全の患者やLVADや心移植を希望するステージDの心不全患者、開心術後の患者を看たことがないままで認定看護師という実践・指導・相談が役割の職種に就くことはできないと思い、そういった患者を看ることができる病院への転職を決意しました。

ただし、あくまで心不全看護認定看護師になるという目標は私の思いを実行するための手段です。目的ではありません。
今後ライフプランにおける結婚・妊娠・出産・育児によって、または職場の人事異動の影響で認定を取得することが困難となった際には、別の形で思いを実行しようと考えています。

2:転職活動の流れ

1)転職先の絞り込み

私が転職先を検討する時に私が考えた条件は以下の3点です。

  1. 転職先の場所(県内/県外?都会/地方?)

  2. 手術・治療の実績や件数、医師・看護師の数、病床数、病院の機能(急性期/回復期?)

  3. 教育体制(資格取得へのバックアップ体制など)

転職先の検討をする際には、何が自分にとって大事なのかを3つくらいに絞って考えることをおすすめします。

あれもこれもと条件をつけたくなりますが、地方であればあるほど絞り込みすぎると転職先の候補がなくなってしまうので要注意。

自分が絶対譲れないポイントを3つ程度に押さえて絞ることをおすすめします。

2)転職時期は年度始めがおすすめ

個人的に転職時期は年度の開始にあたる4月がおすすめです。

年度の切り替わりは人事異動で人数調整がしやすいため前職場にも迷惑をかけにくく、次の職場でも新卒の人と一緒に研修を受けて配属されるので両方の職場でスムーズなんですよね。

また、私はいきなり1人で新しい環境に飛び込むことが不安でもあったため、一緒に頑張れる同期がいる年度始めに転職することにしました。

あとはボーナスを貰って退職するケースもあるので、そこは個人の都合で調整して良いと思います。

3)エントリーシートの準備

転職したい勤務先が決まればエントリーシートの準備です。

ESの書き方は必要最低限のマナーを守り書くことと、正直に内容を書くことを意識しました。

自分を良く見せようと嘘を書けば面接の際の言動で簡単に見抜かれます(面接官はその道のプロなので)

また志望動機には新卒とは違って、転職の際にはなぜ就業先を辞めたor辞めるのかを前向きに折り込む必要があります。

私の場合はスキルアップのためが理由でしたが、例えばパワハラや人間関係などで悩んで転職を考えている方は下記の文を参考にしてみてください。

例)人間関係に耐えられず辞めた場合
→私は年齢関係なく誰もが意見を言い合って看護の質を向上できるような職場風土を創り、患者様に質の高い看護を還元したいと思っており、その点が貴院の看護部目標と合致していると考え貴院を志望しました。

4)試験

転職時の試験は面接試験のみでした。
個人面接であり、3人の面接官にそれぞれ質問をされるといった流れです。

面接で聞かれた質問は以下の9点です。

  • 自己PR(長所と短所折り込んで1分以内に)

  • 志望理由

  • そもそも退職先になぜ入職したのか

  • 新人時代に苦戦したことはあるか

  • 患者との思い出のエピソード

  • 当院で何がしたいのか

  • 自分の人生にとって影響を与えた存在とその理由は何か

  • 自分の希望する部署に配属されなかった場合どうするか

  • 逆質問はあるか

基本的にエントリーシートを元に質問されることが多いので、提出前にコピーすることは必須です。
また、逆質問の準備はマストかなと思います。

面接は面接官とのコミュニケーションの時間なので、程よく緊張しながらも会話を楽しみながら話すことを意識しました。

3:まとめ

今回は私の転職活動のきっかけから流れまでをまとめました。

転職後、勤務が落ち着いてきたら転職後のnoteも書こうかなと思ってます。
とりあえず直近は新しい環境に慣れることを目標に生活しようかなと。

ということで長文ご覧いただきありがとうございました!それではまた。

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