見出し画像

子猫と先住猫は姉弟に。期待しない愛について語ろうか。

4ヶ月前に我が家にやってきた子猫は
母猫と一緒に町猫として暮らしていたそうです。
保護された時、
母猫も兄弟猫もひどい猫風邪の状態で、
中でもうちにきた子は目の炎症が一番ひどく、
治療したものの片目は白濁したまま。

でも元気いっぱい

先住猫みーこがトイレにいかなくなる

子猫がきたとき、
先住猫のみーこ(2歳)は緊張から
二日間、おトイレにいかなくなりました。

保護活さん曰く、
猫は緊張すると二日くらい排尿がなくなる。

二日過ぎて排尿しなかったら
病院も行くことも考えて、
とアドバイスをくれました。

10数年前、
飼い猫を腎臓の病気で亡くした思い出が蘇り、
心配のあまりヨボヨボになった私は、
睡眠もそこそこ、
二日目の朝、早く起きトイレを確認。

やっぱりしてない( ;∀;)

みーこ、そんなに繊細だったのね。
みーこに友達をと思って迎えた子猫だけど、
あなただけを可愛いがる生活で良かったのかも。
ごめんね、とみーこの表情を探る。

子猫のいない隙に、子猫のハンモックにのるみーこ
それよりトイレ行ってくれ

みーこからはまったく苦しそうな表情が
読めないので、
余計に私は困る

さて病院はどこにいこうかと
スマホで検索する私の目の端に
ゆっくりとトイレに入るみーこの姿。

見てはいけない。

見てたら緊張して
またすぐトイレから出てしまうかも。

息を殺しかながら
全力の無視。

みーこはトイレの端に
足を載せるいつものスタイルで
ながーーいながーーーい放尿タイム。

クララが立ったーーのハイジの気分。

久しぶりにこんなにドキドキした。

命を守る、綱渡りのような緊張感。

4年生の次男に手がかからなくなって
忘れかけていた母性に
再びエンジンがかかりました。

子猫の名前はぐぅちゃんに決定


推しから戴きました。
(祝world cup 2022開会式出演)

威嚇しまくりのみーこは
ぐぅちゃんに近づこうとしません。

少しずつケージから出す時間を伸ばし、
慣れさせます。
まだまだちびっ子のぐぅちゃんは
みーこをしつこく追いかけまわし、
イラついたみーこが
猫キックで蹴り飛ばす。

大乱闘スマッシュブラザーズのように
とばされるぐぅちゃん。

一発お見舞いするみーこ

果たして2匹は仲良くなれるのかしら。。。

猫はメスの方が警戒心が強いんだそうです。
みーこはとてもツンデレ。

逆にオスはとても愛情表現が濃いんだそうな。

誰かがソファに座ったら、
どこからともなくぐぅちゃんは現れて膝の上にのってきます。

フルタイム、好きにして状態のぐぅ

顎をのせるとこがあれば、
歯磨き中の足の甲の上、
アイロン掛け中の足の裏、
どこでものせてきて、寝ようとします。

ずっと寝かせてあげたいけどね。
家事の途中なのよ。

一番困るのは、台所仕事の時。

興味津々に登ってきちゃうもんだから、
もう大変。

特に体の軽い子猫はぴょんぴょん飛び跳ねます。

台所に登るのは火傷の心配もあるし、
とてもいけないことって教えた方がいいのかしら?と、
登ってきたら、捕まえて
廊下に出すというのを繰り返してみたら、

座布団におしっこをしてしまった。

猫は情緒不安定になると
トイレ以外でおしっこをしてしまうことがあるんだとか、、、

そうでした。うっかりしてた。

ぐぅちゃんはまだまだゼロ歳。
怒ったらダメ。罰もダメ(罰は何歳でも良くない)

そしてみーこは突然現れた子猫に
たくさん緊張してるだけ。

そこで気づく。

なんで期待したんだろう。

期待しないことは愛。

同じ過ちは子ども達の小さな頃にも
たくさんしてきた。

子どもには
目いっぱい頑張ってもできないことがあったり、
兄弟ゲンカや、相手のことを考えられない主張にも、
子どもらしい精一杯の気持ちがあった。

否定してしまったのは
私がこうなったらいい、
わかって欲しいと期待していたから。

ありのままを受け入れるって
期待しないことだよね。

「期待をしないで」
スクールカウンセラーさんの言葉

期待をしないで、
とアドバイスされたのは夫のこと。

夫は人に関心が薄い、
共感が少ない
心無い暴言を発する

という特徴がある(他にもたくさんあるよ)

関心が薄いのだから
当然、共感など必要ないし、
物事の表面だけで判断してしまうので、
気持ちを汲んだ言葉を発することがない。

汲むどころか、どん底へ落とす言葉が返ってくる。

なんでそんな人を選んだ?
と聞かれたら
若き私が自分ご都合主義の無知で、
本気で話せば誰とでも分かり合えると思い込んでた、おめでたい人だったから。
そして

夫にも何かしら考えがあったからでしょう。

私一人で何かを動かしてきたわけではないはず。

子どもの相談でスクールカウンセラーへ行ったのに、
だんだんと話しがそれて
普段から意思疎通の難しい夫の話になったとき、

「期待をしないことも
自分の心を守るために必要」

とアドバイスを受けたわけです。

子どもだったら、期待せずありのままを受け入れることは、最大級の愛だと思う。

でも夫婦にそれは、悲しくない?

もともとは他人だもの。

期待できる他人だから
一緒にいようと思うんだよね。

アンテナの低い夫は
家庭内で起きる些細な違いに気づかない。

気づいてしまった側は
なんとかしなきゃと奮闘する。
気づく限り、その奮闘は続く。

でも
たくさん抱えてもうダメだとなっている私にも当然気づかない。

気づかないは、ほっとけば永遠に続く。

だから自分から夫に話をする。

話しをするってことは、
期待しているわけなんだけど。

でも期待は外れる。

悪気なく、
彼は共感も関心も湧かないのだから。

「気づく側が損ですよね。
結局、自分で頑張って解決して。
で、解決したことにも気づいてもらえない。
利用されるだけ。」と
カウンセラーさんに愚痴をこぼすと、

「気づけない人にも気づけないという苦労があるんですよ」

と返ってきた。

そうでしょうね。

わかりますよ、でもそれループです。

アリ地獄みたいな
砂の穴に落ちちゃったみたい。

そんなことを考えながら
洗濯物を畳んでいたら、

その日はとてもいい天気で、
猫たちが目を細めて日向ぼっこをしてる。

ひと月くらいしたら
2匹は毛づくろいをする仲になり、
ケンカもするし、
仲良しではなさそうだけど、
いるのが当たり前な
うちの子たちみたいな兄弟の距離になった。

可愛い毛づくろいの後にカブっと噛ん小競り合い

期待しない愛。

子どもと猫には
注げそうなんだけど、
奴に注ぐのは癪に触る。

ちぇっ、と
寝転んでみたら、
すかさずぐぅちゃんが腕に顎をのせてきた。

まだまだ家事はたくさん残ってる。

あとどれくらいこのままでいてあげようか。


この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?