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姿見

私は芸術が好き。
詩を、その心を、
たまらなく愛しています。

昔の人が残してくれた欠片を
あっちこっちで拾い集めて
本当は何を言いたかったのかな、
と想像する時間が
好きです。

いつも言葉にならないもの、形にならないものがあって
現れたものを様々に論じることはできるけれども
本当のことは語れなくて

そのやりきれなさ、切なさ
理解することの難しさ

だとしても誠実に
目の前に現れてくれたもののひとつひとつに
心を通わせようとする作業が
好きです。

ほんとは
自らの心の中にあるものを
知りたいのです。

人の心の記録を観、自らの心に照らして

誰かが胸に秘めたものは
声にならなかったものは
私の奥底にあるのだと感じます。

時々、自分のものなのか
その人のものなのか
一体何なのか?
「在る」のだけど解らない
となることもあります。

私の中に涙がいっぱい溜まっていて
闇の中から
少しずつ手のひらに掬っては
光の中へ
還していくような
そんなことをしているのかな、
と思ったりもします。

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