カレーを作ってみた~バイト先のマスターの教えをやらかしながら~
寒くなってきました。その証拠に,晩御飯のおかずがおでんだったり鍋だったりすることが多くなってきました。
珍しく奥さんが,
「牛筋,買ってきたよ。」との声。半額でも結構な値段します。煮込みのリクエストをいただいたのですが,作る体力に自信が持てない私。やむなくカレーを作ることにしました。
台所の棚を捜索。ありました!カレールウが。使いかけのショウガとニンニク,玉ねぎもどーんと1個まるまる使っちゃいます。
我が家では,カレー作りは私の役割のようです。今回はカレーの極意を踏まえながら(?),我が家でのカレー作りの工夫を紹介します。
まず,お湯にコンソメとインスタントコーヒー小さじ1ぐらいを溶かしておきました。カレールウ自体は完成された味ではあるのですが,コクが足りないためこうしています。
次に,牛すじに塩こしょう,ナツメグを振り,フライパンで焼き目がしっかりつくように焼きます。それを圧力釜で10分煮込みます。
すじは独特の臭みがあります。それを最小限に抑えるためにこのようなことをしています。圧力釜の中の煮汁は使いません。
その間に玉ねぎを千切りに,ショウガ,にんにくはみじん切りにし,ショウガと同量の砂糖に入れたフライパンでにんにく以外のものを炒めます。
私はこの時に油は使いません。焦げやすくなるのと,玉ねぎがきつね色になるのが遅くなるからです。バイト先のマスターもこのときには油をほとんど使っていませんでした。ただ,この工程はフライパンごとオーブンで行っていたように記憶しています。
約10分で色づいてきました。ここでにんにくを入れました。初めから入れると焦げて味が苦くなったことがあったためです。
あらかじめ用意しておいたコンソメに,一口大に切った牛すじと炒めた玉ねぎを入れました。う,こ,腰と背中が痛い! 無理せず,ベッドで横たわる私。
その前に,火を止めてルウを割り入れておきました。最後にルウを入れると溶け切らないことがあって食味が悪くなったことがあったからです。
最後に野菜です。大きめにカットした野菜は,サラダ油で焼き目がつくまで焼きました。そして鍋に投入します。そうすることで煮崩れを少なくするのと,短時間に野菜に火が通りやすくなるのです。
スパイスを入れて約5分で完成です。スパイスは好みです。なにしろ今回もジャワカレーとバーモントカレー混合のルウですから,味は一応完璧です。
スパイスですが,写真にあるものを中心に使っています。今回はオールスパイスを入れすぎたようですが,時間の経過とともに味が落ち着くと気にならなくなりました。
作りながら,ふと思い出したことがあります。それは,牛肉は脂が甘いのでカレーを辛すぎないようにすることでした。
やばいです。やらかしたような…。
食べてみると,一口目には甘く感じますが,二口目から徐々に辛さが広がってきました。だからと言って,舌がしびれるほどではありません。水を飲むとまた食べたくなる辛さです。ショウガの辛さはしつこくないので飽きません。さすがマスター!
カレーの辛さは今回の場合,ショウガとクミンの量で決まるようです。辛すぎるときには,仕上げにチャツネなどの甘さを入れて調節するのがよいと思いました。
我が家のカレー作りの工夫をまとめると,
1 市販のカレールーは2種類を混ぜて使う。
2 水ではなくコンソメスープ(かくし味にインスタントコーヒー少し)を 使う。
3 砂糖で炒めた玉ねぎを使う。
4 にんにくは焦がさないようにする。
5 ルウは野菜を入れる前に入れて,確実に溶かしきること。
ふりかえると、さもないことでした。最後に、
6 マスターの言うことは守ること
忘れていました(汗)。
バイト先のマスターは,できあがったルウが種火でも焦げないように,底をこするようにしてかき混ぜていました。また,私のように砂糖を使わずに,チャツネを最後に使って辛さを調節していたようです。どんなことをしてもプロの味には程遠いことを,作った後でいつも思い知らされる私。
参考になれば幸いです。何しろ奥さんと2人暮らしなため,少量の調理になり,食材や調味料の分量もかなりアバウトです。HOWTOものは書けません。ごめんなさい。
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