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こんな人が周りにいたらどうする?

皆さんこんにちは!

社会人一年目で
知的障害のない大人の発達障害(ASD)
が発覚した猿田ももかです。

今回は
「こんな人が周りにいたらどうする?」
ということで、受動型ASDのあるあるの
対処法
をお話します!


1.今回想定したのはこんな人

  ・知的障害が無い受動型ASDで、一般雇用の会社員のAさん 。 
・仕事態度は言われた事はきっちりこなすので真面目だとは思われている。
・会議が一番苦手で
「どう思う?」
と言われても音としてしか入ってこないのかいつも「特にないです」
の一点張り。
なおかつボーッとしているように周りから見えてしまう。
・視覚優位であり、聴覚劣位の特性がある。

Aさんから意見がほしい。
でも「特にないです」の一点張りで意見が何も無い。

こんな時、どうしますか?

2.見るべきポイントは?

見るべきなのは、やはり会議面での様子でしょう。
Aさんは受動型ASDでよく言われがちな、
「意見がないASD」
という特性
が見えてきます。

そこで、会議面で何故こんなことが起きているのか、細かく見ていく必要があります。

3.会議で何故このような事になっているのか

まず、発達障害を持っている場合必ず見なければいけないこと。

それは、
「視覚優位、聴覚優位、視覚劣位、聴覚劣位」
のどのタイプなのかという事です。

発達障害者は定型とは違い、
視覚と聴覚のどちらかが優位の代わりにもう片方が劣位で偏りがあり、はっきりしています。

Aさんの会議の様子からどのタイプなのかが分かりやすいですが、Aさんは圧倒的に視覚優位聴覚劣位タイプです。

何故かというと、
会議は視覚も使うが色々な意見や人から話を聞きながら進めるので、聴覚の方がかなり使う。
ですが、Aさんは聴覚をかなり使う会議が苦手であるという特性がある。
また、
「どう思う?」
と聞かれても
「特にないです」
の一点張りになってしまうという部分でも、
周りの意見を考えつくペースについていけていなかったり、どう返せばいいか分からなかったり、周りの意見を頭の中で整理や処理をするのに時間がかかるという、処理速度の低さや聴覚劣位の特性が分かりやすくでています。

これらが積み重なり、会議が苦痛で意見も出せないからボーッとしているように周りからは見えてしまう。
こういう事だと思います。

私も聴覚劣位ですが、会議が一番苦手で、頭の中に意見が出てくる感覚すら未だによく分かりません。
いくら考えても意見が頭の中になかなか浮かんでくれないんですよね。

4.どうすればいい?

Aさんの生かせる部分を見てみましょう。
確かに聴覚劣位なので聴覚を使うのは難しいかもしれませんが、視覚優位という生かせる部分があります。
また、言われた事はきっちりこなす真面目さんです。

生かすべきなのは、視覚優位と真面目さでしょう。
例えば、朝のうちに何に対して意見がほしいのか伝えて、
「仕事終わるまででいいよ」
とか、
「紙に意見を書いて渡してほしい」
という形にします。

何故なら、聴覚劣位の状態の会議は何が大変かというと、その場で答えなければならないという部分なので、
仕事終わるまでと考えられる時間を周りより多めにとったりだとか、
紙に意見を書いてなど目に見える状態だと、自分で確認できて、自分の意見を整理してちゃんと全部相手に伝わっているかを確認出来る状態だと少し安心して、意見を出せると思います!

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