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大手未経験からITベンチャーに入ってみた17週目

今週もお疲れ様でした。転職してからそろそろ4ヶ月になろうとします。今の会社は試用期間が半年あるので、あと2ヶ月で本契約してもらえるかの審判が下されます。自分ではまあ大丈夫だろうと思っていますが、ベンチャーのこの辺のリアルはよく知りませんのであと2ヶ月がんばります。ちなみに、前職で働きながらプロゲートでプログラミングの学習を始めたのがちょうど1年前ぐらいでした。あの時はこの業界、この技術がこんなに奥の深いもので学ぶことが多いとは思ってもみなかったです。来年の今頃はもっと成長を実感できていると良いですが。。

収入はそんなに重要なのか?

私は一応大企業(別にそんな人気企業というわけでもないですが)で10年働いて、管理職も経験して異業種のITベンチャーに転職してきたわけですが、年収ベースで約400万ダウンしています。正直私の場合は恥ずかしながら退職あり気の転職で、IT業界に行くことはほぼ決めてましたが安易に仕事を辞めた口です。恐らく同じような待遇を受けていた大企業の同世代の人達からすればバカとしか思えないでしょう。

しかし、実際転職してみてこれだけ収入が下がりましたが、生活に対するストレスはほぼありません。むしろこの収入でいかに黒字で貯金を増やすかにこの1年は注力しており、修行のような生活は楽しいです。思えば、家計に意識が向いていなかった頃は無駄に外食に行ったり、マッサージ行ったり、ジム通ったり、モバゲーに課金してみたり、あまり効果がない自己啓発本読んだり、ただ何か満たされない思いを金を使うことで埋めていたような気がします。そのような無駄な出費を削減すれば貯金もほぼ減りませんし、家族仲もむしろ良くなった気がします。外食するよりも自炊する方が美味しいし、料理のスキルもだいぶ上がってきました。これは全て仕事自体にやりがいを感じているからこそ、ですが、収入なんてそんなに意識しなくても全然楽しく生きていけますよ。という事を伝えたいと思います。というか、前職でもあんまり自分の収入のこと考えたことなかったので、私は元々そういったことに執着が無いだけかもしれませんが。

一方で将来のことはちゃんと考えておくべき

だからと言って、お金に無頓着すぎるのも良く無いとは思います。これも転職をしてから気づきました。結構今の若い世代ってインフルエンサーの影響もあって貯金なんてするなっていう人も多いと思うのですが、大企業の人はそれでもいいですが、名も知れぬ零細企業やフリーランスの人は自己責任で将来の事は考えておいた方が良いですよ。

こんな事を思うきっかけになったのは、いつの間にか入っていた確定拠出年金を個人運用に変える手続きをした事です。確定拠出年金とは、1ヶ月に指定の金額を掛け金として積み立てし、それを金融機関が運用して60歳の時点で積み立てた分と発生した利益の分を還元してもらえるような制度です。これだけ聞くと一見何のメリットもなさげですが、節税効果があるのと、前職ではその賭け金を負担してくれていたので私個人には何のデメリットもない状態でした。今の会社は当然ながらそのような制度がないのでこれからは自身でその賭け金を払って継続していく形になるのですが、いっそのことこのタイミングでそんなものをやめてこれまで積み立てしていた金額(私で言うなら100万程)を受け取ることもできました。


https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-g/7343/

しかし、大企業で最後まで働き続けた場合と今想像できる自分がこれから歩みキャリアを考えると、老後の資金という面では天と地ほどの差がある可能性があることに気づきました。定年を迎えるまではやりがいのある仕事に従事していればそれで良いのかもしれませんが、その後はどうでしょう?通常の年金も受け取れるかもよくわからない状況で、ある程度自分で蓄えておかないとと怖くなったんですね。大企業なら退職金で恐らく数千万は固いです。例えば、先日パナソニックが50代の従業員をリストラする際に退職金に4000万のインセンティブを加えるというニュースがありましたが、こんなのベンチャーや中小では逆立ちしてもできない芸当です。このニュースを見て、大企業が安定なんて嘘、50代でリストラとか惨め、とかいうのはとんだ見当違いです。このニュースから私が感じたのはやはり日本の大企業の待遇の凄さ、でした。皆さんも将来の事ちゃんと考えていますか?

