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告白する勇気が出ない”草食系の男女”に向けた、マッチングアプリを創る「宮本大輝」さん

”告白する勇気が出ない…”
”好きアピールが出来ない…”

このような”草食系”な男女が、ノーリスクで”好き”を伝えることが出来る。

そんなマッチングサービス ”スキッテ” を造る、岡山大学4年生の宮本大輝さん。

彼は、去年の11月に行われた、岡山イノベーションコンテストの”ビジネスプラン部門 大学・専門学生の部”で大賞を取りました。

”スキッテ”では、従来のマッチングアプリとは異なり、既に知り合っている「好きな人」に思いを伝えるサービスです。

そんな、今まであるようで無かったマッチングアプリの開発に努める、宮本さんに、インタビューをさせて頂きました!

知り合いからマッチングを起こすサービス”スキッテ”

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ーー宮本さんは、現在どのような活動をされているのですか?

今は、”スキッテ”と言うサービスを作っています。

”スキッテ”とは、簡単に言うと、LINEの友達内でマッチングを起こすサービスです。


今までのマッチングアプリは、出会いが無い人のためのサービスでした。

しかし、僕は、出会いがあるけど、恋人を作れない人もいるのかなと思って。


例えば、学生でしたら、サークルとかで出会いがありますよね。

そのような、同じコミュニティ内で恋人を作りたい。

しかし、同じコミュニティ故に、あと一歩が進めない。


このような悩みを解決したいと思い、”スキッテ”の開発をしています。

「好き」の気持ちを伝えられなかった、高校時代

宮本さん

ーーどのようなきっかけで、”スキッテ”を始めようと思ったのですか?

以前、自分がこのような問題を抱えていたからです(笑)

高校生の時、自分が「いいな!」って思う人がいたんですけど、なかなか告白できなくて…

この時に、

「もっと告白のハードルを低くするアプリがあったらな」

と思い、当時のアイデア帳に書き留めていた。

これが、”スキッテ”のきっかけです。

ーーどうして本格的に”スキッテ”を始めようと思ったのですか?

いざ本格的に”スキッテ”を始めようと思ったのは、去年の2月でした。

偶然岡山イノベーションスクール”の案内を見つけ、今まで溜まっていたアイデアを形にしたいと思い、応募。

そしたら、スクールに合格させていただいて。


このスクールで、色んな人に”スキッテ”のことを話したら、意外と好評だったんです。

そこから、小さいながらも”スキッテ”というサービスを開始しました。


アメリカへの研究インターンシップ

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ーー”スキッテ”以外にも、何かアプリやサービスを作ったことがありますか?

はい。最近でしたら、Clubhouseに関する、ちょっとしたサービスを作ったりしました。

そんなにユーザーは来てないんですけどね(笑)

ーー宮本さんは、いつからアプリを作るようになったのですか?

ここ1年前くらいからです。

パソコンは、昔から好きでした。

だから、その延長で中学校の頃に、初めてプログラミングに触れてみたんですけど、

「むず!分からん!」

って、なりました(笑)

そこから、しばらくはプログラミングに触れず…


そして、大学の1年生の時に、授業でC言語を学び、プログラミングの楽しさに気づきました。

さらに、僕は大学3年生の時に、アメリカのロードアイランドへ、研究インターンシップ生として3ヵ月間留学。

これが”大きな転機”になったんです。


研究インターンシップなので、授業には参加せず、研究室で機械学習を用いた、産業支援ロボットを作るプロジェクトに参画させてもらいました。

ここで”Python”について深く学び、更にプログラミングが好きになったんです。

そして、研究インターンシップから帰り、大学の4年生から、色々なサービスを作り始めました。


なので、アメリカへの留学が、

「自分、エンジニア好きだな!」

ってことを、教えてくれたんです。

岡山イノベーションコンテスト「ビジネスプラン部門 大学・専門学生の部」大賞

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ーー岡山イノベーションコンテストの”学生の部”で大賞を受賞された時の気持ちを教えて下さい。

一言でいうと、気が引き締まりました。

以前は、好きに自分が語っているだけで、

「コンテスト出られたらいいな~」

くらいのモチベーションでした。

なので、イノベーションスクールに通っている時は、ユーザーヒアリングやプロトタイプの作成もせず、インプットばかりしていたんです(笑)


そして、去年の10月に、コンテストの出場が決定。

この時、

「本気でしなくては…」

と思い、”スキッテ”のホームページを作成するとともにテスト運用を開始しました。

宮本さんの”幸せに感じる瞬間”

アメリカ

ーー”スキッテ”の運営をしていく中で、幸せな瞬間を教えて下さい。

本当は、

「マッチングが成立して、ユーザーさんから、感謝の声を頂いた時!」

と言いたいのですが、まだマッチングが成立してなくて…

現在、”スキッテ”は、テスト運用をしています。


なので、今は自分のアイデアプランを話して、いい反応を頂けた時。

また、自分の事業に共感してくれ、ヒアリングなどの協力をしてくれた時。

このような瞬間に幸せを感じます。


あと、コンテストなどで、自分の事業を選んで貰った時。

これも嬉しい瞬間です。

反対に、自分のピッチが賞に選ばれなかった時は、ともて悔しく思います(笑)

新しいものを生み出したいんだ!

ピッチ

ーーこれからの宮本さんの将来像を教えて下さい。

僕は来年から、岡山大学の大学院に進学します。

なので、大学院1年生で起業して、”スキッテ”を事業化。

そして、大学院を卒業し、そのまま自分の会社で働きたいと思っています。

その時には、また新しいアイディアが浮かんでいるでしょうから、そこからは、まだ未定で…

このような”理想”を思い描いています!


とりあえず、

「新しいものを生み出したい」

これが僕の軸です。


しかし、自分の技術力は、まだ不十分なんです。

なので、ITベンチャーに入り、開発をしながらスキルを身に着けていった方がいいかな、という迷いもあり…

このように、暗中模索をしています。

これから起業したい人に向けて

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ーー最後に、これから起業がしたい人に向けてアドバイスを頂けませんか?

僕は、まだアドバイス出来るような立場じゃないので…(笑)

なので、自分の恩師の言葉を引用させて頂きますね。

別に起業はしなくてもいい。

むしろ、大企業に就職する方が、ヒト・金・モノ・情報が揃っていて、いい環境だ。

しかし、「既存の企業では出来ない and 自分がどうしてもやりたい」のであれば、起業すべきだ。

僕はこの言葉を、とても大事にしています。

取材を終えて

ノーリスクで好きを伝えるサービス
”スキッテ”

読者の皆さんは、人生の中で、

「あの人にスキを伝えたかった」

という後悔をお持ちでしょうか?


筆者は、好きだった相手に、恥ずかしくて、気持ちを伝えることが出来なかった。

このような、ほろ苦い経験をしたことがあります。


宮本さんとインタビューをしている中、

「”スキッテ” が、僕が悩んでいる時にあったら、良かったのに…」

と、強く感じました。


大半の方は、人生で一度は、”スキ”を伝えれなかった。

このような経験をしたことがあるでしょう。


そんな時、ノーリスクで好きを伝えることが出来る ”スキッテ”。

このサービスには、たくさんの人を後悔から防ぎ、幸せにする可能性を秘めています。


宮本さんにより、1組でも多くのカップルが誕生し、幸せな人生を送れることを、心の底から願っています!


>>スキッテはこちらから

>>宮本さんのTwitterはこちらから


執筆:堂本一樹/編集:やぶなお

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