身なし貝
※ 「芸のふ」は、芸能。
あさり
※ 「しほひ」は、潮干。潮が引くこと、または、潮が引いた海岸。
しほ貝
※ 「くちくさる」は、朽ち腐る。
※ 「しあき」は、し飽き。[する]のサ行変格活用[し]+飽きる。
物あら貝
※ 「物あら貝」は、モノアラガイ(物洗貝)のこと。池沼や水田などの水草に付着する淡水の巻貝。
かたつ貝
※ 「かたつ貝」は、片つ貝。
あし貝
※ 「あし原の島」は、葦原中国。日本の古称。
みぞ貝
※ 「うなひ」は、髫髪。髪の毛を首のあたりに垂らしている幼い子供。
はまぐり
※ 「ふたみの浦」は、二見浦(三重県伊勢市二見町)。
※ 「本草しや」は、本草者。漢方などの薬物学者。
※ 「固陋」は、 見識が狭く頑迷であること。
※ 「しゆしやうなる」は、殊勝なる。
しゞみ貝
※ 「かたゝ」は、堅田(滋賀県大津市北部、琵琶湖の西岸)。古くからの湖上交通の要衝。
※ 「こまかにまなび ならひなば」は、細かに学び習いなば。
こがい
※ 「正風 躰」は、正風体。ここでは、和歌における伝統的で正雅な歌体を指していると思われます。
ちくさ貝
※ 「ちくさ貝」は、千種貝。
※ 「書」は、「昼(晝)」という字に見えますが、振り仮名に「ふみ」とあるので「書」としました。
※ 「浜のまさご」は、浜の真砂。浜辺の砂。無数、無限であることのたとえ。
※ 「わらは」は、童。
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※ 参考:国立国会図書館デジタルコレクション『六々貝合和歌』『小倉百人一首 明治新刻』『貝尽浦の錦 2巻 [1]』『貝尽浦の錦 2巻 [2]』『目八譜15巻【全号まとめ】』『甲介群分品彙【全号まとめ】』『日本介譜 1-5【全号まとめ】』
筆者注 新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