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ジャニーズに興味がなかった女がSixTONESの1stアルバムを買うまで。


「ジャニーズはハマったらおしまいよ」

遠い昔、知り合いから言われて「いやいやジャニーズにハマるとかありえんってww」なんて失笑していたアラサーの私。

最近見事にSixTONES(ストーンズ)という沼に落ちました。

そんなつもりなかったんですよ!←


(ジャニーズに興味がなかったといえば、嘘になりますが、一般人並みに知っているぐらいのレベル感です。)


 私とジャニーズの思い出と言えば、叔母がSMAPにはまり、1度だけコンサートに連れて行ってもらったことぐらいでしょうか。当時私は小学3年生で、座席はなんとアリーナ3列目。ライブ始まりで木村くんが目の前に登場したとき、その場にいた全員が「ぎゃあああああああ」と地鳴りのような声を発していたのを覚えています。もちろん木村くんファンの叔母は号泣。私は彼が放つオーラに圧倒されて、ずっと夢見心地でした。


あ、もう1つありました。
その15年後、今度はMステの観覧で嵐を初めて見ます。私はPerfumeのファンクラブ枠で観覧に当選したんですが、その時のゲストが嵐、ゆず、Mr.Children、Perfume、aikoという凄まじいラインナップ。
もちろんPerfumeで興奮したものの、まさか自分が嵐の登場シーンであんな甲高い声を出せるとは思いもしませんでした。嵐で最も顔がタイプである松潤が近くにいて発狂してしまったみたいです。(ちなみにごくせんの松潤は永遠です。異論は認めんぞ)

 ただそれ以降、様々なグループがデビューしても、「あー、またジャニーズか…。同じようなグループばかりだな〜」という印象で見ていましたし、SMAPの解散騒動から事務所のイメージはかなり悪くなり、ジャニーズに心動かされることはほぼ無くなりました。

楽曲もthe アイドルみたいなキラキラ王道ソングが多いため、どんどん年老いていくアラサー女には聞くことすら厳しくなってきます。なので、ジャニーズの曲を聞くことを毛嫌いしていたんです。Jr.の曲なんてもっての外でした。

 そして昨年頭、SixTONESとSnowManが同時デビュー!となった時も、全く興味も示しませんでした。まずSixTONESの読み方が分からなかったし、てか誰?!(見取り図風)という気持ちの方が強かったのです。

では、なぜそんな私がSixTONESに沼ったのか。

きっかけはTwitterで流れていたジェシーの「ドナルドたけし」でした(そこなんかい)

 それはしゃべくり7でジェシーがモノマネを披露するという場面。ドナルドたけしとはその名の通り、ディズニーのドナルド+お笑い芸人たけしの融合です。ドナルドのモノマネは誰から見てもかなり難易度が高いのですが、ジェシーのモノマネも完成度がすごかったのです(語彙力)。

コロッケさんにも認めているとのことでしたが、「この人上手だな〜」という印象が残ったのです。ジェシー、 SixTONESを知るきっかけを作ってくれてありがとう。ラビュ〜!

その後、彼らが金スマに出演した際も田中樹の「中居くんを目指している」という発言を聞いて、彼のMCの腕前を見たくなり、彼らのYouTubeチャンネルを見てみることにしました。


え、なんでこんなおもろいん????は??


自分の中にあったジャニーズ=キラキラアイドル軍団という概念が音を立てて崩れた瞬間でした。


SixTONESは、とにかくどんな時もボケて、ボケて、ボケまくるアクセル全開のメンバーを仕切り役の田中樹が華麗にまとめ上げる仕組みです。見た目はとっつき難い強面だけど、最近のジャニーズでは見られないバラエティー要素たっぷりのグループだったのです。SMAPももちろんバラエティーに強いグループでしたが、それとも少し異なる強さを感じました。

