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全日本プロレス記事まとめ

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全日本プロレス記事のまとめです #プロレス #全日本プロレス #ajpw
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#スポーツ

3.30全日本プロレス大田区大会の三冠戦〜掌返しはこれからだ!

3.30全日本プロレス大田区大会の三冠戦〜掌返しはこれからだ!

祝!安齊勇馬の三冠初戴冠!と書きたかったというのが、ぼくの率直な意見です。この試合自体がいわゆる「フラッグシップタイトルのかかった試合」「ビッグマッチのメインイベント」に見合ったものだったのか?そう問われたときのぼくの感想は「No」です。試合としては序盤を除くと王者中嶋勝彦に一方的にいたぶられる挑戦者安齊。もちろん両者のキャリアなり実力差を考えれば、こうした試合になることは予想の範囲内だったと言え

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決戦は大田区〜全日本プロレス3.30大田区大会展望〜

決戦は大田区〜全日本プロレス3.30大田区大会展望〜

全日本プロレス春のビッグマッチである3.30大田区総合体育館大会。全カードが発表された時点では「あれ?これカード弱いのでは???」と思ったぼくですが。前哨戦が全て終了した今になって、改めて一つ一つのカードを見てみると意外と「あれ?これ意外とテーマ性があるのでは!」と思うようになりました。

ただしそれを思うだけだと生産性もないので、思ったならば言葉にしよう。そんな気持ちから3.30大田区の展望を書

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2.25全日本プロレス京都大会〜論理を破壊する暴力

2.25全日本プロレス京都大会〜論理を破壊する暴力

欧州サッカーの最高峰であるCL。そこで様々なクラブを指揮し、常に高いレベルで安定した成績を残しているのがジョゼップ・グアルディオラです。グアルディオラといえば現代サッカーのベースと言われる5レーン理論を確立するなど、いわゆる戦術家としてのイメージが強いです。5レーン理論についての細かい解説はここでは省きますが、ざっくりえ言えば「今まで選手が感覚で行っていたプレーを言語化することによって再現性を高め

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不安定な王者像とリンクしない試合内容〜1.27三冠戦中嶋勝彦VS芦野祥太郎

不安定な王者像とリンクしない試合内容〜1.27三冠戦中嶋勝彦VS芦野祥太郎

※今回のnoteは少し踏み込んだ内容になっております。「1.27三冠戦はめっちゃ楽しかった!」と思っている方にとっては気分を害する可能性がございます。また試合のレビュー的な部分は少ない&配信視聴での感想です。予めご了承の上ご覧ください。あといつもより長いです。

くそおおおおおおお。芦野まけたあああああああああああ。くやしいいいぞおおおおお。のむ奪還たのむぞーーーーーーーー。

これは「1.27三

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105kgという重さの先にある世界〜芦野祥太郎の冒険

105kgという重さの先にある世界〜芦野祥太郎の冒険

1.27全日本プロレス八王子大会。この大会のメインイベントは三冠王者中嶋と挑戦者芦野祥太郎の試合です。中嶋VS芦野という言葉から連想されること。それはおそらく「WRESTLE-1での試合」になることでしょう。ぼくも最初はそこについて連想しました。ただしぼくはWRESTLE-1時代の芦野をしっかり把握しているわけではないので。そこについて語ることはできません。きっとそれを知る人が語ってくれるでしょう

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12.6全日本プロレス世界最強タッグ〜田村男児の覚悟と大森北斗の絶叫

12.6全日本プロレス世界最強タッグ〜田村男児の覚悟と大森北斗の絶叫

行ってきましたよー。12.6全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦(以下最強タッグ)。この日は最終戦のため2023年の最強タッグ優勝が決まる大会でした。それと同時に今年も同時に開催していたJr. BATTLE OF GLORYの優勝決定戦もとり行われました。この日の会場は「超満員」には至らずも、「満員御礼」。前回同様平日開催でしたが連続満員。個人的には近年で最も全日本プロレスに勢いがあった20

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全日本プロレスJr.BATTLE OF GLORY 2023〜出場選手と注目試合紹介〜

全日本プロレスJr.BATTLE OF GLORY 2023〜出場選手と注目試合紹介〜

全日本プロレスといえばスーパーヘビー級同士のぶつかり合い。そんなイメージが強いと思います。11.12後楽園からはその魅力を全面に出した年末恒例「世界最強タッグ決定リーグ戦」も開催されますね。さて、その11.12後楽園から。もう一つのリーグ戦が開催されます。それがJr.BATTLE OF GLORY 2023(以下JBOG)です。

