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カバーレターって何?オーストラリアでの書き方

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記事を書いてるのはこんな人
momohasu
オーストラリアにワーキングホリデーで入りファームジョブをしてセカンドビザ取得。ビジネスビザからその後永住権へ。
日本でのキャリアの延長としてオーストラリアでもグラフィックデザイナーとデジタルマーケティングを仕事にし現在ローカルビジネスや日本食レストランと関わる。
++記事の信憑性について自身の経験++
*ワーホリ時代テイクアウト寿司ショップで3ヶ月後から社長とペアで採用を担当
*現在夫及び友人の飲食店経営のサポートと彼らへのヒアリング
*ローカルデザイン会社に就職経験
*オーストラリアのTAFEにて就職に関する知識を学ぶコースを受講

今回のカバーレター情報は特にTAFEのコースで得た知識とこれまでの経験を主に反映しています。


オーストラリアで就職活動、またはアルバイト探しをする際には基本的には履歴書と共にカバーレター必要となります。

*日本食レストランでは重要視しないところが多数。
カバーレター代わりのような形でメールで内容を書いて履歴書添付をする応募者が多いです。
ですがワーホリや学生問わず知っておいて損はないので興味があれば読んでみてください。

カバーレターって何を書けばいいのか?

重要なポイントは「この人本当にうちに興味があるんだな」と思ってもらうこと。

カバーレターをどこまで採用側が重要とするかは正直、職種やポジションの重要度によります。ですが基本的に

Hi ! My name is Hanako from Japan.
I'm interested in a kitchen hand position!
I'm available 6days in a week!

てな感じのメールに履歴書ポン!ではダメです。
履歴書にも注意ですが…これも後ほど書いていきます。
(ジャパレスでは人がいなければこれでも面接にいけますがある程度の知識やスキルを必要とするローカルのポジションではこれはNG)

書く内容としては

1:自分の基本情報
2:相手の情報
3:日付と何に対しての連絡なのかのタイトル
4:どうしてこれを書いているのか
5:そのポジションに対しての自分の経験
6:経験を踏まえてポジションにどう活かせるか
自分を雇うべきベネフィットをアピール
7:締め(インタビューでもっとこういうことについて話せます的なものから日中の連絡先と共に「連絡待ってます」)
8:締めの決まり挨拶

それぞれの内容について下記で触れていきますね。

1:自分の基本情報

カバーレターに入れる自分の基本情報は
*名前
*住所
*電話番号
で十分です。

住所は番地まで入れる必要はなく、suburbまでで大丈夫。
名前は一番目立たせましょう。

【余談】
オーストラリアで仕事を見つけるとき、履歴書やメール、カバーレターに記載する名前はパスポートにある実際の名前じゃなくてEnglish nameでもいいです。日本人の名前はオーストラリアの人には読みにくかったり覚えにくいことがあるので好きに読んで欲しい名前を作って普段使ってもいいんです。


2:相手の情報

相手の情報というのは応募する企業や店舗の採用担当者のこと。

求人に書いてあることがあるので採用担当者の名前が分かればしっかり明記しましょう。少なくとも
*企業名
*住所
は最低限しっかり調べて記載しましょう。担当者が分からない場合はそのままでOK


3:日付と何に対しての連絡なのかのタイトル

ここは簡潔にカバーレターを書いている日付(最新が好ましいので送るときに書き換えましょう。)と

どのポジションに対する応募ですと分かるタイトル。例えば

RE: Application for the position of Barista

ポジション名も求人を見てそのまま使いましょう。
大量の応募が来た場合メールをキーワードで絞って集める場合があるのでそこは企業・店舗の基準に合わせましょう。


4:どうしてこれを書いているのか

今一度どこのなんというポジションへ応募しているのか、またどうして応募するのかきっかけや気持ち、意気込みなどを簡潔に記載


5:そのポジションに対しての自分の経験

基本的にはどこの企業・店舗もすぐに即戦力になる人材が欲しいもの。
パソコンを触ったこともない人に「グラフィックデザイナーのポジションに応募します!」と言われても「何言ってんの?」となりますよね。

そのポジションに関係する自分のバックグラウンドについて簡潔に書きましょう。たくさん経験があっても関係ないものは記載しません。

また、他にオーストラリアでの仕事の経験があれば書きましょう。ローカルで働いてきたのかどうかも英語力やコミュニケーションが取れるのかなどで気にする採用者は少なくありません。


6:経験を踏まえてポジションにどう活かせるか
自分を雇うべきベネフィットをアピール

ここ大事です。

私個人的にはトップクラスで大事です。
「私を雇ったらこういういいことがあるよ」とアピールしなきゃいけない。

日本人にとったら「こんな大袈裟に言っちゃっていいのかな…」「自信過剰だと思われないかな」「こんな出来ないじゃんと思われたらどうしよう」
と遠慮がちになるところですが、ここはオーストラリアです。
主張していってなんぼです!

もちろん出来ないことを出来るって言ってはダメですよ。でも出来ることは大袈裟に言うくらいがいいんです。

例えば「飲食店で数年バイト経験があり餃子をきれいに焼ける」なら「餃子をジューシーに美しく焼くことが出来ます!」と形容詞で飾り付けてアピールしましょう。


7:締め(インタビューでもっとこういうことについて話せます的なものから日中の連絡先と共に「連絡待ってます」)

レジュメにreferee(推薦者、保証人)を書いていなければインタビューで持っていくこと(きちんとrefereeがいることをアピール)や資格、経験などをお話出来ます!と言ったことや

電話番号とメールアドレスと共にいつでもご連絡くださいといった内容で終わりに持っていきます。


8:締めの決まり挨拶

ここは形式的なもの。

Thank you for your time and considerationなどと締めて

Kind regards,

Hanako Yamada

で閉じましょう。


カバーレターでの注意点

アピールして!と言われればたくさんしたくなるかもしれませんが、基本的にお相手は忙しい!大量の応募書類に目を通さなきゃいけない!と思ってください。

簡潔にかつ最大限のアピールを英語で

これが最初のベースを作るのに難しいポイントですね。

でも英語の便利なところはこのアピールを結構簡潔に出来る言葉がたくさんあること。
「与えられた以外の仕事も躊躇することなく受け入れます!」
となんでもやってみますよな姿勢をアピールしたいなら
Adaptable とかね。一言で言えるんです。便利じゃないですか?

レジュメやカバーレターを作る前に自分の個性やいいところや経験、強みなどを洗い出してどういい印象を添えて伝えられるかを用意しておくといくつか違う種類の仕事に応募することになっても有効に使えます。


最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。

絶対的な正解があるものではありませんが最低限抑えなければならないポイントはあります。私の知識はクイーンズランド州の日経及びローカル企業での経験と国主導の教育機関で学んだポイントをベースとしています。

違う定義や意見などを見つけた際は数あるうちの一つだと受け止めていただければ幸いです。

まだまだ整理中の為追記することもあります。予めご了承ください。

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