属性が変わる今
私の中の一幕が今閉じようとしている。
それは
属性:フーディー
フーディー(食オタ)という属性が終焉を迎えている。
昔から食べることが好きで、それを加速させたのも美食の街メルボルンに居住して大阪では得られなかった世界各国の料理を手軽な値段で味わえたのと、自給自足率が世界2位のオーストラリア、そんな食の可能性のあるメルボルンは私にとって食べる・作る・育てる楽しみを教えてくれたと思っている。
しかしここ数年、とにかく昨今の外食のインフレーション率がアホらしくて、外食の楽しみがほぼなくなった。
雇用の賃金が高いからそれに見合った値段をつけないとビジネス状うまく回らないというのも分かるのだが、そこまでそのお金を出して、食べたい!と思えるものが少なくなってきたのも現状だ。昔ほど食にかけるお金も必要最低限になってきた気がする。
他にも夫婦ふたりで食べるご飯だと色々冒険できていたものの、娘の偏食もあって作る料理も娘が食べられるもの、というのが前提で作るので以前ほど料理も楽しいと思えなくなってきた。
歳をとってきた、というのもあるのかもしれない。
それがベースになって今は自分の体の可動域の方にフォーカスが向いている。そしてそれが新たな属性になろうとしている。
属性:運動・健康
この2つを軸にしてサバイバルな時代を身体資本で生き抜ける強い自分になりたい、と思っている。こうなったのも昨今の義父母の体力の衰え方を見ているからかもしれない。
80代前半になって義父はフレイルになってきて、ちょっとした段差でつまづいてこけたりしてしまうようになって、義母もしゃがんだだけでバランスを崩して転倒、背骨の一つを粉砕骨折してしまったりと、そういうのを見ていると自分もそうなることは避けられないのかもしれないけれど、なるだけそうなってしまう日をできるだけ遅らせ、いつまでもバランスよく自分の足で元気に歩きたい!という思いがとても強くなった今年だった。
義父は元々フットボール(オージールール)をしていて186cmぐらいの身長なのだが、筋力の衰えと体の柔軟性にかけているのでバランスが悪い。しかも巨体なので倒れるとダメージが激しい。
逆に義母は娘と背の高さもさほど変わらない150cmちょっとぐらいの身長で、以前義父が心臓発作で倒れた時は、慢性的な痛みのある背中の悪い義母はなす術がなかった。
身長差もあれば、体重差もあって義父を引き上げる事もできなかったからだ。(近所の人を呼んできて助けてもらったらしい)
その事もあって最近は自宅のプールも夫婦二人では入らない。もしまた心臓発作になったら自分では義父を引き上げられないから。と寂しそうに語っていて、それを聞いた時に私も万が一のためにもし何か合った時に夫や娘を担げるようになりたい!と思ったのだ。
愛する人が万が一そうなった時に自分は彼らを支えられるのか?
今や何があるのかが分からない時代になってきている。ショッピングセンターなどでのテロも世界的に見ても平和だ、と言われるオーストラリアでさえ起こったりしている。
日本だと地震はもちろん、災害時、火事などがあった時などに倒れた人を起こして、引きずってでも安全な場所まで連れていけるのか。そんな疑問が頭をよぎった。
もし旅行中にテロがあった場合、娘と共に走って逃げ切る事ができるのか?
仕事も終わって引退したあと、旅行とかしたいけど、自分の足で昔みたいに歩いてウロウロできる?
そう思ったら、今から身体を鍛えるのが自分の使命のように思えてきて、日々の体力づくりに満身している。
そんなん心配しすぎやろう!!!と突っ込まれるかもしれないが、備えあればうれし。ありとキリギリス。いつか本当になるかもしれないような気はしている。頭脳界隈はAIの到来もあったりして、なんとなく人間本来の身体を動かすこと、というのが大事なような気もしている。
新しい自分の幕開け。って5月にも似たようなことを言ってたので、今年2024年は二回新しい自分の幕開けになっているけれども、そういう事なんだろう。
娘も来年はハイスクール(豪州は中高一貫)だし、夫はまた新たなキャリアを築こうとしている途中なのでまたどこかで属性が変わる事があるのかもしれないけど、万物変わる事が当たり前、変わるのを恐れずそのままの自分の気持ちを受け入れ、前に進んでいこうと思う。
と、食オタ属性終わり、と言いつつ、やっぱり美味しいものには目がないので、美味しいところや物があったら教えて/一緒に行ってください。笑