昨年も世界最強タッグ決定リーグ戦と並行して開催されたリーグ戦。名前

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11.5三冠戦 青柳優馬VS中嶋勝彦〜殺気と狂気という新たな価値観

11.5三冠戦 青柳優馬VS中嶋勝彦〜殺気と狂気という新たな価値観

10.21の後楽園ホール大会で挑戦者宮原健斗を退けて王者としての己の姿をプロレス界に見せつけた青柳優馬。その青柳優馬に挑戦への挑戦を宣言したのは中嶋勝彦。プロレスリング・ノアを9月をもって退団し、10月の試合を最後に方舟に別れを告げた中嶋の次の標的は三冠ベルトでした。決戦の地は11/.5札幌大会。札幌大会は昼夜興行であり王者青柳優馬はダブルヘッダー。6日で7連戦の最後というハードスケジュールでした

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10.21三冠戦 青柳優馬VS宮原健斗〜二人の9年と空色デイズ

10.21三冠戦 青柳優馬VS宮原健斗〜二人の9年と空色デイズ

三冠王者青柳優馬と挑戦者宮原健斗。このワードだけでも「とうとうその時がきたか」と全日本プロレスファンに思わせるものです。9年前に青柳のデビュー戦の相手を務めたのが他ならぬ宮原。その場所は奇しくも今回と同じ後楽園ホール。9年後に両者が全日本プロレスの至宝を賭けて相まみえる。それも「王者青柳に宮原が挑戦者として立ち向かう」。さらには全日本プロレスの旗揚げ記念日のメインイベント。新時代の旗手と現在のスー

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7.22三冠戦 青柳優馬vs大森北斗〜横綱が伝えた悔しさの重要性〜

7.22三冠戦 青柳優馬vs大森北斗〜横綱が伝えた悔しさの重要性〜

7.2で三冠統一ヘビー級のベルトを永田裕志から奪還した青柳優馬。彼の初防衛戦の相手は「同い年の後輩」である大森北斗となりました。王者青柳優馬、挑戦者大森北斗がともに生え抜き20代同士という三冠戦。今年の全日本プロレスにとっては2月の八王子以来の所属同士の試合ということもあり、個人的にも注目していた試合でした。

この試合の内容を率直に伝えるのならば?「若き横綱青柳優馬が堂々たる試合をして挑戦者大森

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1.3三冠戦〜宮原健斗と野村卓矢の316日目へ〜

1.3三冠戦〜宮原健斗と野村卓矢の316日目へ〜

私は今年ひっそりと「面倒くさいことは言わない」と目標を立てましたが、もう一つ密かに立てた目標があります。それは「三冠戦全部書く」。昨年も1/3くらいは書いてた気はしますが、今年は全部書くを目標にして更新できればと考えています。

早速2023年1回目の三冠戦です。今回のカードは王者宮原健斗VS挑戦者野村卓矢。両者はタッグパートナー。そして2022年の世界最強タッグ決定リーグ戦を制し。さらに2023

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【全日本プロレス】1.2世界ジュニア戦〜2023年は青柳亮生の年だ!

【全日本プロレス】1.2世界ジュニア戦〜2023年は青柳亮生の年だ!

皆様あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

さて年始の投稿でもあるので、今回は私が2023年に注目してほしい選手の紹介をしたいと思います。それは全日本プロレスの青柳亮生です。

青柳は兄である優馬と同じ全日に入門し、2019年デビュー。2022年9月の日本武道館大会で世界ジュニアのベルトに初戴冠。年齢は23歳とかなり若いですが、若き王者ではなく堂々とした王者として。これ

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5.15全日本プロレス三冠戦〜宮原健斗と青柳優馬の第二章が始まった〜全日キテる

5.15全日本プロレス三冠戦〜宮原健斗と青柳優馬の第二章が始まった〜全日キテる

2022.5.15札幌で行われた全日本プロレス宮原健斗と青柳優馬の三冠戦。2020年1月にも王者宮原に挑戦した青柳。しかし当時は宮原を急襲して挑戦権を得た形であり、あくまでもサプライズ的な挑戦だった。当時の下馬評を思い返しても「宮原有利」「青柳は勝つとしてもサプライズ」という風潮だった。そしてそこから2年の月日が流れた。今回も形としては挑戦ではあったが青柳は直前に開催されたCCを史上最年少で制して

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