↑ちなみにこちらの動画は名作中の名作です。


その後、彼らがYouTube Fan Festival に出演時の動画を拝見しました。本当に興味本位で見てみただけですが、これがすごかった。

彼らが話題になったJaponica Styleよりも、私はamazingでボッコボコにやられました。見終わった後のライフはゼロ。この楽曲、彼らの表情管理とオーラがかなりエグいです。彼らから放たれるいかにもダークな雰囲気、エロさ、力強さ(というかヤンキー感)がぎっちぎちに詰まっています。(北斗くんのジャンプに気合いが入っているのが分かりますね)

特に、「12345 SixTONES」の箇所は、過去のSMAPの楽曲「Five Respect」を彷彿とさせます。私自身、Five Respectがとても好きなこともあって、懐かしさも感じてしまったのかもしれません。

よくよく調べると、この時まだ彼らはJr.だったらしい。いやいや、なんで今までJr.にいたんだよおかしいだろ、と思わずとツッコみたくなるぐらいです。彼らはJr.の段階で、日本人初のYouTubeアーティストプロモーションに選ばれ、MVを撮影するという、実はものすごい偉業を成し遂げていました。

そしてついにこの楽曲に触れてしまうのです。

こちらは SixTONESの2nd single NAVIGATOR のH ZETTRIO カバーアレンジバージョンになります。


これが、
ほんっっっっっっっっとうに素晴らしい。


もちろん原曲も好きです。でも、あの原曲から最初、ここまで素晴らしいアレンジをしてくれる方とすでにコラボしてるのか!と思わず自分の耳を疑いました。ちょっと待て。これはもうアイドルの楽曲ではない。こんなクソかっこいい(口が汚いわよ)ジャジーなアレンジでも君たちは楽しませてくれるとは!このアレンジされた曲の世界観とVJが見事にマッチし、引き込まれてしまいました。(VJって意外と大事なんですよ)

ちなみにこの動画、本人たちは一切出演していません。彼らが音楽で勝負しようとしているのが見えて、それがまたアイドルっぽくなくて良いですね。

そして、とうとう私は2016年のSMAPのベスト盤以来ぶりに ジャニーズのアルバムを購入することになります。タワレコにはジャニーズブースが設置されていて、そこでCDを手に取るのはちょっと恥ずかしかったけど。

(てか、ストリーミング配信が無いのって今の時代有り得なくないですか?そういうところで機会損失してるんだぞっっ!!ジャニーズ!聞いてるか?!?!)

購入前にアルバムのダイジェスト動画も拝見させていただいたんですが、それがまた良かった。

特に
3曲目「Special Order」、
6曲目「Dancing all night」、
8曲目「coffee & cream」
11曲目「うやむや」
は必聴です。

私は普段からPerfumeやCapsuleなどを好んで聞くタイプなので、こういうバッキバキのトランス・ボカロ系に心奪われてしまうので、ちょっと偏ってるかもしれません(ファンの方からしたら、全部って言わんかいって怒られそうですけど笑)


全て聴き終わってから、「久々に飽きないアルバムに出会えたな」と感じました。

それほどこのアルバムは、アイドルという概念を越えて、いろんなジャンルの音楽を堪能できるし、ここまで楽曲だけでカメレオンみたいに変貌できる彼らは、いつか「SixTONES」というジャンルを確立できるんじゃないか?と思えるような、可能性に満ちた一枚になっていると思います。いや、もう確立してるか。あとほとんどの曲で英語の歌詞が多いことや、みんな歌が上手いんですよ。特に松村北斗くんの声がいいスパイスになってるんですよ。


ということで、どハマりしている SixTONESについて、一気にわーーっと書いてしまいました。

もちろんこの数週間で知った知識で書いたので、間違った記述をしてるかもしれません。そのあたりは暖かく見守っていただけるとありがたいです(土下座)

まだファンクラブに入るまでの勇気はないけれど、こっそりと細々と彼らを応援していこうと誓った春の夜だったのでした。

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