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ここ数日で思うこと㉒

(2023年現在の出来事)

私が癌と宣告されてからは、あまり先の予定を立てたり、未来を考えすぎないように気をつけている。

何故なら、以前の私の生き方には今がなく、過去と未来しか存在していなかったから。『あの時はこうだった、こうなったらどうしよう…。』

そして私も存在してなくて、私以外の誰かしか見ていなかったから。『あの人がこう言うならそうしよう。あの人の為に期待に応えよう』

生と死はいつもセットで、私だけでなく誰しも隣り合わせではある。
だから誰にも先の事なんてどうなるかはわからないのだ。

もちろん今、この瞬間の自分次第で未来は変えていける。だから、信頼し望む未来のビジョンに向けて行動する必要はある。

余命宣告された当時の私は、実際に体調も悪かったから、他人が決めた余命の言葉だけで、まだ肉体は生きているのに…精神は一旦死んだような感じだった。

恐怖に慄く自分をずいぶん手放す事ができたから、不思議だけど今は常に平常心、見た目も普通で元気そうに見えるし、生活も仕事もゆっくりだけどちゃんとできている。

でも実際には他人が思う想像以上に、今もまだ毎日どの瞬間も自分がまだ生きてる事を確認したり、やっぱり死ぬのかな?って事を感じてたりする。

今、私が未来を考えて、今在る自分と共にいなければ、どの瞬間も不安と心配でいっぱいになってしまう。

自分の事を今は最優先に調整していく時期なんだ。誰かを思う気持ちや心配、気遣いは正直二の次だ…。

というかそもそも無駄な心配は無意味だと思っている。

何故なら心配は何も生み出さないから。

子供の事や大事な友の事、親や旦那さん。思う人はたくさんいるけど、みんな立派な一個人としてそれぞれが完璧な魂を持って生きてる。だから、何があっても大丈夫だって信頼したい。

正直、今の私は自分が思うに1番不安定だから尚更だ。まだまだだけど、できれば自分の人生を100%信頼しながら生きたい。

最近は何かの波にのりまくっているのか、仕事以外の事でも私の身の回りにはたくさんの事が起きている。その時に来た言葉は、

言わない事
従わせる事

1番嫌いな分野だ。でも自分もこの社会の中でどこかでやってる。

最近の私はどの分野においても、同調を求める気が強い感じがする。このエネルギーほど恐ろしいものはないと思っている。

自分が思うことは発信していきたいし表現していきたい。

でも、自分がやっている事や思う事を強制したり当たり前のように、相手にyesと言わせるのは何か違う。

あるいは巧みに人の足元を見て、操って徐々に変化を作っていく。
気づいたら従っているという罠もかなり怖い。

自分をクリーンでスマートに見せる為に思った事を伝えない、感じた事を言わない、表現しないのはもっと違う。

黙っている事は、一件相手に気配りしているようだけど、はっきり話す事よりも思いを伝える事よりも人を傷つける行為だ。

1番理想に思うのは足して引いて融合する事。 反対したり戦ったり依存する事では何も解決しないと私は考える。でも、それぞれの人の人生には色々な背景があるから。そうなる気持ちは痛いほどよくわかる。自分だってそうだから。
理想の現実化はなかなか難しい。

それでも、相手を変える事はできないけど、自分を変えていく事はできる。だから、生きている限り起こった出来事を真摯にうけとめ成長していきたいと思う。

個人で在りながら、お互いの在り方に共感しシェアリングが起こり融合して最後は1つの大きなエネルギーになる。

これが私が思う関係性の理想のビジョン。陰と陽どちらにも正解はないのだ。

今回の学びは知らず知らずのうちにそんな自分の中にある色々な性質が、現実のドラマの中に炙り出されたような感じだった。 鏡の法則。まさにそんな感じ。

そんな一連の体験がありながらも、心は平静としていて清々しい。

こうやってほんとうに必要なものを見極める為のテストみたいな感じ。

自分がどう生きたいのか、どう在りたいのかは全て自分の手のなかにある。

不安や心配がないといえば嘘になるけど、きっと変えていける。不可能な事なんてない。だから信頼して、自分を生きようと改めて感じる1週間だった。

凄まじい変化の流れが起こっている時期だけど、不要なものはどんどん手放して、そろそろ本格的に人生の断捨離をしていく時期が来ているみたいだ。

…続く

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