それは皆の人生のステージ/『NHKのど自慢』のことや劇場のこと

『NHKのど自慢』って、人間社会の、世界の、日本の、縮図みたいやと思いませんか？
人間そのものの魅力にあふれていませんか？
日曜日の昼、この番組を観て、泣いているのは、私だけないと思うのです。
泣いたり笑ったりツッコんだり、忙しくしているのは。

昨日ひさしぶりに観ました。
この番組は情報量が多すぎてうっかり観てしまうとバテてしまうので
途中でやめようと思ったのだけれど気づいたら最後の
いつまで経っても気持ち悪いくらい老けない郷ひろみが
なんか意味わからんノリだけの歌を晴れやかに歌うところまで観ていました。
ツッコみどころ満載すぎて疲れましたが、なんかちょっとホロっと涙ぐみました（疲れてる？！）

とか思ってたら、ふと、あ、10年前にもBlogに書いていたことを思い出しました。

【なぐさめ、はげまし『のど自慢』の、ああ、『ＮＨＫのど自慢』の鐘が鳴る】

ちょっと古いし相変わらず口悪いけど、
思っていること、変わってへんから貼っておくので、よろしければ（笑）

最近、人にとっての「場所」とか、
誰かにとっての（人生の）「舞台」というものを考えます。
きっかけは、近年、私の大事な場所となったストリップ劇場でのこと。
私的homeのようになったとある劇場、通い出して間もない頃、
長く通う常連さんのひとりが私に話してくれました。
「ここはおっちゃんらにとっても〝舞台〟やねん」
「ステージに立ってるお姐ちゃん（※踊り子さんのこと）を観てる、応援する。
いつもと違う自分になれる。おっちゃんらにとっても舞台やねんな」

人生の、ステージ。

世界には、まあ、もぉ、いろんな人がおる。いろんな人がおりすぎる。
そりゃもうツッコみだしたらキリがないほどに。
でもそのそれぞれにいろんな人生や人生観があって、皆が、らしく、生きていて。
それは時に理解しがたかったり己や己のまわりとは違っていたり接点がなかったりもするけれど、それでも、人は、どんな人も皆、キラキラである。あ、もっかい言うが、ツッコみどころ多いけど（笑）

人間って、おもろい。
こわいしウザいしどうしようもないけど。
世の中にはどうしてええかわからない問題も眩暈するほどあるけど。
でも私はやはり人間を信じたいし、人間はおもろい、愛しい、と思いたい。さまざまなステージそう思う、思えます。

先日、どっかのトホホな市長が数日前WMG（ワールドマスターズゲームズ）について言うてたなあ。
「知らんおじいさんが100メートル20秒ぐらいで走るのが見たいですか」
「家族は楽しいけど、知らん人が走ってんの見ても『大丈夫かな、つまずけへんかな』ぐらいでしょう」
おいおい。てか、えー。なんちゅう発言じゃ。
ねー。そうかなあ。そんなことないと思うけどなあ。

それぞれの人生のステージは、皆、きらきらだ。例え、観ている人が好き嫌いで何を言おうと思おうと、例えツッコみどころ多かったり滑稽だったりしても、でも、だから、それでも、ううん、むしろ、そうだからこそ、きらきらだ。

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大阪の物書きでございます。
現在、lifeworkたる原稿企画２本を進め中。
大衆芸能（旅芝居（大衆演劇）やストリップ）や大衆文化を追っています。
下町・大衆文化も好きです。
女２人の立ち呑み旅、連載中。現在第７回まで更新中。
http://tabistory.jp/cat_story/cat_sakabawoman/

普段はラジオ番組やらＣＭやらの構成作家やライターです。まっしぐらな曲者です（笑）
AM懐メロリクエスト番組やCM書きやら、
大衆演劇関係では、
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いまはまだ日本も世界も色々大変で心配ではあるのですが……
己の出来ることを考えたい、ひとつずつ、いろいろ、やっていきたいです。
（理想高すぎるねんけど←これがあかんねんな笑）
皆、皆が、平和で楽しくありますように……！
改めて今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとう。ラブ。