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Les Champs-Élysées/素敵なことが

先日、梅田の地下街で『オー・シャンゼリゼ』のインストが流れていた。
嫌いじゃない。つい歌っちゃう。
〝いつも何か素敵なことがあなたを待つよ オ・シャンゼリゼ〟
これ、よく口ずさまれる安井かずみ訳詞ver。
明るくてPOP。ここの歌詞特に好き。なんか嬉しくなる。
 
なぜいきなりこんなことを書こうと思ったのかというと。
先日、週に何度か会いに行っている祖母宅で、カセットテープをひとつ失敬してきたから。
うちのオバアが作った謎の置物を置こうとしたら目についたのでひとつ貰ろた。
亡くなった祖父のコレクションなのです。
まだ棚に結構残っている。
 
祖父はすげーまめな人でいろんなものを録画録音していました。
録画は格闘技(ボクシングが一番好き)とドキュメンタリーとかノンフィクション系。
録音は昭和歌謡と懐メロ。
あの時代のあの地域に、という言い方は非常に語弊がありますが、
だからこそハングリーと知識を必要としていた人でした。ということは、また書かなきゃな、ですが。
 
とはいえ、埃をかぶるくらい古い。
 
縁者親戚身内はこれらを「ゴミ」と言い張る。
勝手に半分くらい捨てやがった。
私は怒り狂った。ですが、持ち帰って早よぉ音源化しなかった私が悪い。
(お金も手間もかかるし。という言い訳)
 
その中でひとつ、先日、まだ残っていた「越路吹雪集」に目が行ったのです。
思わず、手に取った。

「ハイカラやなあ」(死語)


 カラオケを趣味・得意とするオバア(以前の記事) に
いつも「越路吹雪歌いなよ」と薦めます。
「そんなもん踊りまわさなあかんやないか」と却下されます。
だからつい、「私は酔っぱらったら『ろくでなし』を歌うよ、『ラストダンスは私に』も歌うよ」
……とは言えず「せやなあ」と答えるのですが。わはは。
 
〝いつも何か素敵なことがあなたを待つよ オ・シャンゼリゼ〟
 
岩谷時子訳詞verの『オー・シャンゼリゼ』、御存じですか?
もしかしたら、私、安井かずみverよりも好きかもしれません。
「行こう」「出かけよう」「おもろいもんめっかるよ」
「あたしは行くわよ」みたいに感じられるの。いや、私の感じ方ですが。
これぞ岩谷時子&越路吹雪、的な。でも、原語もこれに近いみたい(さすが)
 
〝欲しいものが昼も夜中もここにはあるよオーシャンゼリゼ〟
 
欲しいもの、って?
食べ物とか、ショッピングの物かな。
いや、そうやろうけど、それだけじゃないようにも思うねん。
それは気持ち的な何か、って、ええように言いすぎか(笑)
 
そしてその気持ち的な、は、きっと、もしかしたら、
いろんな人やいろんな皆にとって〝劇場〟に、あるような、気がしてならない、この何年かです。
 
あ、劇場って、劇場です。
でも、劇場って、つまり、世界ですが。
でもでも、劇場です。
 
なんだそれ。

皆様どうぞ良い週末を。ありがとうです。
 
 
 

結局何が言いたいかって言うと、
今日からのしばらくの間、特に、京都の素敵な劇場に行きませんか、ということ。
シャンソンもそれらの曲も全く関係ないし、
エッフェル塔も通天閣もありませんが、五重塔はあります。

その真下の劇場で始まりました秋のお祭りが。

よければご一緒しませんか。
“素敵なことが”、人が、人たちが、たくさん、です🦋♥

DX東寺、金銀銅杯、というお祭り、20日まで。


以下は、ちょろっとですがいつもの自己紹介 。
と、苦手なりにもSNSあれこれ紹介、連載などなどの紹介!!も。
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ご縁がつながったりしたらとても嬉しい。

大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

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