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自作「ポメラ」用ケースへの道:⑪仕上げ、完成

平縫いの終わったポメラ用ケース

 前回ついに縁の処理が終わったケース。ただ、作成開始からここまで予想外なまでに時間が掛かってしまった為(だいたいパーツ接着剥がれのせい)、クリーニングのうえ再点検する必要があります。


(前回の記事はこちら)


 まず目立ったのが平縫いの糸始末に使ったスーパーXの付着。最後にテグス引くとき蓋開けたチューブを手に持ったままやっちゃったのでドバーと垂れちゃったんですよね……幸いケース本体には殆ど付かなかったんですが、これは除去しないと目立ちます。

除光液でスーパーX汚れを除去

 色々調べた結果、マニキュアの除光液がよいらしいのでキッチンペーパーに少し染みこませて拭きます。すると簡単にスーパーXが取れました。むしろ自分の手にべったり付いたスーパーXを落とす方が苦労しました……。

ケース全体を綺麗に拭く

 その後は消毒用アルコールでケース全体を拭いて埃も取り、全体を再点検。クリアPVCの縁取りが一部ぺらぺら剥がれているので、もう一度低温でアイロンを掛けることに。

取り出し口を念入りにアイロン掛け

 特に取り出し口は縁取りで唯一テグスの平縫いをしていない(テグスでポメラに擦過痕が付く可能性を嫌ったため)ので念入りにアイロンを当てます。裏面側を数ヶ所セメダインで接着しているので完全に取れることはないでしょうが、また剥がれるようなら今度は表面側も数ヶ所セメダイン接着する予定です。

テグス隠し用のクリアPVC

 縁取り以外で気になったのが、ケース内側でテグスが露出しているところ。ポメラの出し入れで取り出し口の端から前面パーツが剥がれないよう少し平縫いを入れた箇所です。これもポメラに直接触れないよう、小さく切ったクリアPVCにセメダインを塗ってテグスの露出箇所に貼り付けました。

――これにて遂に、ポメラ用ケース完成です!

完成したケースとDM250X
DM250Xを格納したところ
基盤がはっきりと見てとれる

 DM250Xがぴったり入るサイズ、ポメラの基盤もバッチリ見えます! 仕込んだスーパーゲルである程度の耐衝撃性もあるので実用性はあると言って良いと思います。

 もちろん間近で見ると色々とアラがあるのですが、個人的には大変満足のいく出来となりました。

 なんとなくケース完成まで稼働率の低かったDM250X、今後はバリバリ使いたいと思います。


 続編の膝上テーブル編はこちらから。

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