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大手未経験からITベンチャーに入ってみた19週目

今週はなかなか忙しかったです。Googleカレンダーで1日の予定が埋まるぐらいには自分の役割が明確になってきており、その間にも顧客対応も日々発生するという状況ですが、まだ、前職の方が忙しかったです。ただ、このペースで仕事量が増えていくならいよいよ本気で向かって行かないとなと感じています。前職は激務高給、現職はホワイト薄給という状態だったのですが、まあいつまでもゆっくりさせてはもらえないですよね。腹を括って仕事に邁進し、その対価をもらえるようにとりあえず初年度は頑張っていきたいと思います。

夜間サーバー入れ替え(2回目)

今週は今年度2回目のサーバーの入れ替えを夜勤で実施しました。Centosのサポートが今年で終わってしまうので、順次入れ替えを行う必要があるのですが、クライアントに影響が出ないようにこういう作業は基本夜間にしかできません。一応無事終わったのですが、途中新サーバーがダウンした時は焦りました。その際、深夜にも関わらずメールで問い合わせしたら即対応してくれたサーバー会社の人には本当に感謝です。これも社内情シス的な役割の仕事ですが、このような経験でNWスキルは上がっていくのでやりがいを感じています。技術を学びながらも、ビジネスサイドで自分の裁量で仕事ができるIT事業ベンチャー会社にプログラマーではない技術職で入るというメリットの一つだと思います。

しかし、良いことばかりではありません。前回もそうでしたが、この夜勤、普通に昼間通常勤務した後に行っております。私みたいに前職で激務の経験がある人なら何も思わないかもしれませんが、そういう耐性がない人はやはりベンチャー企業は色々と大変な思いをするかもしれません。少数精鋭の弊害です。ちなみに、前職でも大きな仕事を進める際は邪魔が入らず効率的にやる為に夜勤はありましたが、勤務間インターバルが最低10時間以上というルールがあったので、夜勤の前後は必ず10時間以上間を空けなくてはいけなく、それを破ったらエリア内で晒し者にされていました。どっちもどっちな感じがするのですが、皆さんも体を壊さないように無理せず仕事をしてほしいものです。

常にPREPを意識してコミュニケーションをするべき

何かと忙しくなってきたり、会社内の人間関係にも慣れてきた事で、先日とあるプレゼンに準備不足で臨んでしまい、自分的には失敗したなーって反省する事がありました。若手社員時代は上司への報告の仕方とか、話し方って注意されるので結構意識するのですが、なまじ管理職とか経験していると誰からもあまり注意されなくなるので、特に社内では普段のコミュニケーションとか何も考えずに意図のない発言をしてしまう事が増えた気がします。

しかし、仕事中に行うあらゆるコミュニケーションは何かしらの意図を持って行うべきです。私も今後改めて再認識します。重要なのはPREPの順番で必ず話す癖をつける事です。PREPとはすなわち、

・結論
・理由
・具体例
・結論

https://and-plus.net/how_to_prep/

の順番で伝えるという事です。これができればかなり論理的思考力も高まりますし、自分の要求が通る可能性が高まります。周りの人間関係に慣れてきて気軽にコミュニケーションが取れるようになってきてもこの形式は常に意識しましょう。

未経験でも前職の業界知識は最強の武器

私は試用期間ではありますが、これまですでに様々な角度の仕事を任されています。私は基本的にどんな仕事でもなんでもやりたいと思っているのですが、一つやりたい仕事を挙げるとすれば前職の業界にDXをもたらすようなプロダクトを1から企画開発、営業までする事です。それが転職の目的、ロマンです。そして、前業界向けの新事業へついに携わる事ができるかもしれません。まだわかりませんし、社長が元々そのような方向の事業を考えていたのかもわかりませんが、客観的に見て業界知識が強い自分が携わるのは自然の流れだと思います。

未経験でIT転職する際に唯一にして最強の武器になるのが前職の業界知識です。私は前職では店長、物流、品質、通販の仕事に携わっていたのですが、自分で言うのもなんですが、店長としては1.5流ぐらいの経験を積んできたと思っていますし、物流業界に関しても深い知見を持っています。しかも、店長と言っても前職は利益率が他社とは桁違いに高い独自の運営をしていたし、社員1人で年商3億円のローオペ、従業員100名以上で年商20億円以上の大型店両方経験しているので、大体の店舗運営の問題点は理解しています。だから、そこにITの知見をどう活かすべきなのかの答えもあります。なんなら、リアル店舗に自分の考えたプロダクトを提案する以外にもコンサル的なアプローチもできると。もし会社が前職の業界に対して事業を展開しようとしているのなら、当然ながらその業界のプロレベルの知見を持っているのは何よりも重要な武器となります。例えば、私が今からFintechやるからって会社に言われてもさすがに無理です。金融の知識を蓄えるだけでも何年かかるかわかりません。ということで、当たり前ですが未経験異業種転職する場合も、何らかの前職の経験と繋がる部分を探してそういう企業に入るべきだし、そういう企業に入れたのならただプログラミングの能力を上げることだけに注力するのはもったいないなーって感じますね。

