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フェイクに踊らされる愚を犯すな。トランプが見ているものは大統領選の顛末ごときではない。

まず、最初にお詫びを申し上げたい。
「1月6日」をキーワードに、トランプが上下院における選挙人名簿確定時に大逆転劇を起こすといったニュアンスの記事を書いてきた。
だが実際に当日を迎えると、トランプの呼びかけで集まった体の群衆が議会を占拠する事態が起き、実質正常な審議が不可能になった。
この瞬間に、トランプや彼のチームであるマイケル・フリン、リン・ウッドたちが警告していた「歴史的な瞬間を目にする」という言葉が、大統領選での逆転を指しているのではないのでは?と思いついた。
なぜなら、あの混乱から先、配信される記事が通信社などの希望、願望の類で書かれたものという色合いが濃くなっていったからだ。

一方で、あれだけ頻繁にツィッターで国民へ向けて不正州で何が起きているのかや、自身の考えをつぶやき続けていたトランプの更新が止まった。
なので、おいらはひとまずアメリカに関する記事執筆を止めた。トランプが静かになっている以上、彼が次の発言を始めるまでは全て周囲の憶測に過ぎない、もっとはっきり言えばフェイクだと切り捨てるべきだと考えたのだ。

そのため、おいらのツィッターにも「なぜアメリカ大統領選の顛末を書かない?」「バイデンが大統領になるという結果が読めなかったことを謝罪して欲しい」といったDMをいただくことになった。
だが、フェイクばかりの中で、それを否定して歩けば自分の周囲も混乱させることになる、と返信を控えていた。正直なところ、何も決まっていないのに、おいらだけが謝罪する道理もないとさえ考えていた。
しかし、何も変わっていないと説明する材料を集め、まとめるには時間が少なすぎた。とどのつまりは、中途半端なものに時間を割くより、可能な最終形を目指したものをご覧いただく道を選んだ、というわけだ。

今回、お詫び申し上げる理由は、ここまで待っていただいた点に尽きる。それには大変恐縮している。
そして改めて、こうして記事を配信するに至ったのは、トランプが目指しているものがわかったからだ、と申し上げて本題に入りたい。

まず、トランプのツィッターが動きを止めたのは、彼が書き込み自体を止めたからではなかった。
「kakikoSHOP」氏のツィートをご覧いただきたい。


kakikoSHOPFlag of JapanFlag of United States
@shop_kakiko

トランプ氏関係のツイートがどんどん消されている。これくらいのことは普通にやるだろうな。
Twitter社も冷静になるべきだよ。こんなことやったらバイデン陣営の一人勝ちで終わる訳がない。実際はトランプ支持者の方が多いから内戦になるよ!世界一獰猛な国民を騙したんだから。し~らない。
https://twitter.com/shop_kakiko/status/1346991277254983683


やはり、書き込みたくても書き込めない、いや書いたものからツィッター社が削除に走っていた、だから見かけの上ではトランプが発信を止めたように見えていたわけだ。
おいらなどは、デスクトップの右上にトランプのアカウントを常時表示しているので、おかしいと気がつくあたりまではすぐにたどり着いたが、ツィッター社が細工をしていた、にまでは至らなかった。無念だ。

更に「BLAH」氏からは、こういう指摘までツィートされていた。


Blah
@yousayblah

この非暴力を呼びかける動画含めて、トランプ大統領の過去ツイートが続々とTwitter社によって消され出してる。
トランプ大統領が要求した通信品位法230条の改正を、共和党は突っぱねた。その結果がこれ。
トランプ大統領の人気が終われば、あらゆる保守派と民間人がターゲットになるだけ。自業自得。
https://twitter.com/yousayblah/status/1346967206383509505


これを見て、おいらも慌てて「あの動画」へのトランプのツィートを探したが、確かになかった。
「あの動画」はトランプが自身の声で、何も荒立てることなく家へ帰りましょう、と呼びかけるものだった。それを隠すようなことをした、つまり議会占拠の扇動をしたのはトランプだ、と濡れ衣を着せる意図がツィッター社にあったのではないのか?ということなのだ。

混乱が起きようが、アメリカ大統領は最短でも1月20日まではドナルド・トランプだ。
その任期の間、暴動や襲撃などが起きれば、それを止める義務がトランプにはある。
だから彼は、議会に侵入していく暴徒を見て、落ち着け、家へ帰れ、とまず動画でメッセージを送った。しかし、それが効果を発する前にツィッター社が妨害した、これが意味するものは何か?
しかも案の定、トランプのツィートもロックされていたようだ。ツィッターを自身の声明の場にして大統領職を務めていた彼に対して、この所業は裏切りに等しいものではないのか?

