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絶妙な金額…三千円。

ネタバレ有ります⚠️


三千円…とても、絶妙な金額。
使用用途にもよりますが、とても高い金額ではないが決して、少な過ぎるという金額でもない。

実は、話題になっていたので前情報なしで手に取ってみました。

三千円の使い方というタイトルから、どちらかというと小説というより経済本やエッセイ本かなと思っていました。

読んでみたら、たしかに人生とお金の話…ではあるんですが、人生とお金と人間の価値観、人間関係のお話でもありました。
結構、節約や投資の用語も多く出てくるので勉強にもなります。
ストーリーは、親子3世代+αのそれぞれのお金と生活が連作短編で進んでいきます。
1つ1つが短編なので、わかりやすい。
そして、女性目線の世代ごとのお金の悩みなので恐らく、どの女性にも当てはまる悩みが1つは絶対にあります。
わかる。わかるよ。
って口に出してしまいそう。

三千円がキーワードではありますが、この本が言いたいのは三千円には限らず…同じような金額を使う場合、使い方によって人生が変わるよ…ということなのかもしれません。

自分がお金の使い方に悩んだ時、ふと読みたくなる小説です。

経済の本まではいかないけど、ちょっと将来とお金に悩んでる人…特に女性。
女性が日々の生活でこんな事に不安を持っているんだなぁ…と男性が読んでももちろん楽しめると思います。

ちなみに私は、本編のおばあちゃんが好きで…自分身近なところにもこんなおばあちゃんがいてくれたらなぁ…と思いました😊






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