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大使を早く送りたい韓国、空席のまま放置にする日本、両国の温度差がこんな所にもくっきりと、という話w

いやぁ、中国ネタでとんでもない話がネットに流れているのだが、真贋の判断ができない。
なので、もう少し様子を見たい。大嘘じゃねーか!と年明けに突っ込まれるのはさすがに嫌なのだよ(それくらい日本から見れば現実離れしているネタなのだ)。
なので、今日も日韓の温度差で笑っていただこうと思う。
まず、ハンギョレの記事になる。12月3日配信の古いものなのだが、それだけこの話がその後動いていないと思っていただく為に「敢えて」引っ張りだしてきた次第だ。


韓国の次期駐日大使「赴任すれば天皇と呼ぶべき」(ハンギョレ)
 韓国の次期駐日大使に内定したカン・チャンイル氏が「クリル列島(千島列島)」や「天皇」など、日本と関連した過去の発言について日本のマスコミに釈明したと、読売新聞が2日付で報じた。カン氏は前日、ソウル市内で日本メディアの取材に応じた。
 カン氏は議員時代の2011年5月、「クリル列島はロシアの領土」と発言したことについて、「ロシアに奪われ、占有されたという趣旨で話したが、それがちゃんと伝わらなかったようだ」と釈明した。ロシアが実効占有しているクリル列島(日本名 ・千島列島)南端の4島は、日本と領土紛争をしているところだ。 (中略)
 カン氏は昨年10月、ラジオ番組に出演し、「韓国では日王と呼ぼう」と発言したことについても、「(駐日)大使として赴任すれば、天皇と呼ばなければならないだろう」と発言しという。韓国政府は解放以後、天皇と日王を混用していたが、金大中(キム・デジュン)政権で天皇を公式呼称として使用するという立場を明らかにした。ただし、マスコミや政界では(天皇より)格の低い「日王」と呼んでいる。
・・・
http://japan.hani.co.kr/arti/international/38472.html


駐日韓国大使と言えば、当時は外相だった若太郎が、南大使を怒鳴りつけたことが記憶に新しい。
2019年9月の毎日の記事になる。


発言遮り「極めて無礼でございます」 徴用工問題 河野外相の怒りの伏線は…
 「極めて無礼」。河野太郎外相が19日、元徴用工問題を巡り、韓国の南官杓駐日大使を外務省に呼んだ際、韓国側の発言を遮って怒りをあらわにする一幕があった。メディアに公開される面会の冒頭部分で、相手の発言を遮るのは異例だ。あえて儀礼にそぐわない形で抗議した河野氏。その「怒気」には1カ月前の伏線があった。
 19日午前10時過ぎ。韓国が日韓請求権協定に基づく「仲裁委員会」の設置に応じなかったことを受けて呼び出された南氏は、外務省大臣接見室で待たされていた。遅れて入室した河野氏は、南氏から差し出された手を握り「おはようございます」と和やかに切り出したが、その後は一変。厳しい表情で抗議し、南氏はその間、時折、うなずくものの目は合わせなかった。
 南氏の発言の番になり、対照的に南氏を見据える河野氏。緊張感が高まる中、南氏が、日韓の企業が資金を拠出して元徴用工救済のための財団を設立する案に触れ、韓国側の通訳が「この方法を基礎として、より良い解決策を……」と述べると、突然「ちょっと待ってください」と発言を制し、少し腰を浮かせて座り直して南氏に正対した。
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https://mainichi.jp/articles/20190719/k00/00m/030/167000c


日韓関係の冷え込みっぷりを世に知らしめた名場面としても有名だが、その時ビビりあがって硬直していた南大使は、翌10月に若太郎と和解の食事会を開いている。
あれ以降、南大使は一気に影を失い、外相が茂木さんに代わると更にその存在感を霧散させている。
言ってみれば、いるのかいないのかもわからないような木偶の坊になってしまった南大使に代えて、文在寅政権は後任に姜昌一(カン・チャンイル)を送ることを決めた、と。


姜昌一 - wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%9C%E6%98%8C%E4%B8%80


内定したと発表されたのは11月23日のことだったが、日本政府はいまだに承認をしていない。
これについて、韓国メディアもこの男の過去の発言を日本政府が問題視しているのでは?という記事を配信している。


IHOが東海表記なしを決定、WTOではナイジェリア候補が挨拶回り開始、日本は新大使を承認せず?と韓国行き場なしw
https://note.com/momo19992000/n/n18dc5a50dd1d


冒頭で紹介したハンギョレの記事は、カンが「北方領土はロシアイのものだ」と発言した件について「ロシアに奪われて占有されたという主旨が伝わっていなかった」と釈明し、着ぐるみ豚キムチこと文元国会議長の天皇陛下謝罪要求発言に同調した件は、その発言の意味を説明しただけ、と後付けの苦しい釈明を始めた、というものだ。

当然、日本へ行くことになったので過去の反日発言をなかったことにする為だ、と批判を浴びることになり、慌てて「フェイクニュースを正しただけ」と捨て台詞を残したらしい。さすがはゴールを変えてしまう韓国人、ここでもインチキ炸裂だ。
文在寅としては、一応知日派と言われているカンくらいしかタマがない、ということなのだろうが、逆に韓国政府にはこんなのしか残っていないのか?と呆れる限りだ。