皮肉なことに、「あの」共同通信は問題の動画について記事を配信している。
あの連中も、外信部だけは「まだ」まともなのか?これはこれで謎が残るが、とにかくリンクだけは貼っておきたい。


トランプ氏が「家に帰ろう」と撤収呼び掛け
https://this.kiji.is/719665315249651712?c=39550187727945729


一方で、メディアだけでなく民主党側も、トランプ封じ込めへさっそく動きだしている。
「アーロン大塚」氏のツィートをご覧いただきたい。


アーロン大塚
@AaronOtsuka

民主党は憲法修正25条でトランプ大統領を大統領として不適格の手続きを始めろとペンスに圧力を掛けている。たぶん、トランプが軍を動かすのを懸念して先手を打っているよう。
https://twitter.com/AaronOtsuka/status/1346960227640373249


結果的に(というか、なし崩し的に、だね)バイデン勝利を「認定」してしまったアメリカの議会だが、これを足掛かりにトランプ罷免へまで駒を進めようとし始めている。
これを見て、ネットではそんなことより政権移管準備を進めろ、といった頓珍漢な書き込みをしているバカを見かけたが、そんな余裕はペロシたち民主党陣営にはない。

彼らは本気で「トランプの報復」を恐れているのだ。
このまま1月20日までトランプに大統領をやらせておくことが危険だ、と彼らなりに察している。だから罷免で無理やり引きずりおろそうとしているわけだ。
まぁ、ドミニオンの不正サーバだ、投票結果捏造だ、をやり尽くしただけに、トランプがどんな手を使って暴れだすかがわからず、それに震えているといっていいだろう。

これで、過去記事にも書いたように、トランプの敵は民主党だけではなく、共和党員もいる議会全体がそうだ、という図式がはっきりした。予想の通り、トランプはトランプチームだけが同士というわけだ。
そして、トランプ対議会という真の対立構造があることを、我々に指し示すことになったとも言える。

時を同じくして、ワシントンポストが、アメリカ合衆国憲法修正25条の発動を促す記事を配信し、トランプの罷免とペンスの昇格という明確なテーマを掲げている。
「会田弘継」氏のツィートになる。


会田弘継-Hiro Aida
@hirotsuguaida

ワシントン・ポストが社説で憲法修正25条によるトランプ解任、ペンス昇格を求めた。すでに一部議員と全米製造業業界からも同様の要請・・・Vice President Pence, ・・・should immediately gather the Cabinet to invoke the 25th Amendment.
https://twitter.com/hirotsuguaida/status/1347124054767984643


そしてAFP、お前もか、という記事まで配信された。
反トランプに関してはメディアは嵩にかかって攻めてくるね、アベガーを合唱した日本のマスゴミと一緒だw


トランプ政権閣僚ら、大統領の即時免職を協議 米報道
1/7(木) 13:53配信 AFP=時事
【AFP=時事】(更新)米主要メディアは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の支持者らが連邦議会議事堂内に突入した問題を受け、トランプ政権の閣僚らが6日、合衆国憲法修正25条に基づいたトランプ氏の大統領の即時免職について協議したと報じた。
修正25条は、米大統領が「職務上の権限と義務の遂行が不可能」だと判断された場合に、副大統領と閣僚らで構成される大統領顧問団(内閣)に大統領を免職する権限を認めている。修正25条の発動には、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領が大統領顧問団を率いて免職の可否を問う投票を行う必要がある。
米CNNは、匿名の複数の共和党幹部の話として、修正25条の発動が協議されたと報じた。この共和党幹部らは、トランプ氏について「制御不能」だと述べたという。
米ABCのキャサリン・フォルダース(Katherine Faulders)記者は、「複数の」情報筋から修正25条の発動に関する協議が開かれたとの証言を得たと報道。一方、米CBSのマーガレット・ブレナン(Margaret Brennan)記者は、ペンス氏に対してトランプ氏の免職を求める「正式な」申し立ては今のところ提起されていないと伝えた。
トランプ氏をめぐっては、デモ隊の議事堂突入に先立って支持者らをあおったことや、大統領選での敗北は大規模な不正によるものだとの根拠のない主張など、数々の不可解な言動を受けて、大統領としての職務遂行能力を疑問視する声が上がっている。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/4abbddc71c1f80148c6928c9c3e7260f38f1e950


