見出し画像

意識高い系くんが、お父さんからとんでもないカミングアウトをされて狼狽する話w

おそらく、サイボーグ化した部分の何かに不具合があったのだろうが、とにかくこの週末は極度の下痢でどうすることもできなかった。まさに噴水の如く肛門から勝手に噴き出す始末になろうとは、で土曜の早朝からずっとトイレで過ごす羽目になってしまった。とにかく椅子に座っていることもでず(ちょっと腹に力を入れるとピュー、だった為w)、そんな惨状では無料記事の更新などする余裕もなかったのだ。
発熱や吐き気といった他の症状はなかったので、コロナだノロだじゃないな、とは思っていた。が、ひとまず週明けの時点で行きつけの病院に予約を入れた。そして、食わない、飲まないを徹底してようやく火曜日の今日に、噴水現象から解放されたわけだ。

こんな騒ぎになったので、その最盛期だった土曜日はあれこれ悲惨だった。営業へいく約束になっていたお客さんに、体調不良です、怖くて電車になんか乗れない事態となってしまいまして、と謝罪の連絡を入れた。その時に聞いた話を今日は復帰一本目として書いてみたい。

そのお客さんとはそこそこ長い付き合いで、おいらと仲のいい若い社員が窓口を担当している。彼はまさに今時の若い衆という感じで、昭和脳のおいらの物言いを上から目線であざ笑う、という感じの野郎だ。おいらは彼を意識高い系くんと内心で呼んでいる。
そんな彼が、おいらの謝罪メールを見て、了解と返してきた。ここまでは予想通りだったのだが、すぐに
「実は、タダノさんに聞いてもらいたい話があったんですよ・・・」
と追い討ちをかけてきた。
こっちもトイレで幽閉されている状態だったので、メールでよかったら話を聞きますよ?と返し、それで意識高い系くんとのやりとりが始まった。

彼は25歳くらいなので、おそらく21世紀になったかどうかの頃の話になるのだろうが、ご両親が離婚をしてしまい、以降はお父さんとの二人暮らしだったのだそうだ。
離婚した理由は、お母さんの不倫が発覚し、そういう事情だったが故に裁判で親権を勝ち取った末、父子の二人暮らしになった、ということだった。

あらまぁ、大変だったっすねぇ、とおいらはトイレから返すが、意識高い系くんはそれに反応せず、更に話を続けた。
聞いて欲しい話はここからです、の枕詞から始まったのが、そんなお父さんからなんと再婚することが決まった、と話を切り出されたそうな。なんでも、女子高生の連れ子が一人いるということで、お父さんはお前も妹ができるんだ、よろしく頼む的な話をニコニコ笑いながら告げたらしい。
まぁ、意識高い系くんはアニメも好きな今どきくんでもあるので、おお、妹さんができるなんていきなり流行の最先端じゃあないですか!と煽ってやったのだが、彼はそれにもスルーを決め込んでいる。
(↓ここから脚色あり)
そして意識高い系くんは、そんなおいらを尻目に「言いたいこと」を書き始める。
再婚カミングアウトが無事に果たせたからなのか、いつまでもお父さんが嬉しそうなので意識高い系くんも、よかったなぁ、と祝福の声を挙げていた中、お父さんが
「いやぁ、俺はずっとお前が嫌いでなぁ」
と笑いながら話を始めたという。
「離婚した後、一度もお前を息子だとは思えなかったんだよ」
と、とんでもないことを言い出したそうだ。
「へ?」
「いや、だってさぁ、お前、どんどん元嫁に顔が似ていってさ、今じゃそっくりになってんだもんよぉ」
「・・・」

あんまりメールでやりとりしていると、意識高い系くんの仕事が進まないだろうということに気が付いて、昼ごはんを食べに出る時間を待って電話で話をしたのだが、まぁ、なんとも言えない声を出してましたよw
一応、また営業へ行けるようになったら、この話を掘り下げて伺いますよ、と話はしたものの、嫌われてるとわかったから家を出るべきなのか、といったあたりを相談したいのか?と思っていたわけですよ、こっちは。
したら意識高い系くんから、女子高生と一緒に暮らせるのにみすみすその機会を手放すのは、と悩ましい声で返答され、電話を切った次第wあやうくお客さんに「このスケベ野郎が!w」と言っちゃうところでしたぜw

サポートいただけると、今後のnoteの活動にブーストがかかります。よろしくお願いいたします。