とはいえ、カンも下手に日本に媚びるような発言をすれば親日派(韓国ではチンイルパと読む)だと更に批判されることになる。
かといって、この期に及んで反日発言に走れば日本政府が大使としての入国を認めてくれないかもしれない。
それでは、何とか日韓関係を修復してあわよくばスワップ再開の糸口くらいは作ってくれ、という文在寅の希望に応えることができなくなる。
その結果が、ゴールを動かして批判をかわす今回のやりとりになったというわけだ。

しかしカンも相当なバカ野郎で、日本行きの候補になった際には「向こうでは天皇と呼ぶ。日王とは呼ばない」などと本音を漏らし、改心した上での大任拝領ではないことを自分でバラして顰蹙を買っている。
これで赴任すれば南大使以上に問題を起こすことは目に見えているし、韓国と行き来しながら、向こうにいる時は平気で日王と侮辱発言を繰り出す姿まで予想できる。
こんなのを日韓関係改善の切り札だ、と持ち上げなければならない文在寅政権も大概だが、これにはパククネ時代までいた「本当の知日派」が外交部にいないという背景が影響している。
なぜなら、そういう官僚を全部文在寅と仲間たちが追い出してしまったからだ。
なので、このまま日本政府がカンを大使として承認しなければ、替えて送れるタマがいない、ということでもある、と。
そこまで追い詰められているのに、当のカンだけがそれをわからず自ら信用を失うようなことを言ってしまうのだ、ほんとに救いようがないw

一方、日本側も駐韓日本大使を空席のままにしている。
ハンギョレの記事になる。


駐韓日本大使、しばらく空席に
12/26(土) 9:09配信 ハンギョレ新聞
冨田浩司駐韓大使、駐米大使に異動 内定した相星孝一大使の辞令はまだ出ず
日本の冨田浩司駐韓大使が駐米大使への異動の辞令を受け、駐韓日本大使の席が空席になった。後任に内定した相星孝一駐イスラエル大使の辞令がまだ出ていないためだ。
NHKなど日本のメディアは25日、日本政府が閣議で冨田駐韓大使を駐米大使に転補する人事案を同日付で決定したと伝えた。そして、後任には相星大使を起用する方針だと報じた。昨年10月に赴任した冨田大使は、バイデン米新政権の発足に合わせ、1年2カ月ぶりに異動することになった。冨田大使はバラク・オバマ政権時代に駐米大使館公使と外務省北米局長を務めた「米国通」で知られる。
・・・
予想とは異なり、相星大使の駐韓大使への異動辞令が出されず、駐韓日本大使はしばらく空席となった。前日の25日の閣議では、冨田大使の人事と共に、相星大使の人事も決まるものと見られていたが、いかなる理由で決定が保留になったのかは確認されていない。日本政府消息筋は同日、相星大使の辞令が出なかった理由について「まだ時期ではないということ」だと述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/27b3f9ec033dc8db69b76e3cc8d09400052662c6


これまで駐韓日本大使は富田氏だったが、駐米大使へ異動することが決まった。
そして、その後任がまだ未定だ、がハンギョレの記事内容になる。
一応、噂では現駐イスラエル大使の相星氏の名前があがってはいるようだが、正式な発表は何もされていいないままなのだ。
その空席状態の最中に、日本政府は1月末まで新型コロナウイルスの変異種拡散を防ぐ意味で、日本への入国禁止レベルを上げることを決めている。当然大使の赴任も凍結されることになりそうだ、と。

まぁ、ついに1日の感染者増が1000人を超えた韓国へ、大事な外交官をわざわざ送ろうなどと考えるものでもないしねw

何にせよ、この措置の後で駐韓日本大使が不在でも問題は何もないことがわかれば、日本政府としては大使館そのものの撤収へと事を進めやすくなるのは間違いがない。
つまり断交へ向かう第一歩が踏み出されている、と見てもいいのが今かもしれない。

考えてみれば、ハリス駐韓アメリカ大使が赴任するまで、トランプ政権も大使を送っていなかった時期がある。あの時は前任のリッパードが切りつけられるという事件があった為、後任は「罰ゲーム」とまで陰口をたたかれていた経緯があった。
それで米韓関係が破綻したか、と言えばそういうことにはならなかった。たしかにハリス大使の住む公邸に暴漢が侵入した事件は起きたが、ハリス大使は不在でケガを負うことはなかった(だから問題はなかった、というわけではないが)。

しかし、日本政府が大使決定を急いでいないことは明らかだ。
韓国政府が内定を焦って「あんなの」を持ち出した様子を見れば、日韓の温度差がより激しくなっていることはよくわかる。
新型コロナウイルスの猛威再燃で日韓関係もまた物理的に遮断されることになり、それが外交を更に疎遠なものにするだろう。
これも、日本にとっては不幸中の幸いということになりそうだ。韓国になんてかまってる暇はないわけだしねw

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