Linuxを学習した後、過去の教材を復習してみた

先日の記事に書きましたが、Linux系の資格を随時取得するつもりで学習をしているのですが、気分転換もかねて転職活動時にPFを作成する際に大人買いしたUdemyの教材とかを最近復習しています。例えば、DockerとかAWSとかPHPのものになりますが、購入した当時は理解するというよりはとにかく真似てPFにその機能を盛り込む目的で進めていました。ところが、今回再度見直して見ると、Linuxコマンドの意味や環境構築の方法、基本的なネットワークの知識がある状態なので物凄く深く内容を理解することができました。当時プログラミングスクールの教材もUdemyの教材もなんてわかりにくいんだ!と思っていた自分が恥ずかしいですが、これは単純に勉強の順番によるものだと思います。少なくともUdemyで人気のある教材はクソ理解しやすいようになっています。正直、今思えばネットワークの知識がないのにAWSでデプロイするとかにわかに信じられません。Dockerも同じくです。今私は人を採用する立場にいますが、もしプログラミングスクール卒の人がPFとしてAWSとかDockerとか入れてたらやっぱ技術的なこと聞いてしまいますよね。そもそも私の会社はプログラマー職はないのでそういう人はあんま受けに来ないとは思いますが。もしまだ現職をしながら勉強しているとかで時間的余裕がある人はまずLinuxの基礎、環境構築から勉強する事を強くお勧めします。あとやっぱSQL、データベース周りですね。この辺を理解した上でrailsとかのフレームワークを学んだ方が絶対理解も早いと思いますね。

WEB制作で必要なのはビジネススキル

私の会社はWEBマーケティング界隈でよくWEB制作の会社の担当者とやりとりをします。こちらがWEB制作で何か依頼するというより、お互い同じ顧客にサービスを提供していて連携をする必要があるようなイメージです。で、WEB制作に関わる人等を何人か見ていると時に基本的なビジネスマナーが全くなっていない人に遭遇することがあります。メールのやりとりで自分の名前をふざけて書いてきたり、こちらに対するレスは基本遅いのに、自分が期限に迫られるとこちらの都合を無視して無茶な要求をしてきたり、敬語が使えなかったり、そもそもWEB制作レベルのプログラミング言語に関するスキルが足りていなかったり、です。こういうのを見ると、エンジニアはコミュニケーション力が無いから未経験でもチャンスがある!と同じように、WEB制作界隈も結局のところ評価されるのは技術力か?基本的なビジネススキルか?と言われればビジネススキルなのだと思います。たまに即レスでやり取りできる担当の人と出会うと本当に助かります。特にバックエンドのエンジニアとかに比べるとWEB制作で必要な技術は色々な教材もありある程度の水準まで技術力を上げるのはそこまで難易度は高くないので、ビジネススキルに自信がある人はフリーランスとかで挑戦してみるのはまあ、有りかなと思います。自己責任ですが。

転職する前に自分のキャリアアンカーを確認しましょう

今回最後にご紹介したいのがこのキャリアアンカーという考え方です。アンカーとは船の錨のようなもので、一度離れてもその重みでまた戻ってくる自分の心の奥底にある変えることができない価値観のようなもの。

https://chikaku-navi.com/carrier/

転職を考えている人は是非やってみてください。意外と侮れないです。ちなみに、私はチャレンジャータイプで困難なことに挑戦することに何よりやりがいを見出し、収入とか仕事内容には特にこだわりがないタイプ、でした。当たってますね。なぜこのキャリアアンカーを考えてみてほしいのかというと、実際自分の特性と進んでいる方向性が違う可能性があるからです。私の場合、たまたまベンチャーで最初から色々自分の裁量でやらせてもらえる環境にいるので良かったですが、もしプログラマーとして言われたことだけコーディングするような仕事をしていたら手に職はつくかも知れないですが、全く充実はしていなかったと思います。私は転職活動の初期に色々な人事の人と話をして気づくことができたので軌道修正できましたが、何が何でもエンジニアみたいに考えている人は要注意です。結局転職しても満たされることがない生活が待っているかもしれません。



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