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秋だからやってみた?~焼き芋のおいしさは心が決める~

 秋です。木枯らしがめっぽう寒く感じます。病気療養中のmominです。

 先日,奥さんが「焼きいもの作り方を教えて。」というので教えてあげたら,
「庭の落ち葉に火をつけたから,芋を見ててね。」というので,刺繍の合間にそれとなくみていたのですが,うっかり忘れて…。

 その日の夕方,サツマイモが真っ黒になった炭になってでてきました。びっくりする私。がっかりする奥さん。
 
 後日,奥さんがリベンジ。焼く前の準備だけ私。でも…。

 焚火の火力が足りず,そのままにしておいたら生焼けで半分変色していて…。

 負けず嫌いの奥さん,食べられそうなところを,よせばいいのに一口。
「食べられないことはないわ。」と捨て台詞。

 選んだのは俺だ!

 そんなこんなでやる気スイッチが入ってしまった私。ベッドで横になっていられません。帰ってくる娘のためにも,今日だけは「病気療養中」を返上しました。折しも今日は勤労感謝の日。

 奥さんが,頼んでおいたサツマイモを買ってきてくれました。半額です。色も悪く,一部腐っています。「安かったの。」と涼しい顔。「ありがとう」と心で泣く私。

 選んだのは俺だあ!!

 まず芋を水で洗って,新聞紙にくるみました。腐った部分は指で削るように除去しました。

 その芋を,くるんだ新聞紙が水を吸って中までびしょびしょになるよう濡らしました。多分1回目の失敗はこの段階が不十分だったと思われます。

 そして,アルミホイルで新聞紙が隠れるようしっかり包みました。

 次に焚き火の代わりに七輪を用意しました。熾火になったところで網を敷かずにあぶるように置きました。焚き火と同じように考えていたのですが,これが思わぬことになるとは予想だにしなかった私。

 やっぱり休みたい私。でも奥さんには頼みたくない私。マッサージチェアで一休み。15分後に様子を見に行くと…。

 なんか焦げ臭い。紙が燃えたようなにおい。ひっくり返して見ると,芋を包んだアルミホイルに大きな穴が開いていて黒焦げです。またやらかしたかあ…と落胆する私。

 このままではいけないと思い,網を用意。その上に並べて様子を見ることに。

 10分後には七輪の端に並べ,直火が当たらないようにしました。炭火って火力が強いんですね。アルミは400℃で溶けるって聞いていましたから。

 出来上がりは正直「勘」です。焼けたと思われる芋を握って,柔らかい感じであればOKというものです。

 出来上がった芋は原則,そのまま家に入れません。まとわせていたアルミホイルと新聞紙を脱がせてからです。散らかるんです。新聞紙は七輪で焼却処分しました。アルミは燃えないゴミに直行です。

 出来上がりはまずまずでした。腐りかけなんて思えないぐらい。程よく焦げがつき,割ってみると密が入っておいしそう。

 奥さんが食べました。「うん,おいしい!」と一言。甘いものが苦手な私が端っこを一口。割と甘くてねっとりした食感。娘が一口。「うん,うん,甘い。」

 もとは腐りかけていたなんて言いませんでした。でも,できれば半額ではない立派なサツマイモで作りたかったです。でも,物価高騰で苦しい家計をやりくりしている奥さんです。口が裂けても言えません。

 選んだのは俺だあぁ!!!

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