事の真相は(当然ながら)不明だ。もちろん、上下院で採択まで行きつくことは容易に想像はできる。何しろ、トランプ対議会なのでね。
とはいえ、こういう空気が議会でできあがっているのであれば、トランプもホワイトハウスでの職務遂行自体が難しくもなるだろう。周囲が全て敵と言う状況なのがはっきりした為、そもそも落ち着いていられないかもしれない。
だが、別にワシントンにいる必要もないようにも思う。年末休みのように、またフロリダへ行くこともできるし、なんだったらトランプ支持者の集まるテキサスへ移るという手もあるだろう。何しろ、ここは巨大な陸軍基地もあるわけだしねぇ(←謎w)

と、冗談を言っている間に、トランプは単純に平和的な解決の為だけに動画を撮影し、暴徒へ向けたメッセージを放ったわけではない、という話が出てきた。
藤原直哉氏のツィートになる。


藤原直哉
@naoyafujiwara

ほぉ、こういう解釈がある
トランプ大統領がみなさん散会してくださいと言ったツイートをなぜFBやTWがブロックしたか?それは実は支持者に向けて言った言葉ではなくて、1807年反乱法の発動要件だったから。
そもそもこのビデオ、事前収録したものでしたね。
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1347150485136969735


なるほどね。
大統領が言っても聞かない輩なので、排除する為に大統領は(仕方なく)これを発動します、という法律がある、と。
それはつまり、1807年に制定された反乱法の発動条件が満たされたことを意味している、が藤原氏のツィートだ。
だからツィッターにしろFacebookにしろ「あの動画」を隠す必要があったのか、と話がつながる。なぜか?反乱法の発動で反トランプが一網打尽にされる可能性があるからだ。今更でなんだか、FBも姑息だよなぁ。もう遅いってのw

そして、トランプの書いたシナリオの全貌がようやく判明した、ということだ。
「言語道断」氏のツィートになる。


言語道断Herb
@kapavistayi

全てがトランプのシナリオ通りSmiling face with smiling eyes
テッドの異議申立中にテロ発生議会乗っ取り、その後即再開採決バイデン確定 これで国家反逆罪は確定 今後は反乱法によりこれらに加担した者の大量逮捕か?
https://news-us.org/article-20210108-00111826474-usa


これの後ろ盾になる話も出ている。
やはりトランプは、テキサスにいるというのだw
「藤原直哉」氏のツィートをご覧いただきたい。


藤原直哉
@naoyafujiwara

トランプ大統領、テキサスの軍の指令所にいる模様
ほら、また何か始まる。
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1347143892475412483


なんだろう、将棋で言えば金銀の揃った囲い中に王将が陣取った、と言えばいいのか?
予想の通り、その場所はアメリカ軍の基地の中で、トランプが準備しているのは最後の大ナタである戒厳令の発令である、という予想までがすんなりと出てくる状況だ。
気の早い「お賽銭マン」氏のツィートもご覧いただこう。


お賽銭マン
@OSAISENMAN

【必見】トランプ大統領は反乱法の適用条件を満たすために、最後の最後まで引っ張って、不正選挙の証拠と裏切りを吐き出させました。唐靖遠さんの解説と完璧に一致。間違いない。
https://twitter.com/OSAISENMAN/status/1347163377693454337


まぁまぁ、その時はトランプがきっちり声明を出すので、先走らずニヤニヤ笑って待ちましょうや、ご同輩w

更にトランプ陣営の動きが目まぐるしくなってきた。
ラトクリフ国家情報長官がトランプへ渡した民主党の選挙不正調査書が、遂に上院へ提出されたのだ。
つまり、こういうことだよ!というわけで「極楽浄土探検隊」氏のこのツィートをどうぞw


極楽浄土探検隊
@9YywJzjKCkHWXXh

ラトクリフ「戒厳令砲エネルギー装填完了!」
トランプ「戒厳令砲発射用意!」
さあ、いつ撃つ!?
https://twitter.com/9YywJzjKCkHWXXh/status/1347401292595875840


トランプは、戒厳令の発令に際して首尾一貫して国民の理解を得ること、を第一に掲げている。共和党の議員でも議会でもなく、視線は国民へ、これがドナルド・トランプの生き様だと言える。
そして今、理解を得られたと確信もできたのだろう。宣戦布告としての報告書提出、いよいよこのB級映画じみた大統領選のクライマックスが近づいている。

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