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クリスマスソングは嫌いだけれど

ここのところずっと
back numberの『クリスマスソング』をrepeatしている。
誰ですか。今、「あんたがback number?!」って驚いた人!
そうですよね。「っぽく」なさそうですよね。
「っぽく」ってなんで決めつけるねんって思うけれど、
誰しもの中に誰しもの〝イメージ〟ってありますもんね。ねえ全く。
 
きっかけは先週のNHKのど自慢。
最後に登場した若いにいちゃんが歌った。いいな、と思った。
うまいかと言われたらどうかなあなのだけれど、
なんだか歌と合っているような気がして。
この舞台で歌おうとしての選曲と、少なくとも画面上から感じられる雰囲気と、が。
 
歌い終わってのすこしトークで
司会の小田切千アナウンサーが訊いた。
「クリスマスのご予定は」「仕事です(笑)」
そもそも「クリスマスは何かするもの」って前提での質問は「なんやそれ」やで。
でもこのアナウンサーが悪いとかじゃなく、
もうもはや皆の思い込みというか共通認識によるものなのだろうなあ。
むしろ千ちゃん(なんで「ちゃん」付けやねん)があの雰囲気とあの笑顔で言うから逆に罪がなく感じられすらした。
(ホント千ちゃんって適役だよね。という話をすると長くなるので今回は割愛する)
さらに千ちゃんは訊いた。「お相手は?」
だからぁ、とツッコむのはもうやめるとして。
歌い終わった彼は答えた、照れたように? は、ちゃうかもやけど、
うえーい! って感じじゃなく、なんだか素直に
「募集中です」「じゃあPRを」
彼は言った。「よろしくお願いします(笑)」
なんかいいな、って思ったのです。
いや、それも計算かもしれへんで。わからへんで。
でもその素直そうな感じと、この歌が、
なんだ、ちょっとびっくりなヒネクレ素直な歌詞を超ストレートほっこりまっすぐふんわりなメロディーの載せる1曲は、合っているように感じられて。
いいな。いいね。ああ、高嶺の花子さん。
このバンドのリズムへの歌詞の載せ方、ほんま面白いよね、うまいよね。
 
なんだろうなあ。
なんなんでしょうねクリスマスクリスマスって。日本人が。
いや、別にいいんですよ日本人でも国籍は関係ない。
しかしこの時期の街中やいろんな店内のクリスマスソングはどうなんだ。
なんかの洗脳みたいにすら感じませんか?
購買意欲を掻き立てるためかな、欲情(いろんな)を掻き立てるためかな、せやろな。
あ、あれか。年末の殺伐とした空気をほんわかメルヘンドリーミンにするBGMか。
誰もが嫌でも来年のことや先のことを考えざるを得なくなってちょっと鬱々ともしそうになるのを無理矢理あげあげHappyにしちゃってプレゼント気分とかにしちゃうのか。
先日は街場で「ジングルベルジングルベルうるさいねん」とちょっとキレかけた。
あと、クミコが歌うクリスマスソング(バラード系)も押しつけがましいねん。
なにがハレルヤじゃ。あ、これはクミコの唄が好きじゃないってだけです(笑)
 
クリスマス、ご予定はありますか。(だからぁ!笑)仕事ですか。うん。(聞いてない?)
好きなクリスマスソングはありますか。山下達郎、かかりすぎてもう飽きひん?(笑)
 
back numberの『クリスマスソング』は
某動画サイトでバンド公式がPV(full)を配信していて、
コメント欄に寄せられているコメントが、なんかね、ふふふ、となるのです。
顔も見えないいろんなひとが、
この時期、7年も前に配信されたこの1曲を思い出し、聴きたくなって、そこに集う、
それぞれのスマホやPC前で。
それは他でもなく、
この、なんだか人をおセンチ(死語。この言葉いいよね!)にしちゃうシーズンとイベントの力であり、
肌で感じるさむさ冷たさと、においと、
だから、きっと、この歌で。
なんだかあったかいな、ふふふ、いいな、と、笑います。
ジングルベルジングルベルうるさいねんとキレているにも関わらず(笑)
まさに歌の力で、人の力、やねんな、
コメント欄によせられたいろんな気持ちに目を通し、思いを馳せ、
こんな私ですら感傷的にならざるをえません。
もしかしたら日曜日に歌っていた兄ちゃんも集っているのかもね、ふふふやね。
 
12月ってほんま早い。師だけじゃなくわしも走ってます走り回ってます。
うかうかしてるともうすぐに来年になってまうやん、なってまうで!
でもでもちょっと立ち止まってお好きなクリスマスソングでも聴いたりなんかもしながら、
顔のみえるひと思い出せる人、それだけなく、みえない人知らない人なんかのこともちょっと考えたり思いを馳せたりしながら、ぼちぼちと、まいりましょ。
あったかいもんでも呑みながら。この時期、ホットワイン(グリューワイン)とかも、ええよねえ。
先日青い薔薇ならぬ青くてラメラメでギラギラのポインセチアを見ました。きもちわる。でもあれはあれであり。ぎらっぎら!



この時期、旅芝居でもクリスマスソングが踊られることが多い。
B’zとか!(笑)
幕(カーテン?)があいたらサンタ姿に金髪ウィッグみたいなんでキメポーズしてたりして。
客席が「キャー」ってなるのを見て、げらげら笑いながら寒気の鳥肌、な私はやはりひねくれていますね(笑)

ふわふわコートみたいな女形でクリスマスソング系とか冬の歌系もこの時期多いよなー。ぎゃー。



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大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

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