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クィアになりたい

チルジェンダーメンバーのおこめとじょんと飲んで来ました。回転寿司屋で。

ふたりはそのまま夜の街へ繰り出していったのですが、私は悲しいことに明日の朝に課題発表があるので、頬を涙に濡らしながら帰ってきました。

久しぶりにすごく酔っ払いました。と言っても私が飲んだのはジョッキ1杯のレモンサワーだけなので、たぶんその場の楽しい雰囲気にのまれて酔ったのかな〜と思ってます。そもそもあんまりお酒は強くないんですが。


これは、ふたりと話したことでもあるのですが、私はクィアなコミュニティの一員にすごくなりたがっている部分があります。
大好きな友だちがみんなクィアパーソンなので、私も仲間に入りたい、同じものを共有したいと思ってしまうんです。
でも、後天的にそうなりたい、とわがままを言えるというのは、それだけ楽をして苦しまずに生きてきた証でもあり、私の特権でもあるわけです。
でもやっぱりシスヘテロとして生きていくなんてつまんない!!女性と恋愛したいし、男性性に恐れを持っているのに、どうして私はヘテロなんだろうか。誰が私をヘテロにしたんだろうか。なぜそう決まってしまっているのだろうか。性指向や性自認は変わることはあっても、自分で好きなときに好きなように変えられるものではありません。自分で自分のセクシュアリティを決められたら、きっと救われる人もたくさんいるのになぁ…なんて、思ってしまいます。

私は誰か特定の人間に対して、抱かれたい、とか抱きたい、という感情を抱いたことがありません。だから、もしかしたらアセクシュアルかもしれないなーとぼんやり思っているのですが、そう断言できる根拠がどこにもなくて、そう名乗ってもいいものか、もじもじとして決められずにいます。クィアになりたいから、なんとなく自分にも当てはまりそうなものを選んでアクセサリーのように身に着けているに過ぎないのではないか。そう思うこともあり、悩む毎日です。
結局のところ、セクシュアリティやジェンダーで私という人間のすべてを語ることはできないし、そんな単純な存在ではないのだから、私は私、でいいじゃん、と思います。でも、なにか自分を表すラベルがほしいと思ってしまうことは、もう仕方がないことなのかな…と、酔っているからなのかとめどなくあれこれ考えてしまう夜です。


まぁいいや。そのうちわかるっしょ。とりあえず洗濯回して、水をたくさんので、シャワーを浴びて寝よう。それがいい。

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