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【読書】常識を疑おう!「週4時間だけ働く」のまとめ(1.定義する(Definition)編)

こんにちは。旅するマーケターの"ゆり"です。(前回自己紹介を書いているので、気になっていただけたら以下よりどうぞ!)

今回はティモシー・フェリス著の『「週4時間」だけ働く』を読んでみたので、内容のまとめや個人的な見解も交えてログを残そうと思います。
ただ、結構分厚い本なので、以下4つのセクションに分けて順番にご紹介していこうと思います。今回は「定義する(Definition)」編です。


まずはこの本の全体像から

「週4時間」だけ働くニューリッチになる4ステップ

「DEAL」というニューリッチの仲間入りを果たすための4つのプロセスの頭文字をとって、こう呼んでいます。

  1. 定義する(Definition)
    今までの「常識」とされてきたルールを覆し、自分自身に新しいルールと目標を与えよう。

  2. 捨てる(Elimination)
    タイムマネージメント(時間管理)と言う時給換算の労働の概念を捨てる。例えば、1時間あたりの成果を今の10倍にもすれば、週4時間労働に近づける。

  3. 自動化する(Automation)
    仕事、プライベートの雑務や自分が行わなくてもいいこと、最終的にはキャッシュフロまでを自動化して労働時間を最小限に抑えよう。

  4. 解放する(Liberation)
    場所の制限からの解放を、会社員でも実現できるように交渉をしよう。


読み終わった感想から

書いてあることは結構極端だし、著者や実体験のエピソードの部分が多いなぁと思う一方で、週4時間だけ働く環境に近づけてくれるステップを手取り足取り教えてくれる本だという印象を持ちました。
全てを実行するのは結構大変で、私自身しようとは思わないし、共感できない部分もあったりするけど、労働時間を減らし、時間の自由を手に入れることを率先して行なっている先人たちの知恵を拝借できる、フリーランスなりたてほやほやの私にはとても良い労働時間を最小限におさせるための「教科書」だと思います。

本題に入る前に、みなさんに質問です

以下の質問に、「はい」と答えた、また「犠牲にしてしまうもの」を答えられた人ほど、この本を読む価値があるかと思います。

  1. 「現実を見る」とか、「責任がある」人間になってしまって、自分の望む人生から遠ざかっていないでしょうか?

  2. 「義務」でやっていることが大した結果にならないのが分かっているのに、他の可能性を試さないで後悔していませんか?

  3. 今やっていることを、5年、10年、20年続けて、犠牲にしてしまうものはなんでしょうか?

1. 定義する:

常識を覆す定義①:私たちが目指したい、「ニューリッチ(NR)」とは?

この本では、本の中で目指すべき「週4日だけ働く」人と、そうでない人を「ニューリッチ(NR)」と「人生先送り派」と定義している。

ニューリッチ(NR):
自分の目標に基づいて集団から抜け出し、明確な優先順位と人生哲学を持って自分と向き合っている人のこと。
人生先送り派:
限界を超えたオーバーワークをし、人生をただやり過ごしているだけだと気づいている人のこと。また、人生の楽しみを定年後に取っておいている人のこと。

ニューリッチ(NR)の特徴

ニューリッチ(NR)には以下の特徴があるとこの本には書いてあります。また、この特徴を逆にしたものが、「人生先送り派」の特徴であるが、ここでは割愛させていただきます。

  1. 自分のために他人に働いてもらう

  2. 人生を通して、定期的にリフレッシュ期間やアドベンチャー(ミニリタイアメント)期間を設ける。
    何もしなくていい身分になることを目標としない。ワクワク優先。

  3. 管理職でも従業員でもなく、経営者になる。
    自分専用の列車を所有し、他の人間に時刻通りに運転させる。

  4. 工程表は手順を守りながら、特別な理由や明確な夢を持って大金を稼ぐ。

  5. クオリティの高いものを求め、価値のないものは捨てる。
    資産を築いたとしても、物欲のほとんどは不必要なことに時間を費やすことの言い訳にしかならないのをよく理解している。

  6. 野心を抱きつつも、毎日の収入をしっかり確保する。
    キャッシュフローを優先し、一攫千金は二の次

  7. 嫌なことから解放されて自由を求めるが、働くために働く(Work for work`s sake)生活には戻りたくないし、夢を追い続ける自由と意思を持ちたい。
    何年もの間同じような仕事をしていいると、自分が何に情熱を抱いていたか、夢が何だったか、趣味がなんだったかも忘れてしまいがちになる。目標は嫌なことを排除するだけでなく、自分にとってのベストを追求し、経験することにある。

常識を覆す定義②:「定年退職は最悪のシナリオに備えた生命保険である

定年退職は一つの目標であり、最後の救済策ではあるが、少なくとも以下の三つの欠陥がある。

  • 人生で最も肉体的に元気な時期に、(嫌な仕事も含めて)働き続けなければならない。

  • 実際には大半の人が定年退職できずにいる。

  • 定年までに働き続けた結果、定年後急にぽっかりと時間が空くため、退屈な時間が待っている。

常識を覆す定義③:仕事を少なくしても、それは怠けではない

意味のない仕事は少なくすべき。それは決して怠けることではない。自分の重要なことに集中できる時間を確保できるから。
NRはオフィスにいる時間は短いが、他の人が束になっても敵わないくらい大きな仕事をする。

怠惰」の再定義
「怠惰」とは、理想とは程と多い現状に耐え、成り行きや他人に自分の人生を決めさせること。または、オフィスの窓から傍観者のように時が過ぎ行くのを見ながら、小金を溜め込むこと。
忙しくなろうとするのではなく、生産性を高めることにフォーカスしよう。

常識を覆す定義④:絶対収入ではなく、相対収入を重視する
週80時間働いて1,000万円の年収を得るAさんと、週10時間働いて1,000万円の年収を得るBさん
、夜の時間が充実しているのはどちらかを考えてほしい。
絶対収入は収入のみで価値を図るが、相対収入は「収入」と「時間」の2つを掛け合わせてみる。
絶対収入:年収1000万円
相対収入:
Aの時給は2,500円 × 80時間 × 50週(1年)= 1,000万円
Bの時給は20,000円 × 10時間  ×  50週(1年)= 1,000万円

自分の時給を上げることで、必要な相対収入に対する労働時間は少なくしていくことができる。

常識を覆す定義⑤:ストレスを排除しない - NRは積極的に悪いストレスを取り除き、積極的に良いストレスを取り入れる

ストレスは一概に悪いだけではないということを覚えておき、悪いストレスを排除しつつ良いストレスは取り入れる意識をつけましょう。
悪いストレスの例:悪意のある誹謗中傷、上司からのパワハラ等
良いストレスの例:ダイエットを成功するためにトレーニングをする、行動範囲を広げるために冒険する


いかがでしたでしょうか?私にとってこのセクションは「自分自身、薄々感じていたけれども見て見ぬふりをしていた」ことをこのように他者に定義されて「やっぱりそうだよね!間違っていないよね!」と勇気を持てたセクションでした。
もし詳細を知りたければ、一度こちらの本を読んでみてはいかがでしょうか?

ではまた!

ゆり

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