今村桃子

資本格差の構造を和らげるために、サービスデザインの視点から"プライバシー&q…

今村桃子

資本格差の構造を和らげるために、サービスデザインの視点から"プライバシー"に取り組んでいます。優しさと想像力で、いい社会はどんなものだろうか考え実験します。Inner Sustainability, BIOTOPE

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SXSW 2022で21世紀の資本について一石を投じたい

*アイキャッチ画像は SXSW 公式ページからお借りしました。 こんにちは、今村桃子です。今回、2022年3月に開催されるSXSWにパネルセッション「スマートシティとテックにプライバシーをどうデザインするか」を提案しました。プライバシーバイデザイン発案者の Ann Cavoukian 先生の応援をもらった注目のセッションです。 21世紀の資本について一石を投じたい今回、私は本セッションの登壇者であり提案者です。なぜ本セッションを SXSW で行うかについてお話しします。

    • 300年の一年目

      これは、一年の振り返りです。 なんでこんな時期に。そう思われるだろうが、じんわりとした変化が近頃目立つので、これは引きで見ると一体どういうことだろうと知りたくなったもので、書き始めました。個人のことなので、大層な内容ではありません。社会を変容させようと考えている人が、アプローチを変えたことで付随する価値観や行動の変化はなんだろうか、それはなぜか、という内容にはなると思います。 この記事に副題をつけるならば、「ビジネスデザイナーとしての一年がもたらしたパースペクティブの変化

      • サステナブルな社会に向かうためのポッドキャスト「Token Talk」、本日リリース

        ついに8月25日、朝5時にポッドキャストの新番組「Token Talk」をリリースしました。 「トークン」と聞いてなにを想起しますか。語源は「印」「象徴」「記号」などを意味する英語だそうです。(詳しくは知りません)トークンと聞くと、テクノロジーに詳しいエンジニアが話すのかなと思われる方もいるでしょうが、私たちが Token Talk で話していくのは、サービスを利用するユーザーがどんな行動を取り、それはどのように動機づけされ、それにより何を得られるかという体験や、変革しうる

        • 300年かかると知って

          Inner Sustainabilityは、株式会社から個人事業主の屋号になりました。そして私は、この4月からBIOTOPEの一員になりました。ビジネスデザイナーとして、私個人と会社の成長から社会に変化をもたらしていくことを考えています。 中学生から変わらず、知らず知らずのうちに誰かの負担になっているという、社会の構造的課題をずっと気にしてきました。複雑な社会に対して一個人として、そして大きなインパクトをもたらしているはずの企業がどう振る舞うべきかがずっと抱いている問いです

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        SXSW 2022で21世紀の資本について一石を投じたい

          Free the Bellyー表現としての衣服

          「あのとき、へそ出してた人だよね。」 5年前に参加したキャンプのときのことで、こう言われる。キャンプの直後もいじられていたが、数年経ってもまだ「へそ出してた人」と記憶されていることがわかった。少しばかり丈の短い服を着ただけなのに、と戸惑う。しかも、ちょっと、かっこ付きの(笑)のニュアンスを感じて気になっていた。 KPOPとへそ出し 2020年に配信されたアイドルオーディション番組 Nizi Project をきっかけにKPOPにハマった。気づけば、KPOPアーティストのパ

          Free the Bellyー表現としての衣服

          inquireで書くにまつわる「システム図」ができました

          インクワイアで働いていますって言う場を作れてませんでしたが、去年の夏からインクワイアで「システム思考」のラーニングプロジェクトをやっていました。プロジェクトが一区切りついたので、そこから見えてきたインクワイアの書くにまつわる知見をシステム図で紹介したいと思います。 システム思考とはシステム思考とは、ピーター・センゲが提唱する「学習する組織」をなす一つの要素です。複雑性を理解する思考法といわれ、不確実性の高い現実を観察し、主体的に関わろうとするしなやかさを育むとされます。戦略

          inquireで書くにまつわる「システム図」ができました

          誰かの負担になるのが苦しかった

          2005年だっただろうか、千葉県の自宅のリビングで眺めていたテレビに映った地球温暖化。当時、中学生だった私は、温暖化は人間のせいで起きていて、いずれ地球も自分たちも深刻な影響を受けると知り、とにかく「ヤバイ!!!」と思った。 ニュースの人が言うには、自分たちが電気を使い過ぎていることが問題らしく、節電を呼びかけていた。本当はほかの話もしていたと思うが、そのときの私が受け取れたのはこれくらいだ。 変な言い方だが、節電は得意な子どもだった。母親が電気のつけっ放し、水の出しっ放

          誰かの負担になるのが苦しかった

          利益至上主義から脱却するための組織デザイン

          企業組織デザイン、コミュニケーションデザインは日々変わっています。 企業組織のコミュニティ化。これは、組織と人のシステムを分析する中で一大テーマですね。2018年に話題を呼んだフレデリック・ラルー著『Teal組織』は、多くのビジネスマンがこんな組織ストラクチャーがありえるのか?実践できるのか?と話題を呼び、2019年秋に開催されたTeal Journey Campusで一堂に会した国内の探究者の多さとエネルギーに、日本国内でも大きな潮流が日々うねりをあげていることをが分かり

          利益至上主義から脱却するための組織デザイン