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少子化の原因は女性の上昇婚が原因なのか

まず、以下3つを紹介したい。

どの記事でもそうだ。兎にも角にも少子化の要因として「女性の上昇婚」が主な原因として扱いたいらしい。
ちなみに女性の上昇婚は上に紹介したwikiにもあるように、世界共通である。

私としては非常に不愉快極まりない。なぜならどこにも男の責任に関して書かれていないから。
「女はなんでもすぐ男のせいにする」なんて人もいるけど、この件に関しては一方的に女性のせいにされている部分も多いのではないか。

というわけで、個人的に少子化の原因を考えてみたいと思う。
まず、結婚願望を見てみよう。

どの記事を探しても、男の結婚願望の方が低いのですが…。
某政治家は「男は結婚したがっているのに」なんて言っていましたが、実際は逆です。
というか、「なかなか結婚に踏み切らない男」の悩みは聞くけど、その逆は聞いたことがないんだけど。
結婚願望が男の方が低いなら、そりゃ生涯未婚率も男性の方が多いわな。

あと、この件も誰も指摘しない。

「男は若い女性と結婚したいから、一定の年齢以上の女性を選ばない」ことも未婚率低下の原因でしょう?
それだけではない。東大には「東大女子お断り」のサークルがあったりするのは、男性だって「自分より高収入・高学歴の女性は嫌だ」というプライドがあるからでは?

「女性が下方婚をしたがらない」せいにされているけど、「男が上昇婚をしたがらない」と責めないのはなぜか?
都合が悪くなると「俺たち男は選ばれない」と言うのに、「売れ残り」と馬鹿にされるのは女性だけなのはなぜか?
結局心のどこかで「選ぶのは男、選ばれるのは女」と思ってはいないか?
(これに関しては女性も似たような価値観の人は多いかもしれない)

そもそも、だ。
高収入の女性と高収入の男性、似たように見えて立場は全然違う。
上記の「男は若い女性が好き」それがそうならば、平均的に年齢とともに年収が上がるとなると、女性の年収の方が低くなるのは当たり前。
逆に言うと高収入の女性は30や40代以上になる。
つまり高収入の女性が一定の年齢以上であれば、最悪「ばばぁ」と馬鹿にされ相手にもされないわけだ。

そもそも、少子化対策を考えるのであれば、厳しいことを言うとやはり若い女性の方が有利なのは仕方ないこと。

さらに、仮に出産適齢期かつ高収入の女性がいたとして、ここも男性と大幅に違うのは、どう転んでも「子供を産むのは女性」ということだ。
その時、今まで高収入だったとしても、それがゼロになるか大幅減になる可能性は否めない。なぜなら子供は産んで終わりではないから。
収入の減るリスクが少ない男性と減るリスクのある女性では全く比較にならない。

逆に男性に聞きたい。結婚したら自分の収入がゼロになるか大幅減になると分かっている場合、無職の女性を選びますか??

最近は専業主夫が少しずつ増えているが、やはり女性の社会進出より進まないのはコレだよね。両方働けない=収入ゼロになる可能性は、残念ながら主婦より主夫の方が高くなってしまう。
もう一つ言うと、女性というより男性の方が、この「主夫」を受け入れていない気がする。その理由は以下に書いた。

子供1人養うのにtotal2000万以上かかると言われている。
そう考えると高収入だけではなく実は男性の年齢も大事になるわけだが(子供が大学行きたいときに自身が会社退職していたら、老後貧乏になるから)、どうやらそういったことをしっかり考えている男性は少ないようだ。

結局のところ少子化の原因なんて、結婚しない人が増えたからで、その理由も「子供を持つ以外の幸せがあるから」なんじゃないの?
産みたい人がもっと産める社会になれば少しは解消するかもしれないけど、「結婚する気がない」人を強制するようなことはあってはならない。

では「産みたい人がもっと産める社会にするには」と続けたいけど、今回はこの辺で。

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