やりたい仕事を任されたいなら結果を出すしかない

私は面接ではこういう仕事をしたい!っていうのを雄弁に話していましたが、入社してからはそのようなアピールはほとんどしていません。根底にまずは下積みからしっかりしないとだめだと思っていますし、自分のやりたい仕事をするのなら絶対に失敗したくないので、技術的な知見を少なくても1年は蓄えなければ危険だと考えています。しかし、思っているよりも早く色々任されています。チャンスはいつも後ろ髪しかないので、そういう話があれば二つ返事でやります!って言いますが。

よく、未経験転職したはいいけどやりたい仕事を任されない、また転職しようかな、みたいな人を見るのですが、私が思うにやりたい仕事を任される為に一番重要なのは謙虚であることです。具体的に言えば、文句ひとつ言わず与えられた仕事で想像以上の結果を出し続けることです。この人にこんな仕事任せるのなんかもったいないし、可哀想だなって思わせるんです。有言実行か不言実行かで言えば不言実行です。少なくても日本社会では大企業でもベンチャーでも同じく不言実行が好かれます。もちろん、不言と言っても仕事上適切な量、質のコミュニケーションは取らないとダメですが、無駄な努力量をアピールしたり、大した結果を出していないにも関わらず新しい仕事をしたいと言って見たり、そんなのは論外です。生意気言うなって思われてどんどん立場は厳しくなります。極端な話、寿司職人になる為に10年間修行しなきゃいけないのは老害みたいな話がありますが、多分弟子があらゆる意味でもっと要領良い人だったら同じ師匠でも結果は違うと思うのです。ベンチャー企業にはそう言った社内政治を生き抜くスキルってあまりいらないのかなと思っていたのですが、上司が人間である以上、どんな会社でもいりますね。未経験なんだから、謙虚に、黙々と与えられた仕事を求められた半分ぐらいの期限で高速で精度高く終わらせ続けましょう。そうすれば、わざわざアピールしなくても自然と色々なチャンスは舞い込んできますよ。

IT業界をたまには俯瞰して考えることも大事

私の好きなyoutuberにutsuさんって言う方がいらっしゃって、私が紹介するまでもなく皆さんご存知だと思います。主に新卒の就活生向けにあらゆる業界について情報発信をされている、圧倒的なビジネスパーソンなのですが、中でもIT業界に対する発信は本当に勉強になります。未経験からのIT転職と言うととかくWEB系エンジニア、プログラマーに限定されて多くのインフルエンサーがよくわからない情報発信をしているのですが、WEB系なんてIT業界の中では本当にごく一部の産業です。WEB系に居たとしても、同じIT業界の様々なサービスと連動して事業を運営していく事が必須なので、業界全体がどのような構図になっているのかと言うのをたまに俯瞰して見て、自身の立ち位置を理解するのは本当に重要だと思います。

特にutsuさんの動画でこの業界に興味がある人が見ておくべきものを紹介させて頂きます。

https://youtu.be/oVTb3nOwh7Y

これはWEB系に特化した将来性に関わる内容です。私が勤務するアドテクと言われる業界も結局、外資のメガ企業がルールなので、彼ら次第でいつビジネスモデルが崩壊してもおかしくないし、そのような企業に踏み潰されないように細々とやっていくしかないのが現実です。

こちらはコンサルと大手SIの違いを中心にその他IT業界に関しても現実的に説明してくれているライブです。IT業界プログラムを書くだけが仕事じゃないと言う事がわかるはずです。

実際、未経験から転職できるとすれば確かにプログラマーが一番簡単だとは思うのですが、コードを書いているうちは他の業界と比べて安い給料で、労働集約的に働き続けなくてはなりません。手に職をつけると言えば聞こえはいいですが、結局は稼げる人、仕組みを作れる人、が評価されるのが現在の社会の構造なのは認めるしかないと思うので、やはり技術だけでなく、事業を回していくスキルってのはしっかり学んでいかないとダメですね。




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